こんにちは。ココです。
注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ。
最大20,000円のポイントがもらえる、マイナポイント。申請は済んでいますか?
まだ赤ちゃんだという子や、離れて暮らしている高齢者家族の分はまだやっていない、という方のお話を結構聞きます。
今日はそんなマイナポイントのお話。
手続きスポットを活用しよう
マイナポイントの申請が5月末まで延びて、さらに今度は9月末まで延長されたそうですね。
このマイナポイントの申請はスマホやパソコンからでもできるのですが、結構面倒…。ゆっくりと手続きに時間がとれる方は大丈夫だと思うのですが、私のように小刻みになにかとバタバタしてしまう方は、市・区役所や公共施設・大手ショッピングモールなどに出張サービスされている「マイナポイント手続きスポット」で手続きされると、負担も少なく早いです。
小さい子がいたり、息子くんのようにいつ起こるかわからない癇癪を抱えている発達障害児を持っていたりすれば、一定時間でやらなければならない手続きってなかなか無理…。マイナンバーカードを読み取る作業で何度もエラーを起こして結局自分でやるのは諦めた…って人も結構いるよ。
手続きスポットは、カード読み取りも一発でいけるし、ひとつひとつの作業を指示してくれる人もついてくれるから簡単。息子くんちは家族で休日に市役所に行って、一気に全員分申請してきたよ!
離れて暮らしている母の申請
私のように、高齢の父母と離れて暮らしている方もいるでしょう。私の母もそうですが、高齢者は基本的にこのような手続きが難しい、と考えている場合が多いです。
デジタル機器は若い世代が使いやすい配置や配色をされているので、高齢者にとっては色が氾濫しすぎて返って見にくいようです。視覚が過敏なことの多い発達障害児にとっては短時間で頭が疲れてしまうことも…。(でも刺激が強いためにやめられず、楽しいけど疲れすぎてかんしゃくを起こしてしまう…。という負のループに…。)
若い年代の人と一緒に暮らしていたり、近くに娘さんなどが住んでいたりする方は大丈夫だと思いますが、遠くに子ども達が暮らしている高齢者の方、一人暮らしの方などはデジタルデバイト(情報による格差)に陥りやすい。
せっかくマイナンバーカードを苦労して申請したのだから、マイナポイントは是非ともゲットして欲しいですよね。
それでもやはり、高齢の母ひとりで「何だかよく分からない用語」を理解したり手続きを済ませるのは無理があるかな…。
そう思って私は母に「長期休暇に帰省したときにやってあげるから待ってて」と電話していました。
申請に必要なものだけ用意してあげる
そして帰省した際に、私は母に「マイナポイント申請」に必要なものを用意して、透明ジッパー袋にまとめました。本人のマイナンバーカードとその暗証番号、健康保険証、決済サービスのIDやセキュリティコード、ですね。
母の決済サービスは、彼女のスマホに私がpaypayを事前に入れておいたので、スマホを一緒に持って行くように指示しました。
もし時間が取れる方は一緒に付き添ってあげてもいいですよね。
実家は田舎で、母は車も手放しました。そのため日常行く場所にイオンやセブン系列のお店はありません。
政府は電子マネーを浸透させるためにマイナポイントを始めたのでしょうが、田舎でも街なかに住んでいない限り、より手続きが簡単なイオンカードやナナコカードは使えない所が多いんですよね…。
せっかくポイントをもらっても使う場所がないのは困るので、母のスマホにpaypayを入れた私ですが、このpaypayを入れる作業も結構煩雑なので、高齢者の方は大変かな…と思います。(そしてその後paypayでの支払いに慣れるのも大変そうでした…)
おばあちゃんちの近くにあるのはコンビニくらい。だからコンビニで使えるようにpaypayを入れたんだけど、イオンカードやナナコカードの方が作るのは簡単だし、手続きスポットで簡単に読み取ってくれるから、こっちの方が使い道あるならおすすめかな?
ちなみにこれから電子マネーやマイナンバーカード等の知識が必要になってくる発達障害児息子にもこの手続きのお手伝いをさせて、様々な「書類申請」という作業が大人になったら必要な事、電子マネーを使うにあたって気を付けなければならないこと(使い過ぎが分かりにくい、不用意にスマホやカードの入ったものを友達に貸すと使い込みされる危険がある等)などを教えました。
息子にとっては、そんな社会の仕組みの一端を教えるいい機会になったかもしれません。
まとめ
実家のある田舎では、まだマイナポイントを申請しそこねている方が多くいます。母はそんな方たちとお話するたびに申請方法を教えているそうです。
それでもpaypayはやっぱり面倒だから、車のある人はドラッグストアとかイオンとかの電子マネーに落ち着いているみたいだよ。近くに誰かおすすめしてくれる人がいると、「そう?じゃあやってみようかな?」って思うみたい。
浸透させるにはデジタルで周知も必要だけど、やっぱり「人とのつながり」から広がっていくのが一番効果があるんじゃないかな、って思ったよ。
情報を自分から取りにいける気力も判断力も衰えてくる高齢者の方には、だんだん難しい世の中になってきました。これは高齢者だけではなく、判断する力の弱い知的・発達障害の方たちも同じでしょう。
いずれこのような「詐欺に引っかからない」「正確な情報を取捨選択させる」お手伝いをする職業も必要になってくるのではないでしょうか。
弱者にみんなが手を差し伸べられる、そんな温かい世界に少しずつでも変化していって欲しいと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。