発達障害だって、頑張るもん!

発達障害だって、頑張るもん!

注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子を持つママ・ココです。子どもを通して学んだ発達障害児への対応、工夫、その他色々な情報をたくさんの人と共有できたらいいな、と思っています。

 

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発達障害の特徴を探る:赤ちゃん時代の記憶から見えてくるサイン?息子の「イナバウアー」

黄緑色の背景にぬいぐるみ

 

こんにちは。ココです。

注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ。

 

今日は、息子の赤ちゃん時代の記憶をたどっていったら、「あれってもしかして発達障害の特徴だった…?」と思った。というお話。

 

● 赤ちゃんのやたらとのけぞる行為。それは発達障害の特徴?…かも。

 

 

抱っこ紐の想い出

 

長かった不妊期間に大量の調べものをしていて、赤ちゃん用品を事前にスタンバイさせていた私。

電動で揺れてくれるオートスイングやベビーベッド、おもちゃ、布製のプレイジムなど、今の私だったら「そんなのお金の無駄だよー。要らない、要らない!」って呆れて言ってしまうモノまで、本当にたっくさん用意していました。

 

今まで買いたくても買えなかった「赤ちゃん用品が買える!」。

嬉しすぎて、給料をどんどんつぎ込んでいましたね。

出生率が上がると経済が潤う、ということがよーく分かりました(笑)。

 

私の場合は、一度流産した後のやっとの妊娠だったので、先輩ママのお友達からも、色々お祝いやお下がりも頂いていて、部屋の中は赤ちゃん用品だらけ(笑)。

でもとても嬉しかった。今でも感謝しています。

 

寝ている赤ちゃん

赤ちゃん用品なんて、実は「絶対使うもの」って少ないんですよね…。オートスイングは、一番高かったけど一番要らなかったなあ…。

 

さて。抱っこ紐も頂いたのやら買ったのやらが5種類もあったのですが。

ある日息子を抱っこ紐で抱えてエレベーターを待っていた時のこと。

同じ月齢くらいの赤ちゃんを抱っこしていた方が、話しかけてきてくれました。

 

ほんの少しの間でしたが、別れ際その方が私の抱っこ紐を見て「私も以前これと同じの使っていたんだけど、こっちのエルゴに買い替えたらね、凄いラクなの!全然肩の凝りが違うから、試してみて!」と、エルゴを勧めてくれました。

 

 

私の肩が相当辛そうに見えたんですね(笑)。

その情報を有難く頂いて、私は早速エルゴを買いました。街で出会った彼女の言う通り、段違いにラクでしたね。

 

あれから15年。抱っこ紐もいろいろ進化して、もっと機能性のあるものが現在はあるかもしれませんね。

そうして抱っこ紐をエルゴに変更し、日々息子を連れて歩いていました。
 

大好き!イナバウアー

 
ところが数ヶ月した頃、ちょっと気になることが。
 
私が使っていたエルゴは、赤ちゃんの頭がガクン、と後ろに倒れないように頭部をホールドする布も付いていたのですが、息子はそれをやたらに頭でぐいぐい押し下げようとすることが多発していました。
 
頭が蒸れて暑いのかなー、と思って布を外してやると。
頭をぐいーんと思いっきり後ろにのけぞらせてうっきゃー!と満面の笑み。
 
それは夫がエルゴを使っても、真冬でも同じ。
親としては首を痛めるんじゃないか、頭部から落ちてしまうのではないかと心配で、また布を付けて頭部をホールドしてあげようとするのですが、何か嫌そうにする。
で、外してあげるとあの「うっきゃー!」笑顔。
 

新生児とハートクッション

赤ちゃんの笑顔には、全ての「嫌なこと」を完全リセット!させるチカラがありますよね。だから頑張れるんだけど…。
 
せっかく頭部をホールドしてくれる布があったのに毎回外して、息子のそっくり返った首を痛めないようにと片手で押さえていましたね。
赤ちゃんの頭は重いので、すごく疲れましたけど。
 
その「ぐいーん」の角度は、まさにイナバウアー。
赤ちゃんって本当に柔らかいんだな、軟体生物みたい。なんてその頃は呑気に考えていた私。 
 
そんな「のけ反る行為」。
私は「ひっくり返った景色を楽しんでいる」のだと思ってのほほーんと過ごし、つい最近までその行為を思い出しもしなかったのですが。
 
この発達障害のブログを書き始めてから、ふと思ってしまった。
あれって、もしかして発達障害児特有の行為だった…?と。
 

それって発達障害の「特徴」だった…??

 
それでちょっと色々調べてみたのですが。
自閉症の赤ちゃんの特徴のひとつの、「抱っこを嫌がってのけ反る」くらいしかやはり見つかりませんでした。
児童精神科の先生や発達心理に詳しい知人にも話したことがあるのですが、聞いたことはないそう。
 
自閉症児の抱っこを嫌がる理由は、「感覚過敏によって抱っこを痛い、落ち着かない、揺れる、など不快に感じるため」だと一般的には言われています。
 
しかし当時から息子は抱っこが大好きでした。スキンシップが好きなんですね。
赤ちゃんの時もしょっちゅうぺったり抱きついていました。
だから「抱っこを嫌がってのけ反っていた」わけではないんですよね。単純に「のけ反る行為」が楽しくてやめられなかったように思います。
 

眼鏡をかけた女性のアイコン





うーん。何でだったんだろう…???

 
でもあの抱っこ紐イナバウアーは、歩いていると毎日何人ものすれ違う人に
「すごい柔らかいわねー。楽しいのー?」
なんて必ず声を掛けられるほど、特異な(?)行為だったのは確かです。
 
だからやっぱりあの「のけ反る行為」は、発達障害の何百もある特徴の「奇異なひとつ」だったのかもしれません。
 
のけ反る理由は、今となっては分かりませんが…。
 

まとめ

 
こうして書いていても発達障害って本当に多種多様なんだな、と改めて気付かされます。
 
お医者さんや発達心理学者があれこれ特徴を分類してくれていますが、やっぱり未だにはっきりと分からない分野であり、これからもずっと完全解明はされないままなんだろうな、と思います。
 
人間の脳は宇宙と同じくらい広く、謎だらけです。
100通りも1000通りもある発達障害の特徴は、そう考えると当然なのかもしれませんね。
 
ちなみに息子は今、さすがにのけ反らなくなりましたが、背中をのけ反らせて足の指と頭が付くほど今でも柔らかいです。
だからって体操が得意なわけではないんですけれどね…。
 
頑張れ、イナバウアー!
いつか何かで金メダルだっ!
 

うさぎのアイコン





かんしゃくオリンピックなら間違いないっ!

 

眼鏡をかけた男の子のアイコン




よっしゃあーっ!任せとけっ!

 

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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