こんにちは。ココです。
注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ。
さて、遅ればせながら中学生になって、自分の体型を少し気にするようになってきた息子。でも学校生活をへとへとになりながら「頑張っている」息子は「ごはんが楽しみ」です。
さあ、どんな風にダイエットをしようかな??
食事制限は難しい
ダイエットをしよう!と決めた当初は、お約束通りの「食事制限」から始めた息子。
しかし2日で挫折…。
運動部でもなく、体育も支援クラスメニューを選択している息子は、一般的な中学生と比べて1日の運動量が少な目です。
僕の入っている支援クラスでは、全教科「支援クラスメニュー」と「通常学級での授業」、どちらかを選択できるシステムが採用されているよ。僕は運動が苦手なので、体育だけは「支援クラスメニュー」を受けていて、後は通常学級で授業を受けるスタイルなんだ。
発達障害児には運動が苦手な子が多いからね。「思うように身体を動かすのが難しい」ことに起因しているんだよね。
「発達性協調運動障害(DCD)」を持っている子もいるんだよ。
症状が顕著な子には、右足と左足を交互にあげることに混乱して「手すりがないと階段が上れない」子もいます。私たちには「考えずにできること」も、発達障害児にはとても難しい「身体の動かし方」があるんです。
発達性協調運動障害でなくとも、多くの発達障害児は「学校の運動」が苦痛な場合があります。
分かる!縄跳びとか跳び箱とか、短距離走の「スタートダッシュ」とかね。ある程度は出来るようになったけど、今でもこんがらかることあるし、大嫌いだよ!
そんな息子の楽しみは「ごはんを食べること」。少な目ごはんにしたり、お肉などのメインを減らしたりしてみましたが、続きませんでした…。
カロリーを考えて食事を作るのも大変なので、学校から帰ったあとの「おやつ」をやめてみることに。
お家についた途端にお腹が空く!
ところが、帰ってくるとお腹が空き過ぎて今度は学校の課題が手につかない!!
どうも息子は学校の給食をあまり食べていないようです。
給食室で手作りだった小学校と違い、中学校は給食センターから運ばれてくる給食です。
本人曰く「あまり美味しくない」こともあるようですが、どうやら学校での集団生活が本人にも気付かない「ストレス」になっていて、「給食時に空腹を感じにくい」ようでした。
発達障害児は基本真面目なので、本人も気付かないうちにストレス過多になっていることが多いんだよ。
最近は発達障害児でなくとも、「自分が頑張り過ぎていていてどうにもならなくなっている」ことが自分自身でもよく分からない子が多くなっているよね。
真面目で言われたことをきちんとこなそう、としている子であればあるほどその傾向が強いから、お父さんお母さんは子ども達の様子(食欲が減ってきた、朝起きられなくなってきた、笑顔が減った、ボーっとしていることが多くなった等)をよく観察してあげてね!
その反動で、安全なテリトリーである自宅に帰ってくると急にお腹が空くようです。
そこで、おやつでカロリーもお腹も満タンにならないよう、「息子が帰ってきたらすぐに夕飯が食べられるように」用意するようにしてみました。
早い時はなんと夕方4時半の夕食です。
4時までに夕食全部用意して「食べるだけ」にしておかなければならないから、ママは大変!でも毎日登校して「頑張っている」息子くんと同じように、ママも頑張る!って言ってたよ。
夕食で大満足
学校から帰ってきて、間髪入れずに夕ご飯。しっかり食事をとることで、お腹も気持ちも満たされるようで、おやつは週に一回の、習い事のある日しか食べなくなりました。(武道なので、何か食べて行かないとお腹が空いて稽古ができないし、しっかり食べちゃうと今度はお腹が苦しくて動けないそうです。(笑))
小学校の頃は宿題を終える前に食べてしまうと、満腹で眠くなってしまってはかどらない…という感じでしたが。
中学生になって身体が大きくなってきたせいか、「やらなきゃ高校受験ヤバい!」という意識があるせいか、食後もきちんと勉強していますね。この辺は余計な心配で終わりました。
そうして2ヶ月。1.5キロの減量ができましたよ!成長期で身長も伸びていく時期なため、体重は「どんどん減ってく!」とはいきませんが、見た目がどことなくスッキリしてきました。
薬の副作用で太る人特有のでっぷりしたお腹も少しへこみ、顔の丸みもなくなってきました。
何より、武道や体育で運動する時に感じていた「身体が重くてうまく動けない感」が減ったそうです。
僕は運動苦手だけど、痩せるとちょっとは出来るようになるんだな、ということが分かって嬉しかったよ!夏の初めにやった体育の水泳タイムも、2ヶ月後には4秒も速いタイムを出せたんだ!
まとめ
特別なやり方を駆使したダイエットではありませんでしたが、夕食の時間を早めるだけでこんなに効果が出るなんて、意外でした。
市販のおやつを買うこともなくなったので、家計にも、一緒につい食べてしまう私の健康にも良い結果となりました(笑)。
早い夕飯の支度は大変ですが(早いと2時半から仕込み始めます…)、息子の「楽々ダイエット」と私自身のためにも、結果オーライってところでしょうか。
摂り過ぎるカロリーや糖分はイライラも誘発します。しっかりとした食事をとりながら、「大変じゃない」ダイエット、続けていきたいです(笑)。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。