こんにちは。ココです。
注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ。
今日は苦手なことが多い整理収納のコンサルタント・本多さおりさんの、子育て中のママなら共感するところがいっぱいな本のご紹介です。
変えてみる。やめてみる。取り入れてみる。
筆者はプロの整理収納コンサルタント。お得意の整理収納のヒントから掃除のちょっとしたポイント、苦手な料理について、最近重宝しているアプリ…。様々な暮らしの中の出来事を「やめてみた」り「変えてみた」り「取り入れてみた」りした感想をまとめています。
特に「子育て」に関しては、お子さんが絶賛癇癪期間中!なこともあり、叱ったり怒鳴ったり泣いたりしている日々をありのまま、ライトに書き綴っています。通年癇癪期間である発達障害児を育てている私にとっては、共感しきり。
そして「きちんとしているのが仕事」の整理収納コンサルタントの筆者が「私達と同じように」悩み考えるお話はとっても親近感が沸いてきます。
自分時間を求めすぎない
その中で私が一番共感した一節があります。
子どもが生まれてから、自分だけの時間がこれほどまでになくなってしまうなんてと衝撃でした。何が何でも自分時間を捻出したいと、地底から這い出してくる生物のように、執念で寝かしつけから復活していました。ドラマを見たりスマホをいじったり…。眠い。でもこの時間がなければ、私は精神のバランスを崩すに違いない。昼間頑張った分、私はこの時間を死守するのだ…めちゃくちゃ眠いけど。ほとんど強迫観念です。
引用元:「私をあたらしくする51のこと」 本多さおり・著
私も不妊期間が10年と、夫婦だけの生活が長かったので「自分時間がこれほどまでになくなってしまう」という焦りのような気持ちがすごくよく分かります。
ただ、私の場合は体力がないヒトだったので、子どもと一緒に寝落ちすることが多かったです。昼寝も一緒にしていました。
寝不足は偏頭痛の原因にもなるので、「自分時間よりも体力・気力維持」のため「寝る」一択。迷う余地はなかったのですが…。(そもそも眠気には絶対に勝てない…(泣))
この時期は1日で11時間くらい息子と一緒に寝ていたと思います。その時は「なんて多くの時間を無駄に…」と嘆いていたものでしたが、今思うとそんな時間も愛おしい時間だったんだな、と思いますね。
現実的になってきた「息子とのあと何年」
よだれを垂らしながら寝ている息子のほんわかした匂い。「ママー…」という寝言。時々私の手を握ろうとする柔らかい指。今なら「そんな至福の時間を不満げに思っていたなんて…なんてもったいないことを…」と思います。
これは子供が大きくなり、中学生という思春期を迎えて「ちょっとだけ距離感が出てきてから」感じること。
今もそれほど自分時間はありませんが、早ければ高校を出るまでのあと5年しか一緒にいることができないかも…。そう思い始めたら、それほど自分時間の捻出に躍起になることはなくなりました。
こればかりは実際に子供が大きくならないと実感できないものかもしれません。小学生の時までは、このまま子育てが何十年と果てしなく続いていくものにしか思えませんでしたから。
もちろん発達障害児ですから、一生「子育て」していかなければならないでしょうが、「心の距離感」みたいなものは少しですが彼らにも出てきます。それが「成長」。
今子育てに疲れ果てているママたちに、是非知って欲しい感覚です。
まとめ
写真も多く、とても読みやすかった本「私をあたらしくする51のこと」。一般的な整理収納アドバイザーの方みたいに「きっちり」「しっかり」「手厳しく」という文体が全くなかったのが好印象でした。
料理が苦手だからホームパーティーで美味しいお弁当屋さんのお弁当をそのまま並べたり、冷凍食品に夕飯を思いっきり手助けしてもらったり。そんな話も見ていると肩の力が抜けて、そーだよね、苦手なことってみんなあるよね、ってホッとさせられたり…。
気分がとってもラクになる、「今日の気になる本」です。おすすめですよ。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。