こんにちは。ココです。
注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ。
さあ待ちに待った夏休み!今回は発達障害児息子おすすめの長編物語「ノーチラス号の冒険」のご紹介です。
最高傑作「海底2万里」
発達障害児息子の史上最高傑作はあの名作・ジュール・ベルヌの「海底2万里」。1870年に書かれた冒険物語です。
20世紀までは子供向けの低俗な作品と酷評されていましたが、驚くべき科学技術の予測や細部まで正確な科学的描写が、21世紀になって改めて再評価されています。
「海底二万里」は長編作品。長いからって要約して1冊にした、短時間で読める本は絶対おすすめしない!面白さが半分どころかほとんどなくなっちゃうんだ。この本は是非是非要約していない長編モノを読んでほしいな!僕が初めて読んだのは小学校2年生だったけど、2日で読破したほどの魅力ある物語だよ!
ライデン瓶などの静電気を使った電力しかなかった時代に、ヴェルヌは電力で動く潜水艦を物語に登場させます。その電力も、海底で石炭を掘り、ナトリウムを用いて電気をつくる物質を生産する、というような科学的知識がたくさん盛り込まれています。
とても勉強熱心だったそうで、科学の講義にもよく出席していました。物語に出てくる水深や、潜水した時の排水量、速度など、各数値はほぼ間違いない正確さだというのですから驚きですね。
愛読書はこの本、という学者さんも多いです。
「海底2万里」の続編として「神秘の島」という物語も出ていますが。とにかく面白いらしく、この2冊は色々な訳者の本を読んでいる息子です。
訳者が違うと、微妙に物語の細部が違って表現されていて、そこがまた面白いんだ!そんな大好きな本の続編として書かれた「ノーチラス号の冒険」。これも何度も読んでるおススメの本だよ!
ノーチラス号の冒険
日本での出版は2006年とかなり昔の小説なのですが、少年向けでありながら大人もぐいぐい引き込まれる傑作です。謎が謎を呼ぶ冒険物語。全12巻なのですが、あまりの面白さに数日で完読すること請け合いです。
海底遺跡で眠る少女、テレパシーで話すネコ、アトランティスの謎や忍び寄るドイツ海軍…。様々な謎が読む手を止めません。
ヤングアダルト小説になっているので、内容も健全で読ませても安心な物語となっています。
ここが結構大切!意外と「いや、この場面はどうなの??」って描写(残酷過ぎる、性教育として問題がある、偏見が多い、等)がある本も少なくないよ。
図書館で探すときは「ヤングアダルト」という分類なら、そういった問題がない本が多く選ばれて並んでいるから安心だよ!
まとめ
意外に知られていない傑作です。科学好きな子、ミステリー好きな子、テンポよく展開していく謎解きなので集中力の少ない子にもおすすめ。図書館に行ったら是非探してみてくださいね!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。