こんにちは。ココです。
ADHDで自閉症スペクトラムな息子との毎日から得た小さなヒントをお伝えしていく当ブログへお越し頂きまして、ありがとうございます。
小学校へ上がるまでは定型発達診断のまま成長していた我が息子。
今回はそんな息子が「あれ…?これって発達障害かも…??」となっていった最初のきっかけ「学校カウンセリング」のお話をお伝えします。
就学時健診でも問題はなかった
無言の「かんしゃく」を起こす「ちょっと育てにくい子」だった我が息子。
下記記事は息子の幼少時代の様子です。おっとりとした性格なのに「無言のかんしゃく」を起こす、そんな時期のお話。
しかし、1歳半健診、3歳児健診、幼稚園入園、小学校の就学時健診…。
息子は一度も引っかかることがありませんでした。
「育てにくい子」ではあるものの、いたって「普通」に見えたのです。
息子は駅の近くにあった乳幼児の広場によく通っていたのですが、まわりのお友達と比べても、並外れて変わったところはありませんでした。
そのため私もまさか我が子が「発達障害」だなんで、夢にも思わなかったんです。
ところが、問題は小学校へ入学して数ヶ月経った頃に表れ始めました。
授業中の立ち歩きが目立つように
小学校1年生も夏休みを終え、過ごしやすい気候へとさしかかってきた頃。担任の先生からお話がありました。
「ちょっと落ち着きがないようなんです。授業中の立ち歩きも目立ってきました」
まあ幼稚園の時も、折り紙を折ったり絵をおとなしく描いている子ではなかったのですが、授業中の立ち歩きとは…。
担任の先生の話では、1年生の初めの頃はみんな幼いので、息子でなくとも、わちゃわちゃと動いたりする子が多いのだそうです。
しかし2学期頃になると、だんだん落ち着いて席に座れるようになってきます。
ところが息子は、相変わらず授業中に立ち歩いているのだそうです。
そこで先生の勧めもあり、学校に週1回来校しているスクールカウンセラーさんの話を聞いてみることになりました。
カウンセリング初心者におすすめ「スクールカウンセリング」
親御さんによっては「スクールカウンセラーに相談を」という話をされると怒り出す方もいらっしゃるそうですが、私は息子の幼稚園時代にも幼稚園に月数回来るカウンセラーさんとお話していた経験があったので、あまり拒否反応はありませんでした。
今の時代はいいですね。
自治体にもよるのでしょうが、カウンセラーが幼稚園や学校に時々来校するとなると、とても気楽に相談できます。
「カウンセリングに!」と意を決して病院のカウンセリングルームへ赴くのはとても勇気が要りますが、子どもが登校している学校に行くだけ、というのはストレスがだいぶ違います。
もし学校や幼稚園にカウンセラーが来ているけどまだ相談したことないの…って方、是非おすすめします!
意外なのですが、このスクールカウンセリングを利用している発達障害児のママは少ないようです。
みんな一人で葛藤しているのかな…。
「なかなか片付けができない」とか「自分で着替えるのにとてつもなく時間がかかる」とか、そんな些細な「育児相談」的なことでも、大概のカウンセラーさんはお話を聞いてくれます。
私が息子の幼稚園時代に初めて利用したカウンセリング内容は「おもちゃなどを幼稚園に毎日持っていこうとするので、やめさせたい」という育児相談でした。
今にして思えば、それが発達障害特有の「こだわり」だったのですが、その頃はまあ、こんな感じでカウンセリングを利用していました。
カウンセリングは「一般的な」観点から子どもを「観察」してもらう機会
息子の小学校の場合は、カウンセリングの予約は担任の先生にお願いします。
その後先生がカウンセリングの予約状況を見て空いている日時を教えてくれて、その時に正式にカウンセリング予約を取るシステムです。
学校によって予約の仕方は違うと思いますが、「カウンセリングを受けてみようかな」と思ったらまずは担任の先生にお話するといいかと思います。
最近はカウンセリング室直通の電話を備え付けている学校もありますので、カウンセリングを受けることをあまり知られたくない方や、電話で一度お話してみてから…と思う方は直通電話という方法もいいかもしれません。
担任の先生とは何だかソリが合わないからあまり相談したくない…、カウンセラーさんが話しやすい人か確かめたい。そんな場合は直通電話を利用してみましょう。
一度予約が入ると、大抵の場合スクールカウンセラーの方は、その子の授業の様子を眺めたり、休み時間どういった過ごし方をしているのか、給食時間は?体育の様子は?登校時はどうだろう…。そんな風にちょこちょこ校内を巡回して、その子を観察してくれます。
担任の先生から聞く報告とは違う観点でみてくれるので(勉強を教えなければならない「教育者」という立場ではなく、「その子を中心とした」問題点をみてくれるため)、客観的にみてどういった感じなのかを教えて頂ける絶好の機会でもあります。
もう既に発達障害と診断が出ていても、親でも先生でもない立場の人からの「客観的な観察」は意外な事実が分かったり、誰も気付かなかった問題点を洗い出したりしてくれる場合もあったりするので、是非一度試してみてください。
子どもの情報は多いほど対策がラクになります!
一度相談すると、今後も校内で気にかけて声をかけてくれたりしてもらえるので、学校での子どもの「味方」を一人作ることにもなりますよ!
まとめ
息子の場合は結局カウンセリングで解決することはほとんどありませんでしたが、それでもカウンセラーさんに「こういった方法を試してみては?」とか「お子さんはきっとそれが安心するお守りなんですね」とか、自分とは違うやり方や考え方を与えてもらえるので、とても意義のある時間になります。
子どもとずっと向き合っていると、なんだか堂々巡りのような気がしてきて滅入ってしまうことがあるのですが、違う切り口の意見を聞くと「あ、そうかも…」って腑に落ちることがたまにあるんですね。
旦那さんや親に言われると「普段関わってないくせにっ!」とイラッ!( `ー´)ノ
としてしまうのですが、一歩離れた他人に言われると素直に聞けることもありますからね。
子どもの学校での味方作りに、今後の対策に、親の不安を聞いてもらうために…。
スクールカウンセリング、積極的に活用してみましょう!
最後までお読みいただいて、ありがとうございました。