発達障害だって、頑張るもん!

発達障害だって、頑張るもん!

注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子を持つママ・ココです。子どもを通して学んだ発達障害児への対応、工夫、その他色々な情報をたくさんの人と共有できたらいいな、と思っています。

 

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【子どもの読み聞かせ】 「読み聞かせ」から「ベッドで2人読書」へ

グレーの背景に本をベッドで読む親子

 

こんにちは。ココです。

注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ。

 

今日は長年続けていた「読み聞かせ」。

学年が上がって絵本への興味が失せてきた息子が小学校5年生から始めた新しい習慣のお話です。

 

● 寝る前の気持ちを落ち着ける「読書タイム」。日中興奮した脳をヒートダウンさせて癇癪タンクが蓄積するのを抑えます。

  

 

乳幼児からの習慣「読み聞かせ」

 

息子が乳児期から欠かさなかった習慣のひとつに「読み聞かせ」があります。

幼稚園に入る前は3分で終わるような絵本を毎晩数冊読んでいました。

「だるまさんが」シリーズや「もけらもけら」など、楽しくていっぱい笑える本が好きでしたね。

 

 

 

夫婦共に本屋好きだったため、子供ができたら一緒に「週末本屋散歩」が夢だった私。

そのため、まだ言っていることも分からないような乳児期から読み聞かせをしていました。全くの自己満足(笑)。

 

うさぎのアイコン





でも最近の研究では、まだ言葉を理解できない時期からの読み聞かせには、情緒の安定や語彙の膨大な習得量など、意外にも好効果があることが分かってきたんだよ!読み聞かせ、侮れないね!

 

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「本が好きになってくれたらいいな」と願いながら、ずっと夜寝る前の読み聞かせをせっせとしていた私。その甲斐あってか、毎晩恒例の読み聞かせの時間は息子も楽しみにするようになっていきました。

 

リビングでいつまでも遊んでいてなかなか寝室へ行かない時でも、「今日はなんと!恐竜が出てきまーす!」

なんて息子の好きそうなジャンルの絵本を手に取り歩き出すと。

 

「え!恐竜?!どんな表紙なの?見せて!」

息子はすぐに釣れていました(笑)。そんな会話をしながら私は毎晩ベッドへと息子を誘導していました。

 

子供の成長を垣間見ることのできる「読み聞かせ」

 

さてそんな毎日の読み聞かせの本。これは私が図書館から独断で選んだものばかりです。

息子の好きなもの(忍者とか宇宙とか)が登場するジャンル、おもしろくて笑っちゃう話、環境問題や道徳などの考えさせる分野、単に絵が綺麗でゆっくり眺められる絵本…。

 

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今夜は宇宙へ行くぞ!!

 

ひとつの方向に偏らないようにバランス良く借りてきて、「今日は疲れてるようだから絵を眺める絵本かな」「今日は週末で時間があるから、ちょっと長いこれを読もう」

などその日の息子の様子を見ながら、読む本を選んでベットへ持って行きます。

 

そうして毎日読んでいると「そろそろ虫系は興味が薄れてきたかな?」「毎ページ挿絵が無くても飽きずに聞けるようになったな」等、成長に従って見えてくるものがあります。

 

そして小さな成長が垣間見えると、次に図書館から借りてくる時に少し難易度(?)をあげた本を1冊借りてきては様子を見ていました。

 

「読み聞かせ」から各自読書へ

 

やがて5年生になり、遅ればせながらそろそろ絵本より歴史ものや推理ものの本へと興味が傾いてきたな、と感じたある日。

 

「ねえ。絵本読むと最近退屈そうにしてるでしょ?読み聞かせはそろそろやめようか?」

そう提案すると息子は「えー…。」と不満なような、でも確かに退屈なんだよな、というような、微妙なしかめっ面をして見せました。

 

ウインクして笑う笑顔の女性のアイコン





今度はさ、ベッドでそれぞれ本を読もうよ、寝るまでの時間。息子くんはシャーロックホームズとかで、ママは料理本を眺めようかなー。

 

息子は「長年やっていた読み聞かせをやめる」ということをしばし躊躇していましたが、「読み聞かせにしたい日は読み聞かせにして!って言ってもいいよ」という「自由選択権がある」ことで納得し、その日初めて「それぞれベッドで読書をする」という形を試してみました。

 

寝室の明かりを落とし、息子側と私側の2つの手元灯をつけて、ベッドに寝っ転がりながらお互いに好きな本を20分くらい読みました。

「あ、8時半過ぎちゃった。じゃあ消すね」

 

そう言うと「あ、あとちょっと」と区切りのいい次のページまで読んで。

本の間に栞代わりのテッシュペーパーをはさみながら、意外にもすんなり本を閉じました。

 

落ち着いた明かりの中で静かに読書しているうち、何だか眠くなってくるようです

寝る前に本を読んでいると、確かにそんな効果はありますよね。

 

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その後は数分話をしただけで、息子はすぐに寝落ちしました。

 

寝る前の読書はストレス値を下げる

 

ロンドンのサセックス大学の研究では、寝る前の読書によるストレス減少効果は、音楽鑑賞や散歩よりも高い数値が出ていたそうです。

確かに息子を見ていると、ゆったりとした表情で読書をしています。

同じジャンルの本でも、日中明るいソファーの上で読んでいるときとは明らかに目つきが違いますね。

 

きっと明るいところでは色んなモノが視界に入ったり、ふと思い出す学校での出来事などで気持ちが遮断されることがままあるけれど、明かりを落とした寝室ではそんな余計なものに惑わされずに十分「読書の世界」を楽しめるのかもしれません。

 

ところで本来推理モノは続きが気になってやめられないジャンルですが、シャーロックホームズは19世紀後半のイギリスが舞台なので、その文章自体もちょっと独特。

 

なので日本人が書いた「推理モノ」とは違って、当時小学生の息子には一段上の想像力が必要でした。

そのため適当なところで一旦休憩して読む癖があったので、彼にとっては寝る前読書にちょうどいい読み物だったのかもしれません。

 

まとめ

 

こんな風に「読み聞かせ」から「2人で読書」へと進化(?)した息子。

小さな灯りの中、日中蓄積させたストレスをその両手から空へと放って。明日はまた新たな癇癪へと挑みます!(笑)

 

…しかし料理の本はこの時間、お勧めしません。

 

うさぎのアイコン





白熱灯の下では写真の色が曖昧に見えて、何だか美味しそう感が薄れて見えるんだもん…

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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