発達障害だって、頑張るもん!

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発達障害児を持つママ・ココです。毎日が修羅場のリアル育児。子どもを通して学んだ発達障害児への対応、工夫、その他色々な情報をたくさんの人と共有できたらいいな、と思っています。

【ADHDっ子を自主勉強に集中させる!】 ADHDこそ物を一気に処分しよう!

たくさんの段ボールを抱えて歩く男性と、まだまだ山積みの段ボール

 

こんにちは。ココです。

ADHDで自閉症スペクトラムな息子の子育てから得たヒントをお伝えする、当ブログへお越し頂きありがとうございます。

 

今回は、とにかくモノを片付けられない!ADHDの息子をモノから「分離」させる方法で家庭学習に集中させます。

 

● ADHDこそ!モノから脳を解放して、必要な場所へ集中力を注ぎこませよう。

 

 

目に入る全てのモノを所有したい!

 

物を捨てられない…。そんな人のための本がわんさかと出版される時代。

「モノ」に対する考え方や価値観がクローズアップされている昨今ですが、我が家の息子をみていると、何だか他人事ではない気がしてくる私…。

そう。息子は「モノが捨てられない」だけではなく「何でも拾ってきては所有したがる」お子さまです。

 

低学年時は枝や大きな枯れ葉、鉛筆の折れた芯、削りカス、誰が使ったのか不明なストロー(!!!)、壊れたキーホルダーの金具、錆びて落ちていた何かのネジ…などなど色々拾ってはポケットに入れて下校してきていました。

 

学年が上がっていくと、お菓子の空き箱(キャラクターの絵が目的か??)、用途不明のとにかく「金属系のもの」、使い終わってベタベタしている割りばし、何かのタグ、ペットボトルの蓋、割れたガラス破片(危ないです!)、拾った何かの薬(これも危ない!)、鳥の羽、インクが切れて捨てられていたボールペンの替え芯、チョークの粉、折れたカッターの刃(もっとも危ない!)。

 

学校のゴミ箱をあさってはポケットに入れてきたりもするみたいで、もちろんキツめの女子から嘲りを喰らってきます。

そんな子はかなり辛辣な言葉をしつこくしつこくしつこく!浴びせかけるので、それを遠くから見かけてしまった私の心もズタボロに…。

 

言い合いをする大きな赤いリボンをした二人の女の子

 

そんな息子。いくら言ってもその癖は治りませんでした。

モノが捨てられない理由は「いつか何かに使うかも」「記念として」「もったいない」など人それぞれ色々あるようですが、息子の場合はどれでもありません。

使う用途もなく、ただ「捨てられない」「拾ってくる」だけ。

 

それはまるで「定型発達の子達とちょっと違う自分の」「足りない部分」を、「モノで」懸命に埋めようとしている…。

私にはそんな風に見えていました。

 

散らかった場所がそもそもADHDの敵!

 

そんな息子、うちに帰ってきてまずすることは、「本日の戦利品(?)」を机に並べ立てること。

「またそんなもの拾ってきて!」と責められるのが分かっているので、無言で並べていじくり始めます。

 

自閉症スペクトラムの診断もついている息子ですが、数年は「ADHD」の診断のままだったくらいADHD気質がかなり強い息子。

そのため宿題は気が逸れないうちに「帰宅後すぐに」机に向かう習慣をつけさせていました。

 

壁に向かった机には、入学時は時間割表や先生が誉め言葉を書いてくれたテスト用紙、大好きなうさぎのシールなどをほんの少しデスクマットに挟んでいたのですが。

 

とにかく「本日の戦利品」をいじることから始まり(ここで10分)、時間割を見て「あ、明日図工ある!なにやるんだろう?」と図工の教科書を開いて読み始め(さらに10分経過)、やっと宿題の漢字を一文字書いたと思えば、送り仮名を調べるために辞典を引いて今度は辞典を熟読(20分が更に経過)。

 

そしてやっと2文字目を書いたなーと思えば、今度は消しゴムの黒い部分を延々ゴシゴシして白い部分を出し、「あーやっと白くなったー。黒いと上手く消せないんだよねー」と言いながら、お次は消しカスで練り消し作りに励んでいきます。

 

白い背景に黒いボードを抱えながら何かを考えている男の子

 

いちいち隣でハッパをかけても3文字目に取り掛かるまでに既に1時間は過ぎ去ります。しかし言い過ぎはかんしゃくの元ですから、ハッパも頻繁にはかけられない…。

その後こんな調子で漢字練習、算数プリント、計算カード、音読。

13時半頃に帰宅して、終わるのは18時過ぎ…。

 

途中何度もかんしゃくは起こすわ夕飯も準備できないわ、かんしゃくのせいで私もイライラバロメーターぶっちぎれるわの毎日。

 

激しく散らかっている!というほどの机ではありませんでしたが、もうこれは視界に入るモノを限界まで減らしたらどうよ?!と思うようになりました。

 

