こんにちは。ココです。
注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ。
サンタクロース、今年はあなたのお家にやって来る予定ですか?
サンタさんはいるの?
「もう分かっちゃってるから」というご家庭の方は、この記事はすっ飛ばしてもらって。「今年はいい加減どうしようか迷ってる」という方は、ご参考までに。
うちの息子が小学校中学年だった頃のお話です。
小学校のクラスでも全員が「サンタクロースは親なんだよ」という真実を知っているという3年生のとき、息子から聞かれたことがありました。
「ママ、サンタさんって、パパとママなの?」
私自身は、小学校2年生で両親がプレゼントをしていることが分かりました。
用意されていたクリスマスプレゼントを、偶然発見してしまったのです。
学校でも「親なんだよ」と聞いてはいましたが、信じていたい気持ちがまだ残っていたために、結構ショックだったことを今でも覚えています。
夢は醒めるまで見せてあげたい…
かたや習い事が一緒で時々お話するママに、「うちは6年生だけどまだサンタクロースを信じてる」という話も聞いたことがあります。
歳の離れた小さい弟妹を持っているので、両親もあえて「サンタクロースはいない」とは言わないのだそう。「いずれ時期が来れば分かることだから」とおおらかに構えているママさんに、私はとても好感を抱きました。
そろそろサンタクロースがいないという事実を今年は話そうかな…と思っていた時に、その話を聞いた私。
そうだよねえ。いずれ自然と分かるまで、そのままでもいいかもなー。
私もそう考えるようになりました。
発達障害の子達は、何かと叱咤されることが多いです。息子なんて365日、1年中。
先生に、クラスの友達に。口の悪い下級生や偉そうな上級生に。習い事の先生やその仲間に。
近所の人、祖母、親である私たち。そして見ず知らずの通りがかりの人までも。
毎日毎日、怒られない時間なんて寝ている間だけなんじゃないか、とさえ思います。
そんな息子の将来の夢は「宇宙飛行士」だったのに、いつの間にか「普通に働けるひと」になってしまいました。
小学校2年生で「普通に働けるひと」って…。
将来なりたいものって…?怒られてばっかりの僕がなれるものってなに?どうやって夢って持つものなの?だれか教えてよ…。
だからせめてサンタクロースの夢は、見たいだけ見せてあげたい。
だって夢を持つのは、子供たちの「特権」だもの…。
そう思って私は息子の「サンタクロースはパパとママなの?」という質問に答えました。
サンタクロースはね、信じなくなった途端、来なくなるんだよ。
来なくなったらプレゼントが貰えない。それじゃあかわいそうだから、って親が代わりにプレゼントを用意するの。
どっちでもいいんだよ?もうサンタクロースは信じない、って思うなら今年からパパとママがプレゼント用意するから。そう言ってね?
信じるのは、自由なんだから。
まとめ
こうして小学3年生のクリスマスの夜、我が家にサンタクロースはやって来ました。
そして4年生。
今度のクリスマスはどうする?パパとママにするならプレゼント用意しなきゃいけないから早めに言ってよ?と聞くと、少し考えてから「やっぱりサンタにする!いるって信じたいから!」
笑顔で答えていました。
中学生になった今は、分かっているくせに「サンタさんは来るんだよ~。18歳まで来るんだよ~」なんて歌っています(笑)。
誕生日は「自分が希望したもの(予算内で)」がプレゼントされるのに対して、サンタさんからのプレゼントは「当日まで分からない」もの。
指折り数えて当日の朝「待ってました!」と飛び起きる…。そんな「待ち焦がれる時間」が単純にワクワクするのかもしれません。
さあ今年も世界共通、最大にして最高の夢を。
メリークリスマス!
発達障害に悩む、全てのママとパパ。そして子供たちに。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。