発達障害だって、頑張るもん!

発達障害だって、頑張るもん!

注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子を持つママ・ココです。子どもを通して学んだ発達障害児への対応、工夫、その他色々な情報をたくさんの人と共有できたらいいな、と思っています。

 

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【はてなブログお題・こぼしたもの】 「寒い」ってつい口からこぼれちゃう。

グレーの背景に手を温める女性

 

今週のお題「こぼしたもの」

 

こんにちは。ココです。

注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ。

 

冷え性で真夏以外は「寒いよね」って言葉がつい口からこぼれてしまう私の、ちょっとした日常のお話。

 

● 別に同意を求めているわけではないけど、クセのように「寒いね」って言葉がこぼれちゃう…。しょんぼりした私に発達障害児息子がふと言った一言に、色々考えさせられました。

 

 

同意を求めているわけでも、どうにか対処してほしいわけでもない

 

私はかなりの冷え性です。高校時代からタオルを膝にのせて、身体の「冷たさ」をカバーしているような子でした。

 

当時はひざ掛けを使っている子なんて皆無で(そもそもひざ掛けは車椅子の人が使うものだという認識しか周りでもなかった時代…)、足が冷えるからタオルをのせてる、なんて聞くと、先生たちでさえ嫌味を言う田舎の学校でした。

 

勉強も運動も体力がないのも寒がりなのも知的に遅れているのも、全ては努力が足りないからだ!という根性論が蔓延している時代でしたね。

 

私の快適温度は27℃からなので、それ以下の気温では足元や耳などが「冷たい」と感じます。だから真夏以外は基本「どこかが寒い」。

 

別に「寒いね」って言葉に同意を求めているわけでも、24℃なのに我慢してストーブをつけて欲しいわけでもないのですが、「寒いね」って言葉がしょっちゅう口からこぼれてしまうのです。

 

雪の中のうさぎ

うさぎちゃん先生を抱っこしながらこたつに入るのが冬のささやかな楽しみ。うさぎちゃん先生もこたつ布団をかぶって気持ちよさそうにしています。

 

返答にしょんぼりするようになってきた

 

そんな私に、結婚当時から夫は「えー、今日23℃もあるんだよ?」とか「もうちょっと運動したら?基礎代謝が落ちてるから寒いんだよ」とか返事をしていました。

いつものことです。

 

しかしここ最近、私は夫の返答にしょんぼりして、その後無言になることが多くなってきました。

 

私は子宮の病気が発覚してから、毎日薬を服薬しています。

薬は人工的に毎月のモノをストップさせるので、更年期障害も始まったのでしょう。

 

更年期障害には様々な症状がありますが、私の場合は冷え症だったのが更に強い冷えを感じるようになり、「気分が落ち込みやすい」という憂うつの症状が現れるようになりました。

 

「今日は寒いよね」とついこぼした言葉に、「薄手のダウン着たらいいじゃん。都心に住むお客さんはいつも室内でダウン着てるよ」と返答されて…私はそのまま黙ってしまいます。

 





だってダウン着て料理したら火、引火しやすいじゃん…。ってか、ダウン着て洗濯物干したり掃除したりって…『巨人の星』の星飛雄馬の養成ギプス…??

 

うさぎのアイコン





星飛雄馬って…。昭和世代発想だねえ、ママ。

 

眼鏡をかけた男の子のアイコン





え?なになに?「欲しい馬の妖精スキップ」??どんなアニメ??

 

dic.pixiv.net

 

こんな風にぐるぐる考えるだけ。

 

僕もそうだよ

 

ある日、同じような会話をした後に夫がお風呂に行ったとき、私はぽつりと言いました。「もう寒いよね、なんて言わないようにしなきゃ…」

 

それを聞いていた息子は「ね、僕の気持ち分かる?」と言うのです。

「僕もね、そんなこというつもりじゃなくてもポロっと言っちゃうこと、よくあるんだよね。別に相手を傷つけようとか攻撃しょうとか思ってるわけじゃないんだけど…」

 

それはまるで両手いっぱいにキャンディーを入れられて、それを持ったまま全速力で走れ!って言われているような状態なんですって。

 

たくさんのキャンディー

 

走っている間、ぽろぽろキャンディーはこぼれ落ちるでしょう?こぼそうと思っているわけじゃないのに、どうしてもぽろぽろ落ちていっちゃう…。僕の発している言葉には、そんな言葉もある。

本当はちゃんと考え抜いた言葉「だけ」を口に出したいんだけど…。何でかな、多動で口の動きが止められないからなのか、考え方の方向が人と違うから選ぶ言葉も違っちゃうのか…。よく分かんないんだけど。

 

相手の表情を見て、「しまった!今のって失言だった?そういうつもりじゃなかったんだけど…」と思ったりして、もうこれからは喋るのやめよう、って思うんだけどね。

喋らないのって、僕には難しいみたいなんだよね…。

 

そう話してくれました。

「だから僕には寒いね、って言っていいからね。僕はパパみたいに気にしない。僕も寒いの、嫌いだし」

 

まとめ

 

発達障害を持つ子供を育児していく過程は、想像を絶する困難があります。息子を見て、「子どもなんて持たなくて良かった」と言った知人もいました。

でも道が険しかったからこそ、息子のこの言葉は私をほんわかした気分にさせたのでした。

 

確かに毎日「寒いよね」って言われるのはうざったるいでしょうから、付箋に小さく「寒いって言わない」という言葉を書いて、自分だけが使うチェストの隅に貼りました。

それと同時に「いいんだよ、僕には寒いって言っても」。そう言った息子の言葉は、心のノートに書きました。今後のココロの寒さ対策です(笑)。

 

今日のお題は「こぼしたもの」。毎日こぼしちゃうけど、こぼさないように努力しています。息子も、私も、一緒に頑張ってますよ(笑)。

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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