こんにちは!ココです。
ご覧頂き、ありがとうございます。
さて、毎日子供たちが学校で使う筆記用具。
その筆記用具を発達障害児代表(?)息子くんが、その独特目線で「こんな鉛筆がかんしゃくが少なくなるよ!」と選んでくれたものをご紹介します。
学校で推奨される筆記用具のポイント
小学校に入学すると、学校によっては鉛筆や消しゴムのメーカーを指定したり、細かな規則を作ったりするようですね。
息子の小学校はそんな規則を唱っていたわけではありませんが、1学年共通の「できればこんなものを用意して下さい」というのものがありました。
以下、就学時検診のときに先生からお話されたものです。
1. 鉛筆は2Bでキャラクターの絵がない、シンプルなもの
2. 消しゴムはケースがついた、大きめのもの
3. 定規はシンプルで、目盛りがハッキリ読み取れるもの
4. 筆箱は1本ずつ鉛筆が取り出せるタイプのもの
もう用意されていたら結構ですが、これから用意される方、買い足す場合はこういう風にお願いします、といったものでした。
同じような話を聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
まだ小学校に縁がないわ、という方のために理由を書いていきますね。
今回はまず、「鉛筆」について。
推奨された鉛筆・その理由
さて、1.のキャラクターものを避けるというのは、授業に集中させるため、不必要な興味を抱かせない、というのが大きな理由となります。
他にも、欲しくてつい友達のを取っちゃう、というようなことがないように、なんて理由もあるそうです。
鉛筆の2Bというのは小学1年生の筆圧に適した硬度、ということのようです。
そう言えば幼稚園の時は書き方鉛筆は4Bを使っていましたね。
幼稚園の頃はお出かけした先でお絵かきさせる時、手元にあるHBの鉛筆を使わせると芯が硬くて滑らかに描けない上、書き味も濃くないので、息子はより強く描こうとして筆圧を更に上げていました。
そうすると途中でポキンと芯が何度も折れるんですね。これでよくかんしゃくを起こしていました。
「長さが短い鉛筆」という選択
最近はママアンケートによる「低学年のための鉛筆」もあって、通常の鉛筆より短いものなどが販売されていたりします。
通常の鉛筆の長さだと、書いているときに長すぎてふらふら安定しない、顔に当たりそう、といった意見から作られたそうですが、この商品を初めて見た時、なるほどー、と思わず感心してしまいました。
確かに入学したての4月頃はそう見えたかもしれません。
その頃この商品を見つけていたら、私も買っていたかも…。
ただ、私的にはちょっと勿体ないかな、と思いました。
だって毎日削って学校に持っていくんですよ?
普通サイズの鉛筆だって、2ヶ月もしないで1ダース使っちゃうんだもの、ねえ?(それは、かんしゃく起こして折ってばかりいる息子だけ??)
でも小柄なお子さんや、正しい鉛筆の持ち方がまだできなくて「握り持ち」の子にはヒット商品かと思います。
新1年生をお持ちのママは、一度試してみてもいいかもしれませんね。
「鉛筆のかたち」は三角形か六角形
鉛筆の形も、三角形が正しい持ち方に適していると小学校入学準備関連の本などでも書かれていますが、確かにそう思います。
時々鉛筆を持ち直すように、くるくる回しながら書いている場面を鉛筆を持ち始めた頃によく目にしていましたが、三角形の鉛筆はあまりそういったことがありませんでした。
しかし、息子は入学時から六角形の鉛筆でも大差はなかったです。
それは箸を持ち始めた時に、箸の正しい持ち方をきちんと習得していたお陰かもしれません。
鉛筆は箸を1本抜いただけの持ち方ですからね。箸の正しい持ち方が出来ていれば、鉛筆の正しい持ち方は3日もあれば定着します。
正しい持ち方ができていれば、三角形でも六角形でもほとんど問題はないようです。
ただし丸型はダメ!
安価な鉛筆に多い丸型は、くるくると書いているうちに回ってしまうので鉛筆を持つ指が安定しません。
そのため字も書きにくく、疲れやすいので、漢字練習などは1行も書けば息子はやめちゃっていました。( ̄▽ ̄;)
学校でも机から転がり落ちやすく、しかもどこまでも止まらないので、授業の妨げになるため避けて下さい、と言われたことがありました。
鉛筆メーカーの鉛筆はやはり秀逸
かんしゃくを起こし、鉛筆の芯をバキンバキン折ってくるので、様々な種類のメーカーを試してきた小学生鉛筆チェッカー(?)息子くんですが。
その経験の中でひとつ言えることは、「鉛筆メーカーはさすが鉛筆のプロである」ということ。
あんまり折ってくるので安い鉛筆も色々試しましたが、大手流通グループで出している独自商品や百円ショップの鉛筆は、芯が簡単に折れやすい傾向があります。
削るとすでに折れていて、また削るとまたまた折れていて…要するに鉛筆の木枠の中で既に芯が何ヶ所も折れちゃっていたりすることがよくありました。
炭素の割合が少ないんじゃない?と雑学大王息子くんが言っていましたが(正確には黒鉛と粘土の割合)、書き味も滑らかさはなく紙に引っかかるような感触があるようです。
かんしゃく息子にはそれだけで十分イライラ充電がたまる模様…。
私も試しに数種類の鉛筆を並べて試し書きしてみましたが、息子くんが言うように、書いている途中で紙に鉛筆の芯が取られちゃって折れることもありました。
息子、観察力高いかも…。(これを何かで是非生かして頂きたい。)
メーカーの鉛筆は若干高めですが、非鉛筆メーカーの商品は何度も削ることになるので、それを考えると高くはないのかな、なんて思えます。
何より無駄なかんしゃくが減ることで、ママのストレス値も無駄に上がりません。
これは重要です!!
まとめ
道具の選び方でひとつ、取り除かれるストレス。
毎日使うものですから、毎日繰り返されるかんしゃくのひとつが減るということになります。それなら、多少の出費は我慢しますよー。(~_~;)
だって子供達は、かんしゃくを起こしたくて起こしているわけではないんです。誰も暴れたくて暴れているわけじゃない。
本当につらいのは、対応するママや先生じゃなく、この子たちなのに。
私達はそんな当然のことをつい、忘れてしまいます。
ちょっとの工夫で、ひとつの道具で。そのつらさを緩和してあげることができたら。
この子達の笑顔がもっとたくさん、増えますよね。
笑顔が一番。そう。発達障害児だってね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!