こんにちは。ココです。
注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ。
今回は多くの中高生がつまずきやすい「古文」の克服方法!楽しいイラスト満載の本で古文アレルギーをやっつけよう!
「キャラ図鑑」系で一番のおすすめ!
元素記号、太陽系、歴史上の人物、栄養素、英単語、数学の公式…。昨今は様々な分野のキャラ図鑑を目にするようになりました。
私の子どもの頃には年号の語呂合わせくらいしかなかったので、色んな方向から勉強できる時代に生まれた息子たちは羨ましいなあ、なんて思います(笑)。
キャラ図鑑はイラストや漫画が多く、単純に面白いので、あれやこれやのジャンルをそれこそ「漫画を読むように」読んでいる息子ですが、特にそんなキャラ図鑑で「勉強に役立つものを覚えた」ことはあまりないそうです…。
人によると思うけど、僕はキャラやマンガで覚えるよりも、説明文がちゃんとしたものの方が確実に頭に入るタイプみたい。
どういった経緯で発見されたか、どんな歴史があったのか、現在はどんな風に使われているのか…。そういった様々な情報がたくさんあった方が、記憶の定着率が高い気がするよ。
もちろん、キャラ図鑑で覚えれるなら楽しくていいよね!
そんな息子が唯一「キャラ図鑑」で「これはおススメ!」という本が今日ご紹介する「古文単語キャラ図鑑」!
これは本当におススメ!現代語と微妙に意味が違ったりする言葉などは、特に分かりやすく面白いマンガで説明してくれるよ!
僕はこれで結構古文単語の「何かとっつきにくい」感が払拭されたよ!
「にほふ」とは??
では早速、一部の引用を見てみましょう。
「にほふ」
現代語の「におう」は、いいにおいと不快なにおいの意味がありますが、古語の場合、「美しく染まる・照り映える・香る」の意味です。
古語の「にほふ」は「嗅覚」より「視覚」の意味のほうが大事です。現代語と同じ「香る」という「嗅覚」の意味もありますが、まずは「視覚」から考えるのがポイント。
「にほふ」を使ってみよう
「受付の人が、とてもにほふ女性だった」⇒「受付の人が、とても美しい女性だった」
現代の意味でとらえると、香水をつけすぎた女性を想像してしまいますが、「視覚」なので「(容姿が)美しい」の意味に。
「美容院に行って、白髪がにほひ、満足した」⇒「美容院に行って、白髪が美しく染まり、満足した」
古語だと、やはり「よい香りのシャンプー」などではなく、髪が「美しく照り映える」=「美しくつやつやになる」、もしくは「染まる」です。ここでは「白髪」なので「美しく染まり」ですね。
引用元:「古文単語キャラ図鑑」 岡本梨奈・著
ね?説明もドンズバで分かりやすい!1ページのストーリー漫画もあるんだけど、これがまたくすっと笑えて面白いよ!
中学で古文を習い始めた子に特におすすめ!古文アレルギーが緩和されること間違いなし!
私も読んでみて、「ああそーか。何となくで読んでいたけど、本当はこんな意味が含まれていたのね!」とちょっと感動でした(笑)。大人にもおすすめですよ。キャラ図鑑によくありがちな「子どもっぽさ」のないところも好ポイント!
まとめ
著者の岡本梨奈さんは、オンライン授業でお馴染みの「スタディサプリ」の古文・漢文の講師。普段受験生に教えているだけあって、ポイントを掴んだ、分かりやすい説明文です。
古文を習い始めた中学生、古文アレルギーがなかなか抜けない高校生、学生時代は苦手だったけど改めて枕草子や源氏物語なんて読んでみたいなあ…と思っている大人の方にも。
楽しく笑いに溢れた「古文の扉」を開いてくれる「古文単語キャラ図鑑」。是非読んでみて下さいね!
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。