ADHD息子の脳内は

 

脳は視界に入ってきたものを「意識していなくても」瞬時に情報として取り込み、秒速で整理する仕事をこなすそうです。一瞬、一瞬。

 

鉛筆、これはこれから持つために必要な情報だから取り込み。床に落ちている髪の毛、要らない情報だから消去。

机のライト、よく見えないから明るくするために調整しよう、取り込み。そして手の神経に動くように指示。

漢字のお手本の字、これから練習して覚えるものだから取り込み。次に手の神経に文字を書かせる指示、海馬に記憶させるよう保存の準備。

 

そうやって毎瞬膨大な量の情報を処理している私達の脳。すごいですね。有能な秘書みたい。

 

しかし息子のようなADHDの脳は、定型発達の人の何倍もの情報がそれこそ秒速で一気に脳になだれ込みます。

外で鳴いているカラスの声(今日はいっぱい鳴くなあ)、自動車の走り去る音(大型車両だ。新車の積載車かな?)、友達が立った途端にする匂い(柔軟剤うちとは違うな…)、ほつれた服の糸(長っ!切ろう!えっとハサミは…)、尖った鉛筆の芯(うん、尖ってるからすぐに書けるな)、机に差し込む日差し(お、結構細いな。角度どのくらいだろう?分度器どこだっけ)…。

 

私たちは「いま」書かなければならない漢字だけを見てそれを「書こう」と集中できるので、カラスの声はボリューム1程度で聞こえ(もしくは耳に入らない)、柔軟剤の香りはほのかに鼻をかすめ(または気にならない)、ほつれた糸は後回しにできます。

 

柔軟剤の蓋が開いて香りが漂っているイラスト

 

ADHDの子たちは、ただでさえ脳が処理する情報量が毎日オーバーヒート。

教室に貼ってある友達の作品、廊下から聞こえるうるさい足音、36人クラス全員のそれぞれの会話、先生の話、匂い、感触、温度、明るさ。

それら全ての情報を自分で「これは必要」「これは要らない情報」と取捨選択ができないのです。

 

だから脳が疲れる。集中できない。じっとしていられない。

それなら「なだれ込む情報量」をせめて自宅の中だけでも減らしてあげたら、この子は少しラクになるのかな??

 

そんな風に思って、ある日机まわりを一気に整理してみました。

 

机まわり、徹底排除!

 

もともとそれほど机の上にモノはありませんでしたが、もう時間割から時計、辞典、鉛筆削り器、世界地図、学校のお便りから三角定規や赤鉛筆に至るまで、全て排除しました。

 

銀色のライトと鉛筆立てのみのシンプルな机の上

壁面にもデスクマットにも何も貼りません。

定規やコンパスなどはその都度引き出しから出してあげます。

 

ライトも銀色のシンプルなもの(無印良品のものです。かなり昔の商品なので、今は下記のような白いライトに変わっているようです。)、鉛筆立てはガラス製(本来は食品保存用ジャー)。配線も白と銀色のみにこだわりました。

 

 

地図でも辞典でも、活字は全て「読み物」と化する息子。そして鉛筆削りや分度器を使った遊びを次々とひらめかせる忙しいアタマ。

なので余計な色やモノが一切目に入らない、視覚から入ってくる情報量が極力少ない状態の場所を作ってやりました。

 

時計で今の時間を確認したり、コンパスや定規などを出してあげたりといちいちサポートしなければなりませんが、引き出しを開けた途端に飛び込むその他の文房具の情報で、やっと出てきた集中力を分散されないよう、頑張るママであります。

ええ、集中力が途切れてかんしゃく起こされるのなら、こんなサポートの方が数百倍マシってものです。

 

まとめ

 

この「机まわり断捨離計画」はかなり効果があり、夕飯時までかんしゃくと勉強を交互に出していた息子でしたが、夕飯前に予定通りの勉強が終わり、本を読んだり遊んだりする時間が持てるようになりました。(ちょっとだけですけどね。(^_^;) )

 

本当はおうち全体を断捨離すればもっともっと頭になだれ込む情報が減って、息子は随分ラクになるんじゃないかと思っているのですが。

なかなか「おうち全体」は難しい…。(;一_一)

 

ですが旅行時にあまりかんしゃくを起こす機会が少ないのは、ホテルの部屋って「余計なモノがないから視覚がラクで頭もラクになる」って要因も実はあるんじゃないのかなー。なんて思います。

 

白い床と大きな窓が印象的なホテルの美しいロビー

 

私達もすっきりとして美しいホテルの部屋は、居心地が良くて気分がゆったりしますものね。

 

目指せホテルルーム!いつかきっと、リゾート空間のようなウツクシイお部屋に…!!(*´▽`*)

 

最後までお読みいただいてありがとうございました!

 

 

coco-disorder.com

 

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