発達障害だって、頑張るもん!

発達障害だって、頑張るもん!

注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子を持つママ・ココです。子どもを通して学んだ発達障害児への対応、工夫、その他色々な情報をたくさんの人と共有できたらいいな、と思っています。

 

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【発達障害と気付くきっかけ】 スクールカウンセリングを利用して、子どもを第三者の目から見てもらおう。

ベージュの背景にカウンセリングの様子

** 2025年6月更新 **

 

こんにちは。ココです。

注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ

 

小学校へ上がるまでは定型発達診断のまま成長していた我が息子。

今回はそんな息子が「あれ…?これって発達障害かも…??」となっていった最初のきっかけ「学校カウンセリング」のお話をお伝えします。

 

 ● 学校にカウンセラーがいるなら、是非お試しを!子どもを客観的に見ることができるいい機会になります。
 

就学時健診でも問題はなかった

 

無言の「かんしゃく」を起こす「ちょっと育てにくい子」だった我が息子。

 

ウインクして笑う笑顔の女性のアイコン

 

下記記事は息子の幼少時代の様子です。おっとりとした性格なのに「無言のかんしゃく」を起こす、そんな時期のお話。

 

coco-disorder.com

 

しかし、1歳半健診、3歳児健診、幼稚園入園、小学校の就学時健診…。

息子は一度も引っかかることがありませんでした。

「育てにくい子」ではあるものの、いたって「普通」に見えたのです。

 

息子は駅の近くにあった乳幼児の広場によく通っていたのですが、まわりのお友達と比べても、並外れて変わったところはありませんでした。

 

そのため私もなかなか気付きませんでした。一般的な自閉症の症状もあらわれなかったから、ということもありました。

息子の定型発達児との違いは、小学校に入学して数ヵ月でだんだん色濃くなってきたのです。

 

授業中の立ち歩きが目立つように

 

小学校1年生も夏休みを終え、過ごしやすい気候へとさしかかってきた頃。担任の先生からお話がありました。

「ちょっと落ち着きがないようなんです。授業中の立ち歩きも目立ってきました」

 

まあ幼稚園の時も、折り紙を折ったり絵をおとなしく描いている子ではなかったのですが、授業中の立ち歩きとは…。

 

担任の先生の話では、1年生の初めの頃はみんな幼いので、息子でなくともわちゃわちゃと動いたりする子が多いのだそうです。

しかし2学期頃になると、だんだん落ち着いて席に座れるようになってきます。

ところが息子は、相変わらず授業中に立ち歩いている…。

 

そこで担任の先生の勧めもあり、私は学校に週1回来校しているスクールカウンセラーの話を聞いてみることになりました。

 

ハートを持つ手のイメージ

 

カウンセリング初心者におすすめ「スクールカウンセリング」

 

親御さんによっては「スクールカウンセラーに相談を」という話をされると怒り出す方もいらっしゃいます。

私はむしろ、息子の幼稚園時代から幼稚園に月数回来るカウンセラーと雑談を時々していましたね。

 

自治体にもよるのでしょうが、カウンセラーが幼稚園や学校に時々来校するとなると、とても気楽に相談できます。「カウンセリング」への敷居が低くなるんですね。

これはとても良い傾向だな、と思います。

 

「カウンセリングに!」と意を決して病院のカウンセリングルームへ赴くのは、一般的にとても勇気が要りますが、子どもが登校している学校に行くだけ、というのはストレスがだいぶ違いますよね。

 

もし学校や幼稚園にカウンセラーが来ているけどまだ相談したことないの…。と言う方は、是非是非ご活用くださいね。

 

意外なのですが、このスクールカウンセリングを利用している発達障害児のママは少ないようです。

 

落ち込んだ顔の女性のアイコン

みんな一人で葛藤しているのかな…。

 

「なかなか片付けができない」とか「自分で着替えるのにとてつもなく時間がかかる」とか、そんな些細な「育児相談」的なことでも大丈夫!

 

私が息子の幼稚園時代に初めて利用したカウンセリング内容は「おもちゃなどを幼稚園に毎日持っていこうとするので、やめさせたい」という育児相談でしたね。

 

この頃は息子に発達障害があるとは思ってもいなかったので、私は「定型発達児を見る目線で」息子を見ていたため、手持ちの手法が全部不発で「どうしたものかな…」と詰んでいたため、他人目線を入れたくて相談していました。

 

今にして思えば、それが息子の自閉症特有の「こだわり」だったんですね。

その頃はまあ、こんな感じでカウンセリングを利用していました。

 

カウンセリングは「一般的な」観点から子どもを「観察」してもらう機会

 

息子の小学校の場合は、カウンセリングの予約は担任の先生にお願いしていました。

担任の先生はカウンセリングの予約状況を見て、空いている日時を教えてくれて、その時に正式にカウンセリング予約を取るシステムです。

 

学校によって予約の仕方は違うと思いますが、「カウンセリングを受けてみようかな」と思ったら、まずは担任の先生にお話するといいかな、と思います。

 

最近はカウンセリング室直通の電話を備え付けている学校もありますので、カウンセリングを受けることをあまり知られたくない方や、電話で一度お話してみてから…と思う方は、直通電話という方法もいいかもしれません。

 

担任の先生とは何だかソリが合わないからあまり相談したくない…、カウンセラーが話しやすい人か確かめたい。そんな場合は直通電話を利用してみましょう。

 

スマホを持つ女性

電話なら空いた時間にかけることができますね。深刻な問題ではなくとも、学校生活での困りごとをサポートするために配置されているスクールカウンセラー。「学校側・先生側」立場ではなく「児童・生徒側」立場として状況を整えるのが仕事です。気軽に活用して下さいね!

 

一度予約が入ると、多くのスクールカウンセラーはその子の授業の様子を眺めたり、休み時間どういった過ごし方をしているのか、給食時間は?体育の様子は?登校時はどうだろう…。そんな風にちょこちょこ校内を巡回して、その子を観察します。

 

担任の先生から聞く報告とは違う観点でみてくれるので(勉強を教えなければならない「教育者」という立場ではなく、「その子を中心とした」問題点をみてくれるため)、客観的にみてどういった感じなのかを教えて頂ける絶好の機会でもあります。

 

もう既に発達障害と診断が出ていても、親でも先生でもない立場の人からの「客観的な観察」は意外な事実が分かったり、誰も気付かなかった問題点を洗い出せる場合もあったりするので、是非一度試してみてください。

 

笑ってグッドマークを出す女性のアイコン

子どもの情報は多いほど対策がラクになります!

一度相談すると、その後も校内で気にかけて声をかけてくれたりしてもらえるので、学校での子どもの「味方」を一人作ることにもなりますよ!

 

まとめ

 

息子の場合は結局カウンセリングで解決することはほとんどありませんでしたが、それでもカウンセラーに「こういった方法を試してみては?」とか「お子さんはきっとそれが安心するお守りなんですね」とか、自分とは違うやり方や考え方を与えてもらえるので、とても意義のある時間になります。

 

子どもとずっと向き合っていると、なんだか堂々巡りのような気がしてきて滅入ってしまうことがあるのですが、違う切り口の意見を聞くと「あ、そうかも…」って腑に落ちることがたまにあるんですね。

  

ハート型の雲

 

夫や親に言われると「普段関わってないくせにっ!」とイラッ!としてしまうことがあるですが(笑)、一歩離れた他人に言われると素直に聞けることもありますからね。

 

子どもの学校での味方作りに、今後の対策に、親の不安を聞いてもらうために…。

スクールカウンセリング、積極的に活用してみましょうね!

本日も最後までお読みいただいて、ありがとうございました。