こんにちは。ココです。
注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子との毎日から得た小さなヒントをお伝えしている当ブログへお越し頂き、ありがとうございます。
数回に渡ってお伝えしている、発達障害児・息子目線でのタブレット教材「スマイルゼミ」のメリット・デメリット。
今回は「英語」についてお話します。
親にとってはハードルが高い教科「英語」
私たち親世代の時とはずいぶん変わったなー、と思う教科のひとつである「英語」。
身近に英語を話す友達がいる、職場で英語に触れる機会がある、なんて人以外は結構ハードルの高い教科ですよね。
そもそも英語と日本語は、文法の構成が違いすぎます。
発音も母音が少ない日本語を話す私達のカタコト英語は、何度か「??」って言われたりします…。
若い親世代はだいぶ英語に力を入れた教育をされているので問題ないかもしれませんが…。
ママは高齢出産だったしねー
ははは…。
で、息子がやっている「スマイルゼミ」の英語教材。これがかなり使える!という口コミをよく見ます。子供が好きな英語教材で最優秀賞を受賞したこともありますね。
私も息子がやっているのを見ていて、本当によく考えられた教育構成だなー、と感心しています。
それではタブレット教材「スマイルゼミ」の英語編、息子的メリット・デメリットをご紹介していきますね。
発音
これこれ!これが特に「素晴らしい!」と個人的に称賛している分野です。
英語の苦手意識が非常に強い私は(笑)、英語だけはオプションで「英語プレミアム」を初めからつけて受講させています。
ママの夢は「親子で南の島へ海外旅行!」だったから、そんなワクワク感も持って追加受講を決めたみたいだよ!
一括払いで月額680円(2021年9月現在)なので、負担も少ないですね。更に学びたい子には「英検コース」もあって、こちらは一括払いで月額2980円(2021年9月現在)になっています。
でもお・値段以上!ですよ。
何より私が「これが欲しかったのよ~!」と思ったのは「フォニックス」と言われる指導法。
フォニックスでは、口の開きや舌の動きなどを映像で確認しながら、丁寧に発音の練習をします。
これが秀逸。初めは上手く発音できなくても、何度か練習することで「なんとなーく英語っぽい」発音に近づいていきます。
動画と文章での詳しい説明。これは非常におススメ!大人の私も一緒に練習しています(笑)。
実は息子、スマイルゼミを始める前は書店で買い求めたCD付きのフォニックス教本をちょっとやっていました。
いつか親子3人で海外の海で熱帯魚と共にシュノーケルをしたい!という夢がずうっとあった私は、ちょっとずつでも英語に慣れてもらって「英語拒否反応」がないまま育ってほしいな…と思っていたんですね。
私の個人的な夢だったので、力を入れて学習するというよりも、CD付きの絵本をちょっと聞いてみる、という感じで流していましたが。
そんなわけでフォニックスをちょっと体験していた息子ですが、実は学習効果が高く評価されている指導法で、英語圏の国でも多く導入されています。
そして何と、フォニックスは発達障害児にとても有効だとされているんですね。
いつかこの辺についても詳しく記事を書いていきたいなー、と思っていますが。
スマイルゼミでの「発音」教育は、タブレットが発音した後に続いて同じように発音した肉声を診断してくれる、というもの。
上手く発音できないと「もう一度」を何度も繰り返させられます。
これが発音チェック画面。結構シビアな採点…。
最初のうちは私もタブレットの言う通り合格するまで何度も繰り返させていましたが、癇癪を起こす幅が狭くなってきたころから1、2回言えたらいいよ、ということにして次に進めさせています。
調べてみたら、単に発音の強弱で機械が判断しているから、そこまで頑張らなくてもいい、と英語指導されている方の話をいくつも見ました。ここがデメリットと言えばデメリットでしょうか。
ま、息子のように1回発音して終わり!というなんちゃって発音でも、毎日なにかしら発音しているだけでも違うと思いますよ。
実際、息子の発音は海外でもある程度通用していましたから(笑)。
CDで勉強するよりもタブレットは遥かに操作がラクで、一時停止も1秒前再生も思いのまま。
使いこなす子にとっては、強力なサポート教材になると思います。
リスニング
毎日5分スマイルゼミの英語をやっているだけでも、小学生にとっては十分なリスニングになると思います。
発達障害児は普段と変わったことを好まない子も多いため「日本語」でない、というだけで拒絶反応してしまいがちな「英語」。
しかし小学生の英語教育は2020年からの教育改革により、格段に増えます。
1、2年生の時はそれほどできるわけでもなかった「英語」も、タブレットを始めて毎日5分程度英語に触れるようになった息子は、外国人の先生の話す英語を「完璧ではないが」「なんとなくこーかなー??」的に解釈できるようになったようです。
さて、スマイルゼミ4年生時点のリスニングは、地図のイラストが表示され、
1.「map」(地図)
2.「eraser」(消しゴム)
3.「ruler」(定規)
とそれぞれ発音された英語を聞き取り、正しい番号を選んでいく、という問題が主流になります。
こんな感じの出題。
英語は「耳慣れが大事」と言われますが、毎日5分でも聞くことで全然違うんだろうな、と思います。
「map」と「mop」を今ではちゃんと聞き分けられるようになりましたよ。
私の中学1年の頃より凄いかも…!
ママ、それ笑えないでしょ?
ライティング
これはそれほど単元として多くは出ません。
「英語」では「easy」と上に表示された単語を真似して下に書く、というライティングですが、「英語プレミアム」になると、たまに下記のようなイラストで「e**y」となっていて、「*」の部分のアルファベットを書こう、という問題もあります。
上部に答えが書いてあります。同じアルファベットを書くだけなので簡単ですね。
この場合は私が教えますね。「**だよ」と教えると息子はイラつく様子もなく指示に従って書きます。
発音やリスニングでちょっと教えてあげようとすると癇癪を起こしますが、ライティングは教えられても気にならないようです。
癇癪ツボが違う、ということなのでしょうが、違いがよく分かりません…
でもまあ教えられて書いていても、同じ単語が繰り返し出てくるので、半分くらいの単語は「なんとなく」覚えるようです。
とにかく発達障害児は「自己肯定感を育む」ことが一番大事。なので小学生のうちはこんなもんでいいかなー、と私は思っています。
英語教育改革によって、そうは言ってられなくなる日がいずれ来るのかもしれませんが。
英語は「慣れ」から。英検だ!TOEICだ!と鼻息荒く取り組ませるよりは、遠回りなようだけど「嫌いにならない」程度の学習がこの子たちには向いてるような気がします。
まとめ
以上が4年生までのタブレット英語・息子的な見解です。
リーディングに関しては、今のところ参考程度にしか出てこないので省きました。
スマイルゼミの「英語」のデメリットはほぼないですね。本当に英語に関しては秀逸な教材だと思います。
残念ながら「英語」や「英語プレミアム」のみ、という単体教科の申し込みは出来ないのがスマイルゼミですが、息子の場合はこの「英語」「英語プレミアム」のためにスマイルゼミに入会していると言っても過言ではありません。
動画やゲーム形式で楽しめる学習単元の多さ、発音やリスニングを上手く組み合わせた問題。通常の教材でなかなか学習意欲がわかない発達障害児には、(英語に関しては)本当におすすめの教材だと思います。
次回は「社会」「理科」についてお話したいと思います。
本日も最後までお読みいただいてありがとうございました。