発達障害だって、頑張るもん!

発達障害だって、頑張るもん!

注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子を持つママ・ココです。子どもを通して学んだ発達障害児への対応、工夫、その他色々な情報をたくさんの人と共有できたらいいな、と思っています。

 

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【発達障害専門医の予約がとれない!】 病院の予約は電話で早めに。その対策。

白い背景に緑色のビックリマーク

 

 

こんにちは、ココです!

自閉症スペクトラムでADHDな息子との生活から何かのヒントをお伝えしている当ブログへお越し頂き、ありがとうございます。

 

今日は「発達障害専門医の予約を取ってみようかな」と思っている方へ、私が予約時に体験したお話を参考までに。

 

● 発達障害の専門医は、予約がとにかく取りにくい!思い立ったらすぐに電話をしましょう!

 

 

カウンセラーさんに病院をリストアップしてもらう

 

さて、小学校のスクールカウンセラーさんにお聞きして、発達障害児を診てくれる専門医をいくつか候補にあげてもらった私。

 

にっこり笑う女性のアイコン



スクールカウンセラーさんに病院のリストアップを頼んだお話はこちらの記事。

初めから手探りで調べるよりも、ずっと効率的ですよ。

  

coco-disorder.com

 

スクールカウンセラーさんに6つほどリストアップしてもらった病院名でしたが、発達障害外来は私にとっては未踏の地。加えて数年前に転勤してきたため、病院の名前も噂も分かりません。

 

そこでカウンセラーさんに「割と評判の良い」と聞く病院を、リストの中から更に絞って番号をつけてもらいました。

1番のお勧め、そこがダメならここが次、というように。

 

白木の床に置かれた1,2,3の数字がついた青いタイル

 

多分どのカウンセラーさんも病院に順位をつけることを躊躇されると思いますが、こちらは全くの初心者。

でもカウンセラーさんなら職業上、多少の噂は耳に入っているはずです。

まっさらな状態から取捨選択するよりも、この方がはるかに効率がいいはず。それに。

 

こういったことって、やっぱり気力や体力を奪うんです。

病院を受診する前に、頭や心が整理しきれずにグッタリ…だなんてことは避けたい。

 

せっかく行くんです。

息子の状況をきちんと把握してまとめ上げ、お医者さんに報告し、なるべく的確な診断を受けたい。

それには、そこに行きつくまでの無駄な感情の暴走をセーブしておかなくてはいけません。

 

虹のかかった青空にハートのシャボン玉と白い十字架

 

こうしてカウンセラーさんにリストアップしてもらったメモを片手に、次の日早速病院へ電話をかけ始めた私でした。

 

発達障害専門医は新規予約不可なところが多くなっている

 

しかしどの病院も、長く電話口で待たされたあげく「予約はいっぱいです」「新規の患者さんは1年先まで受け付けておりません」。

 

こんな返答ばかりでした。これは地方によるのかもしれませんが、予約を受け付けてもくれない、という事態はよく聞きます。

 

苦笑いの女性のアイコン



 

ちなみに「1年先の予約でよろしければ予約をおとりします」と言われた病院から「空きが出ましたので予約できますよ」と2年半後に電話をいただいたことがありました。

 

 

聞くところによると、子どもが発達障害かどうか知りたくて検査を申し込む親が今はとても多いのだそうです。

 

息子が受診したお医者さんがお話してくれましたが、そういった申し込みでの検査は7割くらいが発達障害という診断は出ないもの、なのだそうです。

今は親の過剰な心配で受診するケースが多いとか。

 

中には「鉛筆の芯を毎日折ってくる」という理由で受診された方もいたそうです。

その子は「鉛筆の芯集め」がクラスで流行っていたために、鉛筆の芯を折ることを毎日繰り返していただけだったそうですが。

(息子のクラスでも一時期流行っていましたね。息子の場合はかんしゃくを起こしてバッキンバッキン折ってくることも多かったのですが…。)

 

