こんにちは。ココです。
注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子との毎日から得た小さなヒントをお伝えしている当ブログへお越し頂き、ありがとうございます。
今回は、幼稚園・小学校低学年の他、特別支援を必要とする子達の英語学習には特におすすめの「ジョリーフォニックス」、その詳しい学習内容をご紹介したいと思います。
じっくりと子どもと向き合う時間を要するけれども
ジョリーフォニックスは、親子(または教師と子ども)が最後まで丁寧に指導することが第一条件となります。ワークを一人でやらせたり、英語の音源を聞き取らせるだけ、という「子ども任せ」な学習はさせません。
「手取り足取り一緒に」「丁寧に1文字ずつ」指導していきます。
そのため、塾にぶちこんでどうにか苦手な教科を克服させよう、ドリルやワークを一人で解かせて「子ども自身で自主的に」学習させたい、という方には不向きです。
親は時間を多くとられます。きちんとジョリーフォニックスのやり方で学習させようと思ったら、1文字に45分はかかるでしょう。
それでも、その手間をかけるだけの効果があります。特に我が家のような集中力が続かない発達障害の子どもには最適。是非ともおすすめする優秀な教材です。
それでは早速ジョリーフォニックスの学習の流れをご紹介しましょう。
音の復習
初回は必要ありませんが、2回目からは本に付随しているフラッシュカードを使って、前回覚えた音と文字を復習します。
我が家の息子はフラッシュカードが嫌いだったので、復習は冊子に付いている絵本のアルファベットを見ながらやりました。
おはなしとアクション
絵本(イラストと1文字のアルファベットが書いてあるのみです)を見せながら、ティーチャーズブックに書かれている「おはなし」を読んできかせます。
その後、今回学習するターゲットとなるアルファベット1文字を発音しながら、子どもと一緒にアクション(動作)をしてみます。
例えば「S」。まずはティーチャーズブックにある「発音の注意点」を見ながら、簡単に口のかたちを教えて発音してみるよ。
『「S」は口を軽く開いて舌の先を前歯の歯茎に当たるようにして、舌と前歯の間から強く空気を出すように』発音するんだよ、と教えながら親子で発音してみる。何となくでも十分!
「S」では絵本で蛇が出てくるんだけど、その蛇のカタチ(S字)を手で空中に描きながら「s~~~」と親子で発音してみてね!
僕は小学校にあがるちょっと前から小学校1年生5月まで、このジョリーフォニックスをやったんだけど、1日1文字だけだから、結構続けることができたよ!
文字指導
スチューデントブックを使って今日のアルファベット1文字を練習します。
ワークブックになっていて、1文字20回程度書けるようになっていますが、書字困難な息子は半分程度しか書きませんでした。が、結構それでも定着率はありましたね。
やはり最初にアクション(動作)が入ってからの文字練習なので、記憶に残りやすいようです。
音の聞き取り
スチューデントブックに4つのイラストが載っています。付属のCDを聞きながら、読まれた単語に「S」が入っているかどうかを聞き分けて、「S」の入っているイラストに丸をつけてもらいます。
始めは簡単に聞き取れるようですが、だんだんと聞き取ることが難しくなってくる「u
e」「er」あたりでは、息子は癇癪を起こしてやりませんでした…。
でもまあ、この本の3分の2程度はやることができたので良しとしとこうかな、と自分に言い聞かせた私です(笑)。
最後まで学習できたら、もっともっと英語慣れしていたかもしれませんね(笑)。
ブレンディング・ディクテーション・歌
その後はブレンディングという、CDを聞いていて習った文字が出てきたら「ワークに書かれている文字を指で押しながら発音する」という動作をします。
例えば「D」を習ったら「red」と発音された時に「d」の箇所をレッ「ド」と押すんだって。このブレンディングは息子くんには煩わしい動作だったみたいで、結局やらなかったけどね。
その子の様子を見ながら、できるところだけでもやるといいかな、と思うよ。
息子くんの場合はこの「ブレンディング・ディクテーション・歌」がよく分かんないし面倒臭いと思ったらしくて、結局やらなかったよ。
ディクテーションはCDが読み上げた単語を聞き取って、ワークブックに書き取りします。歌は、アクションをしながらCDの歌を聞きます。
息子はディクテーションはやったりやらなかったりでしたが、ブレンディングと歌はまるっきり無視!でした(笑)。
まとめ
以上がジョリーフォニックスの学習の流れです。
息子のように癇癪持ちの障害児は好き嫌いがあって、やれる学習とやらない学習があるかと思いますが、この学習の流れの半分でもできれば、随分とその後の英語学習がラクになると思います。
僕は「おはなし」と「アクション」「文字指導」「音の聞き取り」くらいしか毎回やらなかったけど、それでも小学校の6年間は英語が「得意教科」になっていたよ!
中学になって「文法」が入ってきたら、苦戦するようになったけどね…。でもヒアリングは毎回自信満々。英語慣れはしたようですよ。
ジョリーフォニックスの学習は、親の時間が取られます。
しかし「時間が子供にとられる」と考えずに、「この時間は学習しながら子供としっかり向き合える貴重な時間」と捉えると、その「時間」は搾取されるものではなく、与えられるものに変化します。
私は「一緒に外国のリゾートに旅行すること」を叶えてくれる夢のステップと捉えて癇癪と共に学習してきました(笑)。
きっちりしっかり!やったわけではないので、肝心の発音は未だに曖昧ですが(笑)、英語学習の土台はこれで培えたかな、と思っています。
ジョリーフォニックスは特に「発音」学習には秀逸な教材です。
きっちりしっかり!学習される方には最強な「発音学習」教材に。特別支援の子には「英語学習の土台作り」に。
気になったら是非、トライしてみてくださいね!2冊で4500円。塾よりオンライン英会話より、遥かにお安く効果絶大!ですよ。
ティーチャーズブックには絵本とCDが付いています。
スチューデントブックは子どもが使用するワークブックです。購入する場合は2冊一緒にご購入してくださいね!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。