こんにちは。ココです。
注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ。
去年お月さまに帰っていったホーランドロップイヤーのうさぎちゃん先生。
この夏、3代目のうさぎちゃん先生がおうちにやってきました!!
癒し効果が絶大だった「うさぎ」
我が家では息子が産まれる前からうさぎが家族として一緒に暮らしていました。
金魚やハムスターしか飼ったことのなかった私は、それ以上に高度な意思の疎通ができる「うさぎ」にあっという間にココロが奪われていきました。(ハムスターでも勿論意思の疎通はできますよ!)
息子も産まれたときから一緒にいる「うさぎ」。2代目うさぎちゃん先生が亡くなって中学生になると、新しい環境でのストレスを受け止めてくれる「小さな存在」がいないことが彼にとって大きな「穴」となってきました。
家族や遠く離れているおばあちゃん。発達障害のある息子にとってそれは心の拠り所ではありますが、「いつでも口を挟まず」(鳴かない動物なので(笑))、「柔らかくてあったかい」「抱っこできる小さな命」は、また違った存在だったようです。
思春期でもあり、様々な「問題」が勃発してくる「中学生時代」。ストレスによるチック症も発症してからなかなか治まりません。
これは親が思っている以上に彼にとって「ストレスが処理できない」状況なんだな…。
そう思った私達夫婦は、また「うさぎを飼う」計画を立て始めました。
うさぎちゃん先生登場!
そうして迎えた「3代目うさぎちゃん先生」。
本当は「ホーランドロップイヤーで、ブロークンオレンジ(白と明るい茶色のぶち模様)」のうさぎを探していたのですが、そのときお店にいた「チェスナット」(栗色)のうさぎをお迎えしました。
うさぎには色んな種類があります。上の左2番目がブロークンオレンジ、右上端っこがチェスナットです。
「買おうと思った時に、その場にいたうさぎさんとご縁がある」と思っているので、今回もそのようにして、その時いたうさぎさんの中から選びました。
そしてホーランドロップイヤーのチェスナットのうさぎさんが、「3代目うさぎちゃん先生」としてお家にやってきてくれました。
僕が3代目うさぎちゃん先生だよ!
怒りを処理する能力が高くなった息子
2代目うさぎちゃん先生までは、扇風機を蹴り飛ばして破壊させたり、自傷、奇声、あらゆる問題行動を彼らのケージの真正面で繰り返していた息子。
2代目うさぎちゃん先生が亡くなったときは
僕が癇癪起こしてストレス与えなかったら、もっと長生きできたかもしれないのに…
そう言って泣いていました。
中学生になって成長したせいもあるのでしょうが、3代目うさぎちゃん先生が来てからは、物をぶん投げたり怒鳴り声をあげたり癇癪起こしたり…という「台風のような」衝撃のある怒りを起こす回数を半分以下に抑えるようになってきました。
リビングが以前より狭くなって、うさぎちゃん先生のケージが常に近くなり、うさぎの姿が視界によく入ってくる影響もあるかと思います。
鉛筆をテーブルに力の限りぶっ刺して穴を開けたり、ワークブックを引き裂いたり、服を歯で引きちぎったりするような物損に変わっていきましたね。
ぐわしゃん!とかいう大きな衝撃音のない物損に変わっていったよ。激しい音や声をちょっと抑えるようになったんだね。癇癪がある程度落ち着くと、うさぎちゃん先生を撫でて「ごめんね。また怒っちゃった。でもうさぎちゃん先生がいるから、次はまた頑張るよ」なんて小声でささやいているよ。
まとめ
私達には些細なことでも、稲妻が走ったような強烈な怒りを頻発させる発達障害児。そんな彼らの怒涛のような毎日に、優しい時間をくれるもの。
息子の場合は、それが本やうさぎちゃん、ママと話す空想物語なようです。
うさぎちゃんはその命と引き換えに、体験から滲み出た本当の「命の尊さ、その儚さ。そして愛するということ」を息子に教えてきました。これまで飼ってきた2羽のうさぎちゃんが教えてくれた優しい時間。
そんな時間を「今度はもっと大切に、愛おしく」。そう心に誓って、3代目のうさぎちゃん先生を迎えた息子。
願わくば。「本当に大切なものは何か」ということがブレない人生を歩んでいって欲しいな。そう思っています。
本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。