こんにちは。ココです。
注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ。
今日は息子が何度も読み返しては大爆笑!な本「ろくでもない英語の言い訳300」という本のご紹介です。
とにかく笑える英語
この本は、X(旧ツイッター)で「出ない順 試験に出ない英単語」を運営なさっている中山さんが著者となっています。
開発遅延の言い訳
「パクリなんてとんでもない。顕微鏡で見ればわかる通り分子レベルでは全く別の企画書です」
”It's absolutely not a rip-off. As you can see under a micriscope, it's a completely different proposal at the molecular level."
すべての生物は、体内にそれぞれを形づくる「設計図」のようなものを持っています。それが遺伝子です。人間と鳥では設計図が異なるように、どんなに似ていても、おすぎとピーコは別人であり、カカオトークとLINE、ニコニコ動画とビリビリ動画は別サービスです。安易にパクリと言わず、ラーメン二郎に倣って、インスパイア系なんてよぶのはいかがでしょう。
引用元:「ろくでもない英語の言い訳」 中山・著
英文も面白いですが、そのあとについた説明文も、これまた笑えます。本気で使ってみたい言い訳ですね!
遅刻の言い訳
「身代金を受け渡してから出社します」
”I will go to deliver the rensom before going to work."
キングオブやむにやまれぬ事情、「身代金の受け渡し」。近親者の誘拐や監禁など、犯罪行為に巻き込まれた可能性を示唆し、その緊急性たるや病院立ち寄りの比ではありません。遅刻歴10年以上の、言い訳が完全に枯渇した方向けの上級レベルとなります。なお、多くの場合「今日はそのまま休んでよい」と言われますので、突発休を希望される方におすすめです(冗談ですよ、念のため)。
引用元:「ろくでもない英語の言い訳」 中山・著
これは確かにすごい言い訳!これを使う勇気と、迫真の演技力も必要だね!上級者向けが頷けるなあ~。
会議の言い訳
「論議が白熱してきましたので、最後は穏便に暴力で決めましょう」
”As the debate has started to get intense, let's finally settle the issue peacefully with violence."
先日、国会の審議である議員が実力行使におよぶ事件が発生しました。武力による解決は漫画やアニメや本書の中だけにしてほしいものですが、我が国の憲政史上でもこのような出来事な定期的に発生しています。論議が紛糾すると感情のコントロールが利かなくなり、最終的には髪が金髪になって逆立ち、金色のオーラが全身を覆い、謎のエネルギー弾を放出しないとも限りません。あと数回変身を残している議員はご注意ください。
引用元:「ろくでもない英語の言い訳」 中山・著
なるほど、それは注意しないとゲームオーバーだね。定期的に発生するなんてまるで台風だ。被害は自腹でなんとかしてほしいね、政治家さん!
サボりの言い訳
「恐れ入りますが、弊社に佐藤は17人おりまして。はい、はい、すみません、物理攻撃が効かない佐藤も5人いるのですが」
"I'm afraid there are seventeen Satos here. Yes, yes, I'm sorry, but there are also five Satos who can cancel physical attacks."
物理攻撃とは、読んで字の如く物理的な攻撃ですが、頭上からタライを落としたり、矢を吹き放ったりと、現実世界では重力や空気を利用した攻撃以外ありえません。こんな言葉が生まれたのは、魔法や超能力といった自然科学を無視した攻撃が制作されたからでしょう。幽霊や精神体、魂系のモンスターには物理攻撃が効かないことが多いようですが、この佐藤さんたちは何者なのでしょうか。
引用元:「ろくでもない英語の言い訳」 中山・著
「すみません、よんでいないのに必ず飲み会に来る佐藤は5人いるのですが」
"I'm sorry, there are five Satos who always come out to drink even though we didn't invite them."
開催情報の入手スキル、スケジュールの調整能力、頑丈な肝臓など、会社員にとって重要な能力を備えていますが、「空気が読めない」という1点ですべてが水の泡に。
引用元:「ろくでもない英語の言い訳」 中山・著
という佐藤さんがいるそうです。この会社は一族で構成されているのでしょうか。佐藤さんにはナンバリングが必要かと。
まとめ
というわけで、単純に笑える本ですが、図書館で探すときは大抵「語学」の分野に陳列されています。一応、「語学習得」という「お勉強の分野」に分類されるんですね。
筆者曰く「特にビジネス英語においては、海外MBAを取得するようなソフィスティケートされたインタラクティブでイニシアチブが炸裂し、リーダーシップに狂った、結果にコミットするだけの「できる社員」たちによるエリートっぽい表現ばかりがトゥギャザーされています。『今年はいっちょ英語の勉強でもしようかな』なんて軽い気持ちで考えたごく普通の会社員の笑顔を奪う例文であふれているのです」。
そんな格差英語に息抜きと笑いを!
私も息子にはTOEICで高得点を取ることは全く期待しておりませんが(もちろんそんなスキルもありませんが)、外国語を通じて色々な人たちに触れ、日本だけではなく、世界にだって君の生きる場所はあるんだよ、ということを知っていて欲しいな、と思っています。
生きる場所、話す言葉、関わりあう人が少し増えたら、少し視界が広がります。
皆様も結果にコミットするだけではなく、笑いのある人生を歩んでいくことができますように!
気になったら是非!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。