こんにちは。ココです。
注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ。
今日は、引っ越したらどこにも洋服を掛けられるハンガーパイプが無い!それならばDIYで大容量ワードロープを作ろうじゃないか!というお話。
築年数が古いほど収納スペースにハンガーポールはない
我が家は転勤族。そのため、あまり大きな家具は持たないように気を付けています。
会社から住宅補助費の出る転勤のため、持っている家具や荷物の容量に合わせて好きな物件を選ぶ、ということができないからです。
(好きな物件を選ぶこともできますが、その場合は住宅補助費が出ません。我が家は「住みたい物件」よりも「住宅補助費が出る物件」に住むことを選択しています。)
家具が大きすぎると、次に引っ越した時に搬入できない!結局捨てなきゃ!となるので、特に「タンス」は持たないようにしています。
子どもがまだいない時期は、夫婦共に洋服もあまり持っていなかったので、押し入れに突っ張り棒をつけて、そこに洋服を掛けたりしていました。
その後転勤で引っ越しを繰り返し。
備え付けの収納庫にハンガーポールがあったり、洋服用の引き出しが作り付けだったり、ウォークインクローゼットが付いている物件に住んだりしていたので不便は感じなかったのですが。
数年前に発達障害児息子を「支援が手厚い」と評判だった中学校へ学区変更のために、築年数の古いアパートへ引っ越しをしました。
この頃にはかんしゃく息子の対応に追われていたので、毎日がストレスフル。
夫婦共に手近なストレス解消法として、アウトレットで年に数回お洋服を買うことが増え、お互いの洋服が多くなっていました。
しかし築年数の古いアパートは、ハンガーポールのない収納庫だけ。
築年数が経っているだけに、突っ張り棒を取り付けようとしても、収納庫両サイドのラワン材が湿気で「みょんみょん」になっているので、突っ張っても数日後には落ちてきてしまうのです…。
そこで夫は「DIYで大容量ワードロープを作ろう!」と立ち上がりました(笑)。
服が多いのなら断然DIY
収納庫の内側のラワン材が古過ぎて「みょんみょん」でも、天井や床はさすがに「みょんみょん」ではありません。
そこで床と天井に角材を突っ張って、頑丈なワードロープを作ろう!と思い立ちました。
量販店やネットには、組み立てるだけの簡単なハンガーラックや突っ張りワイヤーなどがたくさんあります。
正直DIYは既製品よりも材料費がかかります。手間もかかるし失敗もある。
その代わり好きな幅で突っ張って、頑丈なハンガーポールを板に打ち付けるので、大容量でもびくともしない安定感のあるクローゼットを作ることができます。
そして何より、あーだこーだ家族でおしゃべりしながらの共同作業。
DIYはお金では買えない様々な「経験」や「想い出」も、一緒に作り上げることができるのです。
使ったものは「ラブリコ」
壁や天井に釘を打ったりすることができない賃貸では、退去時に傷がないまま元通りに回復できる、ということが重要です。
そんな賃貸住まいの方にピッタリなのが、「ラブリコ」という2×4材を使った突っ張りタイプのDIYアイテム。
工具も必要ないうえ、手作りなので作れるものは無限大。
本棚、シューズラック、クローゼットから机まで。工夫だけで自由自在にアレンジできるんです。
使う木材に好きな色を塗装したり、有孔ボードを取り付けてギャラリーにしたりすることもできます。
本当にできる幅が広いアイテムですよ!
大きなDIYセンターでも購入できるので、興味のある方は是非覗いてみて下さいね。
我が家のクローゼット
それでは出来上がったクローゼットをご紹介。
ものすごく丈夫です。50着掛けて2年経ってもびくともしません。ちなみに一度震度6の地震がありましたが、全くなんともありませんでした。
天井と床で突っ張っているので、耐震もバッチリ!家具の転倒、という心配がないのが意外な副産物でした。
木目が見えるオフホワイトで木材をペイントしました。
最上部には帽子や普段使わない冠婚葬祭用品を。中段はワンピースやコートなど丈が長いものを想定して高さをつけました。
下段のポールには短め丈のシャツなどを。中段の棚には、ストールや手袋などを畳んで置いておけます。
シューズラックもできた
割と上手くできたので、玄関先の廊下にはシューズラックを作りました。
備え付けの靴箱が小さすぎて、家族の人数分の靴が置けなかったからです。
夫も息子も靴のサイズが大きいので、通常3足ずつおけるであろう備え付けの靴の棚では、奥行きがないので斜めにして1足ずつしか置けなかったんですね(笑)。
現代の人は靴のサイズも大きくなり、靴もクロックスなど幅のある靴が増えてきたので、築年数が浅い住宅のシューズラックは余裕のある造りになっていることが多いですが、古い住宅はやはりこの辺が考えものです…。
目線と同じ高さの場所には有孔ボードを使ってちょっとしたコーナーを。
ちなみにここで使っている棚板は、以前の部屋で使用していて(このアパートに搬入できず)不要になったイケア家具の板を使用。しっかり活用できて満足しました。
ちなみに「ディアウォール」という似たような商品もあります。
こちらの方が実は人気なのですが、ディアウォールはバネが内蔵された「パッド」と呼ばれるものを角材の上下にぱこっ、とつけて突っ張るだけ。
対して「ラブリコ」は、パッドに調節ねじがついているので、微調整が簡単にできます。
角材を誤って短めに切ってしまっても、この調節ねじで多少はどうにかなるので、DIY初心者さんにはこちらがおすすめかな~、と思いました。
上部にくるくる回して突っ張り度を調整できるアジャスターがついています。私たち夫婦のように大雑把な人には、ラブリコの方が失敗は少ないかも(笑)。
まとめ
今日はDIYで大容量ワードロープを作っちゃったお話をお伝えしました。
あまり話題にしたことがないのですが、実は我が家はDIY結構やっています。
話題にしないのは、家族全員大雑把で、出来栄えがイマイチだから(笑)。
食器棚もオーディオボードもカーテンも、みんな作ったりペイントしたり。
手を動かし、想像し、出来栄えが悪くてもみんなでゲラゲラ失敗を笑いながらする作業は、きっと息子にとっても私達親にとっても、良い時間なのではないのかな。そう思うのです。
あちこち失敗だらけだから、一部の切り取った写真しか公開できませんが…(笑)。
本日も最後までお読みいただいてありがとうごさいました。