こんにちは。ココです。
注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ。
さて今回は漢方医学!「ツボ」のお話です。
頭なでなで、では落ち着かない
発達障害の子を持つママ、とりわけ癇癪の激しい子を持つママは「とにかく、この癇癪を落ち着かせるためなら何だって試す!」的な、以前の私と同じ感情を持つ方も少ないはず。
そんな大変だった頃に試してみた「ツボ」のお話を今回はご紹介したいと思います。
ツボと言っても、鍼灸治療ではなく「ボディーマッサージ」です。
何の本だったか忘れてしまいましたが、私は以前「背中に手を当てると子供は気持ちが落ち着く」というような話を読んだことがあります。
母親たちはよく、子供の頭を撫でて「いい子いい子」しますよね。私もたまに癇癪を起こしている息子の頭を撫でて落ち着けようとするのですが、これはほとんど上手くいったことがありません。
ウザがりはしませんが、落ち着くわけでもないんですね。
おかしいなあ…。フツウは頭なでなでされると喜ぶのになあ。やっぱり発達障害児息子、みんなの斜め上をいってるな…。
「背中に手を当てる」ボディマッサージ
そんなある日。息子が勉強をしていて癇癪を起こした時に、この「背中に手を当てる」ボディーマッサージをふと思い出して、そっと息子の背中に手を当ててみました。
この時私はボディーマッサージのように撫で撫ではせず、ただ「落ち着くように」そっと息子の背中に手を当てて、暫く黙っていただけなのですが。
息子はちょっとだけ、癇癪の勢いを弱めたのです。
あれ?と思いました。しかしまた数分も経たないうちに、息子は思い出せない漢字にイラつき始めます。
私は半分疑いながら、もう一度息子の背中に手を当ててみました。すると癇癪を起こす寸前だったのに、「ママ?」
隣に座っていた私に息子が抱きついてきたのです。
私は暫く息子を抱っこしていましたが、そのうち彼はまた机に向かい始めました。これを1時間の間に10回ほど繰り返しました。
残念ながら毎回癇癪を押さえるほどの威力はありませんでしたが、普段の4分の1程度は癇癪を起こさずに気持ちを切り替えることができました。
身柱、というツボ
少し調べてみたのですが、背中の上部真ん中、肩胛骨と肩胛骨の間は「身柱(しんちゅう)」というツボなのだそうです。
夜泣きやおねしょ、癇の虫や不眠などに効果がある、とされているんだって!
ツボは経穴と言われ、世界保健機関WHOも361個の経穴を医学的有効性がある、と認めているそうです。
漢方医学、ただの民間療法じゃなかったんだね!すごいなあ!
ちなみに経穴とは、身体の内側と外側のエネルギーが通る「経絡(けいらく)」の中継点なのだそうです。正しい経穴にエネルギーを入れると、その経穴が担当する箇所に効果がある、とのこと。
よく調べていくとかなり難しくなってきます…。簡単に言うと「頭痛に効果的」というボタンを押すと頭痛が緩和するという感じ、なのでしょうか。
そこで息子に聞いてみました。
背中に手を当てられると、どんな感じになる?
んー。なんかね、ぽわーっと温かくなって気持ちいい。
落ち着く?
うん。ちょっと落ち着く。
頭なでなでと背中に手を当てるの、どっちが落ち着くかな?
背中。
まとめ
ちなみに頭の頂点にあるツボは「百会(ひゃくえ)」と言って、高ぶった神経を落ち着かせる効果があるそうです。
そう考えると一般的な効果としては「頭を撫で撫で」も効きそうなのですが、息子曰く、頭を撫で撫では好きだけど、落ち着くわけではないそう。
効能はあっても、その有効濃度は人によるのかもしれません。あるいは、その経穴の辺りが滞っている、ということなのかも。
毎回効果があるわけではないようですが、子どもの身体に触れてあげることで「見守ってるよ」という気持ちはちゃんと伝えられますね。
背中に手を当てるだけなので、今すぐ試せます。これで5分でも気持ちが落ち着いた時間が増えてくれたら、嬉しいですね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。