どうして芯を折る行為を繰り返すのか聞く親に、その子は「怒られると思って怖くて理由が話せなかった」のだそう。

 

そんな他愛もない話が判明した後も、そのお母さんは「発達障害でないなら心の傷があるからだ。検査をして欲しい」と何度も訴えたそうです。

 

黄緑色の木製のお家のミニチュアと聴診器

 

まあ、それほど現代の親に「発達障害」という言葉が浸透してきた、ということなのでしょうか。

社会に少しずつ認知され始めているのはとても喜ばしいことですが、誤った認知の仕方や誤解が多い発達障害。

課題はまだまだたくさん残っていますね。

 

小学校から直接電話予約をしてもらう

 

これはワイルドカード的な方法ですが、あまりに予約が取れない場合は、小中学校の「特別支援コーディネーター」になっている先生から、予約を取りたい病院へ直接お電話をしてもらう、という方法もあります。

 

病院はもちろん公平に予約を順番でとっていますが、学校から直接問い合わせがあったときは緊急性があるとみなされて、早く診てもらえる場合もあったりします。

 

考える女性のアイコン





息子の場合は自傷行為が激しくなった頃に、特別支援コーディネーターの先生が学校から直接病院に電話してくれたことがありました。

私が電話したときは1年後、と言われていたのですが、2ヶ月後に予約が取れた旨の電話を頂きましたよ。

 

また、既に病院へ通っている児童の親御さんの口利き、娘さんが看護師さんをしているという学校の先生からの縁故で話を通してもらう、という方法もあります。

 

笑ってグッドマークを出す女性のアイコン



私は上記の方法全て経験があります!口利きや縁故はさすがに強力です!

正攻法ではないのであまりお勧めはしませんが…。

 

発達障害は小児科で対応するところも

 

息子は発達障害外来を、今の病院以外に数ヵ所受診した経験があります。

自傷行為が激しくなってきた頃に「今の病院の先生でいいのだろうか…」という疑問が沸いていたのですが…。

 

考える女性のアイコン



お医者さんのせいではありませんよ。

そのお医者さんの対応よりもっと息子にあった対応を提案してくれる先生が他にもいるかもしれない、と思ったんです。

 

その辺りにちょうど1年前に予約していた病院から電話があったり、口利きで予約を取ってもらえたりしたことがたまたま重なりました。

 

そんな経験の中で、発達障害専門の外来ではなく、小児科へ紹介されて行ったことがあります。

その小児科の先生のお話では、今は発達障害外来の希望が多すぎて、全く予約がとれないという全国規模の問題があるのだそうです。

 

「発達障害」という言葉がメジャーになってきて、特に大人の外来が増えた。そのため「早めの対処が効果がある」はずの子どもの予約が取れない。

そんなわけで「小児科医師でも発達障害に対応できる先生がいればみんなで情報を交換しながら対応しましょう」という流れが出てきているんですよ、とのお話でした。

 

そこの小児科では、まず小児科の先生が子どもの様子を見ながら親とカウンセリングをします。そして「うーん、これは確かに発達障害かな」と感じた子を選別して、月に1回外部から来る発達障害専門医にバトンタッチする、という方法をとっていました。

 

ハイタッチする男の子とお医者さん

 

増え続ける発達障害の外来希望。小児科でもこんな風に対応してくれるところが増えたなら、一人で思い悩む親御さんとお子さんの数が減っていくはず。

今後に期待したいですね。

 

まとめ

 

いずれにしても診断の予約はいっぱいで、本当に必要な(発達障害であろう)子供たちの予約がとれないでいる状況はなかなか改善しないのだそうです。

 

地域によってはそんなことは全然心配ないよ!というところもあるかもしれません。が、このような現状なのでお子さんが気になっていらっしゃるのであれば、早めに病院へ電話をかけてみたほうがいいですよ。

もしかしたら1年先の受診を覚悟しなければならないかもしれませんから。

もちろん、「鉛筆の芯を折る」程度の気がかりではないときに、です!(^_-)-☆

 

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

 

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