こんにちは。ココです。
注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ。
今日は、乳幼児から小学校6年生まで続けていた息子への「読み聞かせ」。その効果についてお伝えしたいと思います。
ADHDスイッチをOFFにする「読み聞かせ」の時間
産まれてから小学校6年生まで息子の習慣だった「寝る前の読み聞かせ」。
私自身は読み聞かせで育ったものの、1年生後半には既に読んでもらってなかったので、よく続くなあ、と我ながら感心しているのですが。
入眠儀式にもなっているので、まだまだ感情のコントロールができないでいる息子にとって、この夜の読み聞かせは「ADHDスイッチをOFFにさせる」大切な時間なのかもしれません。
読み聞かせの「効果」
そんな毎日の読み聞かせ。
乳幼児期は絵本を破壊しまくったり、読んでる途中から次々ページをめくったりして、全然本を読んでる意味がないんじゃないかと思っていたのですが。
読み聞かせって、色んな効果があるんだなーと分かったのは小学校に上がり、国語の授業が始まってしばらくした頃です。
以下、息子の場合の「読み聞かせ効果」です。
1. 漢字の「読み」に強くなる
2. 漢字の「書き」も目で覚える
3. 接続詞・代名詞などが感覚でわかる
4. 相手の気持ちやその場の雰囲気を理解する能力が育つ
5. 様々なジャンルに触れる機会を持てる
6. 「夢」を持つことができる
1.漢字の読みに強くなる
まず、漢字は「読みだけ」ですが、全く勉強しなくてもよいことが分かりました。
本をたくさん読んでいるので、ある程度の漢字は読めるようになっているし、「前後の文章から大体の読みを推測する」ことに長けるようになっていました。
2.漢字の「書き」も目で覚える
漢字の「書き」は、読みのように満点!とはいきませんが、毎日漢字を多く読んでいるので、漢字練習を全くしない割にはよく書けるなー、とある意味感心してみていました。
目で見て触れる機会が多いからでしようか。
視覚優位の子でしたら更に効果が高いかもしれませんね。
ただし高学年あたりからは、漢字の画数も増えていくので「目で追う」だけでは覚えきれなくなって、漢字練習をやらせ始めました。小学校前半までは漢字練習しなくとも息子の場合は大丈夫でしたよ。
3.接続詞、代名詞などが感覚で分かる
「しかしながら」「それでもなお」などのちょっと難しい接続詞の使い方。「それ」「彼ら」などの代名詞が示す文章。これが大体感覚で分かるようになります。
読書量がモノをいう国語の「読み取り能力」は、まさにココ!様々な分野の本をたくさん読んでいると、自然と培われる能力だよ。
コツは物語や伝記、自然科学分野、図鑑など、分野をとにかく広げること。物語と説明文の読み取りは、若干違うんだ。
読み取りには「こう来たらこう!」という公式があるわけではなく(テクニックのようなものははあります)、自分の力にするのが難しい分野ですが。これが毎日積み重ねる読み聞かせで、難なく手に入ります。
事実、読み聞かせで育った私も現国だけで成績を釣り上げていたほど…。
「読み取り」の問題は点数配分も高いため、多少漢字が書けなくても、和歌などの暗記分野がイマイチでも、ここでかなりの点数を稼ぐことができます。
いつか経験するであろう入学試験の時、この読み取りだけはさほど勉強しなくてもよくなりますよ。
まとめ
知的・発達障害の子供たちの大多数が、この接続詞や代名詞が指す文章や、筆者の心理などを記述する問題が苦手なんだよね。毎日読み聞かせをすることによって、この分野が少しラクになるかもしれないよ!
勉強するにしても、曖昧な分野なので定型発達児でも難易度が高い「読み取り能力」。
それが勉強せずとも少しは「ラク」になるのですから、私的にはかなりのおすすめポイントです。
というわけで、今回は「国語」という教科に関しての読み聞かせの「効果」を取り上げてみました。
次回は「心の成長」に関する、内部への効果を挙げていきたいと思います。
本日も最後までお読みいただいてありがとうございました。