こんにちは。ココです。
注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ。
今日は、ストラテラから変更になった「リスパダール」の服用量と息子の変化についてお話したいと思います。
リスパダール・0.03㎎からスタート
さて、新しく処方されたお薬、リスパダール。最初息子は0.03㎎からスタートしました。
基本リスパダールは、自閉症スペクトラム障害の小児に対し0.25〜1㎎の範囲で処方されます。
しかし息子の場合は自傷行為が激しかったのと、通常効果があるであろうエビリファイが逆効果だったことを考えて、先生が慎重にいきましょう、とこの用量で処方してくれました。
通院期間も今までは1ヶ月に1回でしたが、週に1回に変更。
コンサータの時もそうでしたが、状態が安定してくると2週間に1回、1ヶ月に1回、と次回までの通院期間が延びていきます。
エビリファイの時のように自傷行為など状態が悪化すれば、薬の量を増減したり様子を報告したりするので、毎週通院。
「リスパダール」はどう出るか…。お医者さんも私も不安な1週間を過ごしました。
僕も早く「頭の中が静かに落ち着いた」生活が送れるようになりたいんだ。
食欲が増して睡眠が浅くなった
さて、最初の服用量0.03mg。
初めの3日ほどは、ストラテラとは打って変わって異様な食欲が出てきました。
息子は投薬する以前から食欲は細めの子供でしたが、「なに?どうしちゃったの??」と驚くほどの食欲です。3度の食事の量だけでなく、学校から帰ってきてからのおやつの量も倍どころか3倍増しになってしまいました。
しかも「まだ足りない」と言う…。
眠りも浅くなり、朝4時半には起きてしまう、ということが続きました。それと同時におねしょも毎日するように。
かんしゃくも変わらず、自傷行為も全く減ることはありませんでした。
「本当にこの子には効くんだろうか…?」
その3日間は、焦りや怒り、悲しみが私と息子を責めたてていました。
ところが。
安定し始めたのは5日目から
リスパダールを飲み始めて5日頃から。なんとなく「おとなしくなった」感が出てきたのです。
そしてこの5日目以降、睡眠の深さも安定してきました。
それから間もなくして学校の長期休暇が入ったため、「座っていなければならない」というストレスがなくなったのでしょう。
首を絞めたりするような自傷行為は数回見られたものの、回数はガックリ減りました。
ちゃんと眠れる、ってやっぱりいいね!
かんしゃくは相変わらずでしたが、足をドンドン踏み鳴らしたり、壁をバンバン叩きのめしたりするようになり、「規模が小さくなったな」と感じました。
かんしゃくが続く時間も、20分程度でおさまる日が出てくるようになってきましたね。
今までは気持ちが落ち着くまでに2時間程度かかっていたんだ。20分なんて快挙!だよね。
集中力がほぼ「ない」状態に
ただそれと引き換えに、集中力はびっくりするほどなくなりました。
全く、といっていいほど集中できず、5分も椅子には座っていられなくなったのです。
それは家庭学習の間だけではなく、病院の待合室や、今まで全然したことがなかった食事中の立ち歩きにまで及びました。
以前記事にしたことがありますが、私は食事のマナーに厳しい家庭で育ちました。
そのため息子は必然的に食事姿が綺麗な子に育っていたのですが、もう見る影もなくなってしまいましたね。
思いついて何かをいじり始めても、1分も経たずにまた何かを思いつき、違うものを部屋のあちこちから探し始めます。
それが出てくるまではキーキーわめきながら探しているのですが、見つけた途端にまた何かを思いつくようです。今度は玄関から外に出てしまいます。
まとめ
あまりの気の散りように、もう息子は普通クラスの授業は無理かな…とこの頃から考えるようになりました。
次回の「リスパダール」のお話は、この長期休暇後の学校生活について書いていきたいと思います。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。