こんにちは。ココです。
注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ。
今日はちょっとした時間に読める、全ページ綺麗な写真が入った「イギリスの飾らないのに豊かな暮らし365日」という本のご紹介です。
伝統的でもあり美しくもある、英国の暮らしをちょっと覗いてみませんか?
全ページ写真入りで読みやすい本
この本は以前ご紹介したフィンランドの本と同じような構成の本。全ページに美しい写真がついて、2分程度で読めるお話がついています。
どのページも英国らしさが溢れる1冊。日常とかけ離れた外国へ脳内トリップすることができて、ストレス解消や気分転換にピッタリな本です。
紅茶は万能薬
その中で特に私が気に入ったページはこの「紅茶は万能薬」というもの。英国人がとても大切にする時間「ティータイム」についての記事です。
この国では「A cup of tea can solve anything(1杯の紅茶に解決できない問題はない)」と言われています。私たちにはお茶を飲む時間=肩の力を抜いてほっとする時間が必要だということです。
親権をめぐり家庭裁判所で10年にわたって争っていたカップルに、ある裁判官が「一緒に紅茶を飲む時間を作りなさい」とアドバイスしたところ、それが功を奏して解決に向かっていったという話もニュースになりました。
落ち込んでいる人に「お茶でもどう?」と差し出すだけで心は和み、ストレスが和らぐことは証明済みなのです。
引用元:「イギリスの飾らないのに豊かな暮らし365日」 江國まゆ・著
とても素敵なお話ですね。争いは争いを生むだけで、何の解決にもなりませんから。座って一緒に温かいお茶を飲む。そんな時間があるだけで、不思議とこころはほぐれていきます。
誰かと飲むお茶は、また違った味がしますね。
子どもも思春期に入り、少し大人の話をできるようなったら、温かいココアやお茶を飲みながら一緒に椅子に座る時間を設けるだけで、「子ども自身」が感情的になっていた気持ちを俯瞰できるようになり、自らの解決策を探せるようになる、という事例は多いです。これは引きこもりや登校拒否の子にも有効な場合が多いですね。
気を付けることは、その時は否定したり声を荒げたりしないこと。
ただゆっくりと静かに流れる時間と、温かいお茶の湯気が揺らいでいくのを一緒に感じるだけで十分な効果があります。
即効性はないかもしれませんが、時々そんな時間を設けているうちに、「何だか最近あの子の空気が柔らかくなったな…」そう感じる親御さんは多いようですよ。
ブルーマンデーと人工の光
もうひとつ、この本で面白いな、と思った記事をご紹介します。
楽しく忙しかったクリスマスも完全に終わり、春まではほど遠く、外はまだ暗く寒い1月第3週の月曜日。この日が「1年で最も憂うつなブルーマンデー」として提案されたのは、15年ほど前のことです。
イギリスの冬は日照時間が短く、ビタミンD不足による季節性のうつ症状を経験する人もいます。そんな落ち込みやイライラを改善するため、気分向上につながる脳内ホルモン、セロトニンを生成する人工の光を浴びる人もいます。
引用元:「イギリスの飾らないのに豊かな暮らし365日」 江國まゆ・著
えー、人工の光を浴びる人がいるんだ!とびっくりしました。…が、気持ちは分かりますね。
私も雪の多い地方に転勤になったときは、太陽が恋しいあまり、大した貯金もないのに格安南国海外旅行を企てては行っていました(笑)。
若いから出来た、深夜発フライト、深夜帰国、その日に出勤…(笑)。いい想い出です。
若い時はお金がなかったけど体力と気力だけはあったから、強行スケジュールでも楽しめたなー。寝台列車で旅行したときもあるよ!
ちなみに海外旅行ができない今は、インテリアは南の島のリゾートホテルを目指して(目指しているだけ、ですが…)いる部屋。本当に太陽が好きな私です(笑)。
まとめ
他にもイギリス人らしい「言い回し」や食卓事情、ハリーポッターやジェームズボンドに関した記事など盛りだくさん。この1冊で英国旅気分が味わえちゃう、素敵な本です。
書店でも人気らしく、よく見える場所に陳列されていることも多い「イギリスの飾らないのに豊かな暮らし365日」。
見かけたら是非手にとってぱらぱらめくってみてね!英国の香りがたっぷりな写真も見ごたえがあるよ!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。