発達障害だって、頑張るもん!

発達障害だって、頑張るもん!

注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子を持つママ・ココです。子どもを通して学んだ発達障害児への対応、工夫、その他色々な情報をたくさんの人と共有できたらいいな、と思っています。

 

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【発達障害の病院は行くべき?】 病院の受診を勧められた。どうしよう?そんな時に

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こんにちは。ココです。

ADHDで自閉症スペクトラムな息子との毎日から、何かのヒントをお伝えしている当ブログへお越し頂いて、ありがとうございます。

 

今回は小学校でのカウンセリングで、「発達障害の専門医受診」を勧めらたときのお話です。

 

● 発達障害の専門医受診を勧められたとき。できたら「おススメ」の専門医をリストアップしてもらいましょう!

 

 

ショックと安堵、ふたつの気持ち 

 

スクールカウンセラーさんに、授業中の立ち歩きが「普通じゃない」と指摘された息子。(普通じゃない!とはもちろん言われませんでしたが、まあ一般的ではない、というような意味合いの言葉でした。)

 

しばらくお話したあと、「どうでしょう?一度専門医を受診してみては?」

と勧められ、しばし私は無言になってしまいました。

 

落ち込む表情の女性のアイコン



一瞬頭が真っ白になって、言葉が出てこなかったんですね。

「もしかしたらそうかも…」的なことは考えていたのですが…。

 

正直、とってもショックであり、ちょっと安堵の気持ちもある、というような複雑な心持ちでした。

 

ピンクのハートに倒れかかるおうちのミニチュア

 

専門医を勧められた、ということは。

息子は「ただの落ち着きがない元気な子」ではく、明らかに何か障害が見てとれる、ということ。 

 

今まで思ってもいなかった「障害」という領域に、実は片足入っているかも、ということ。

私のショックの内容は、これでした。

 

それとは反対に、ホッとしたような気持ちもありました。

 

なぜなら、「障害」だとすればこんなに育てにくく大変な息子の性格が、私の「育て方」のせいではなかった、ということになるからです。

 

育て方のせいじゃない

 

息子のことを「障害」だとは思っていなかった私。

でも心のどこかでそんな不安があり、発達障害などの本はいくつか読んでいて「発達障害は親の育て方でなるものではなく、先天的な脳の発達のアンバランス」だということは知っていました。心理学科を卒業しているので、多少の知識もありました。

 

だから少しだけ、心の荷が下りたような気がしたのです。

 

青空一面に広がる色とりどりの風船

 

そうか…。私の育て方が間違っていたからじゃなかったんだ。

「育てにくい子」だと私だけが思っていたんじゃなくて、「本当に育てにくい子」だったんだ…。

 

何だか「あなたの育て方は間違ってなんかいないよ」と肯定されたような気がして、思わず涙ぐんでしまいました。

 

おすすめの専門医を聞く

 

カウンセラーさんは、そんな私の様子を見てとても安心したようでした。

「専門医の受診」を勧めると、およそ半数の割合で憤慨されるそうです。「うちの子を障害児扱いするなんて!」と。

 

たくさんの色鉛筆に囲まれた「ADHD」という文字

 

その気持ちも、分かります。

専門医の受診の話をされたら「まさかの障害児確定!」と言われたようなものです。

 

相当ショックですよ。いくら以前から、なんとなーくそういう予感がしていたとしても…。

 

でも、私は数秒でカウンセラーさんに尋ねました。

「カウンセラーさんがお勧めする専門医はどこですか?」

 

これにはカウンセラーさんもびっくり。

暫しうるうるするかと思っていたら、即答?!って顔をされました。

 

苦笑い

いやいや…カウンセリングの時間も押していましたしね。

次の方のために早く切り上げなきゃ!という焦りもあったんですね。(笑)

 

だって、もし息子に障害があるのだとしたら…。

憂いてる暇なんてありません。早急に障害の有無をはっきりさせて、もしそうであれば、それなりの対策をしなくては!

 

そんな風に気持ちだけが先走りして焦っていた私でした。

今になって思うと、そんなに焦らなくても大した変わりはなかったと思うのですが。

多分「発達障害があるかも…」というショックを、即座に行動することで緩和させようとしていたのかもしれません。

 

カウンセラーさんは早速手帳を開いて、6件ほどの病院をリストアップしてくれました。

 

専門医をリストアップしてもらう

 

「おすすめの病院」となると私的意見がどうしても入ってしまうので、カウンセラーさんも躊躇されることがあるかと思います。私の場合もそうでした。

 

しかしこの手の話が初めての場合、発達障害の子どもを診てくれる病院の情報なんて全見当もつきません。都心ならば「発達障害の受診」を謳った看板を掲げている病院もあると思いますが、大抵はよく分からない。

 

考える女性のアイコン



え…それって「精神科」?「小児科」?

まさか「アレルギー科」の領域とか…??

 

 
でもカウンセラーさんの場合は「ここの病院は発達障害児を診てくれる」「ここの病院の先生は威圧的で嫌だっていう評判が多い」「ここの病院は人気で予約が全然とれない」などの情報をたくさん持っています。

 

「あくまで一部の意見」としておすすめをリストアップしてもらいたい、という態度でお話すれば、大抵教えてもらえます。

 

白い机に置かれたピンクの花とクリップボードと紅茶カップ

 

知的障害ではなく「発達障害児も」診てくれるのか(知的障害は診るけど発達障害は診ない、という先生もいるようです)。

「厳しすぎる先生で親の心の方が折れちゃう」なんて悪評がないか。毎回診てくれる先生がどこかから当番医的にやってくるので「長期的な目で」診てもらえない、なんてことはないか。

 

とりあえずこっちに行ってみて、雰囲気悪かったら別のところ行って…なんてことはあまりできないデリケートな分野ですからね。慎重に病院を決めたいところです。

なので多くの児童を見てきたカウンセラーさんの情報は、信用もおけて非常に有難い。

 

専門医の受診を提案されたら、是非カウンセラーさんにリストアップをお願いして、病院選びの参考にしてみてください。

 

まとめ

 

「専門医を受診されてはいかがですか?」

この言葉に打ちのめされたまま、カウンセリング室を出てしまったとしても。

たくさんたくさん泣いたら、後日改めてカウンセリングを予約して、病院を検討するリスト作成をお願いしてみましょう。

 

私のように速攻ではなくとも、受診する気持ちになるまでに半年かかったとしても。

それはそれでいいのです。

ふと「専門医に相談してみようかな…」。あなたがそう思った時が、流れが変わった時。

 

にっこり笑う女性のアイコン





対策は早ければ早いほどいい!と言われていますし、私もそう思っていましたが、発達障害の息子を育てているうちに考えが変わってきました。

 

親のあなたの「心の準備」ができていなければ、医者やカウンセラーが介入してもその対策は空回りするだけ。子どもにとっても、効果はあまりありません。

 

いつでもいいんです。3ヶ月後でも、1年後でも。それはあなたの心に必要な準備期間です。だから焦らずに。たくさん泣いて、たくさん悩んで。

そして気持ちが切り替わったのなら、その時に行動してみて下さい。

 

何年もの時が経ってみれば「ああ、やっぱりあの時まで我慢しなければ受け入れられなかったかもな…」と思ったりするものです。

大丈夫。きっとそれが、あなたのベストタイミングなのですから。

 

最後までお読みいただいてありがとうございました。

 

 

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