こんにちは。ココです。
注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ。
夏なので(?)、不思議経験の多い母の、ちょっと不思議なお話を。
ある日の夢
私の母は、子どもの頃から不思議体験の多いヒトです。恐怖体験はないそうですが「不思議体験」が多い。
私自身はそういった体験がないのですが、周りにそんな「見えない時空」と触れることのある人が多いので、その手の話は否定的ではない方です。
さて、そんな母の不思議なお話は「夢の家」。
母の夫の父(私にとってはおじいちゃんですね)が亡くなって1ヶ月ほどしたある日。母は夢の中で、そのおじいちゃんが一生懸命何かを探している夢を見たのだそうです。
何を探しているのか、と聞くと、おじいちゃんは「ゲートルを探しているんだ」といって、下駄箱を一生懸命覗いていたそうです。
「あの世の道は岩場が多くて歩きづらくてなあ。戦争の時に持っていった、あのゲートルがあれば歩きやすくなるだろうと思って探しているんだが、ないなあ…」
そう言っていたのだそう。
それは実在する家だった
それから間もなくして、遠く離れた父の家へお墓参りに行ったとき。母は、1人残ったおばあちゃんにその夢の話をしました。
おじいちゃんがゲートルを探していたこと。夢の家は見たこともない家だったこと。
「奥に広間のような8畳の部屋があってね、掛け軸が梅の木と鳥の絵で。左手には廊下が続いていて、玄関の戸は上が綺麗な緑色のガラスがはめ込んであって…」
その話を隣で聞いていた父は、何故か驚いた顔で母に言いました。
「お母さん、その家の間取りを書いてみて?」
簡単な間取りを書きながら、細かな家の描写を話す母。おばあちゃんと父は「あ!」と顔を見合わせました。
「何か知っている家と思ったら…。これはA 市の家じゃないか…?」
A市の家とは、父が子どもの頃に住んでいた家だそうで、今はもうない家。そのため母は見たことも行ったこともありませんでした。
しかし母の語る間取り、掛け軸の絵柄、玄関の緑色のガラス、長い廊下…。それはA市の家、そのものでした。
夢に見た家は、過去に実在していたのです。
同じ場所に何故かあったゲートル
おばあちゃんと父は、その後母が「夢では玄関入って、右にあったこの辺りの下駄箱の中を探していた」という場所とだいたい同じ場所にあった棚を、半信半疑で開けてみました。
そこで二人は見つけたのです。布に綺麗に包まれていたおじいちゃんのゲートルを…。
この家は父が小学生の頃に建てた家。その頃からほぼ毎日使っていた棚だったのに、誰もこのゲートルが包まれていた布を見たことはなかったそうです。
あまりに不思議な話に、おばあちゃんは離れて暮らしている長男(父の兄です)に報告。伯父はそういった話は基本信じない人なのですが。
「まあ、C子ちゃん(私の母のこと)が言うなら、オヤジが本当に欲しがっていて教えたのかもしれないな…」
と言って、次の機会にお墓を開けて、見つけたゲートルを入れてあげたそうです。
母はおじいちゃんが亡くなった日、「玄関にお客さんが来たよ」と言って玄関先に出た人。
その時間はおじいちゃんが息を引き取った時間と数秒の狂いもありませんでした。
伯父はその話を聞いていたので、おじいちゃんがお墓に入れて欲しくて夢に出てきたのかもしれない、と言っていました。
眠っている間に、蓄積された記憶を脳が高速で整理している断片で夢は構成されると言われています。記憶をきちんと整理するためにも、眠りは必要なのですね。
まとめ
夏の日の不思議なお話、お楽しみいただけたでしょうか?
身内の話なので私たちは怖くも何ともなく、ただただ驚くばかりでしたが。本当に不思議なことってあるんですよね。
最新の量子力学の世界では、そういった「曖昧だ」と言われている世界もその他の世界も実在しなければ成り立たない、という理論を唱え始めています。
もしかしたら、母はそんな曖昧な世界とのコンタクトが繋がりやすい人種(?)なのかもしれませんね(笑)。
確かにおばあちゃんは、リンネルさんで天然なヒトだからねえ…。ある意味感覚が研ぎ澄まされているのかもしれないね!(別な意味で…。笑)
本日も最後までお読み頂き、ありがとうございました。