こんにちは。ココです。
注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ。
引っ越しをして2ヶ月が経ちました。しかし日々の息子のかんしゃくに対応しながらの片付けは一向に進みません。
そもそもモノが多過ぎるんだよなあ…。そう思いながらふと自分の「能力の再検討」をしたお話です。
テーブルの上の雑多なモノ
お片付けの指南書によく出てくる方法の一つに「今すぐ処分できない学校のプリントやUSB、週末に付けようと思っているボタンなど、置き場に困って積み上がったテーブルの上の雑多なモノは、取りあえずカゴにひとまとめにしておくと見た目がグッとスッキリ!藤のカゴなどインテリア性の高いものだとなおいいですね!」
という「一時置きカゴ」整理術がありますよね。
これ、私20代の頃からやっていました。可愛い藤のカゴや某有名インテリアショップのトレイやブランド品の空き箱なども使ったりして。
しかしこの「一時置きカゴ整理術」、カゴに入れた一瞬は視界がスッキリして気分が上がるのですが、入れたものはずっと入れっぱなし。
1ヶ月どころか半年そのままでどんどん中身が積み上がっていくだけ。溢れそうになったある日に仕方なく整理に取り掛かるのですが…。
中身はほどんど書類。でも書類って全部目を通さなきゃならないし、10枚整理しても紙は薄っぺらいから「減った感」が全くないんだよね…。ここら辺でかれこれ1時間はかかっているから疲れちゃって、その日は終了。そして次の日からまた山が積みかなさっていくんだよねー。
そんなことを繰り返しながらそれでもいい案も思いつかず、気が付くとこの「意味のない」方法を20年以上続けていました。
仕事と家庭はどうしても違う
そんなんじゃ仕事の書類もめちゃめちゃじゃない?と思われるでしょうが…。なぜか仕事は別。職場ではそれなりに管理できるのです。
仕事場では「仕事以外」の雑務は少ないし、例え雑務があってもそれも給料のうち。やった時間だけのお金は出ます。
仕事がうまく運べば褒められることもあるし、「今日はありがとう」なんてチョコのひとつも机の上にあがっていたりします。
でも家庭は違いますよね。誰から褒められるわけでもないし、給料が出るわけでもない。それに家事って雑務ばかり。
一人暮らしの時や結婚しても子供がまだいなかった時はそれでも時々整理する時間を捻出できましたが、息子誕生。もう無理。
成長するほど、癇癪も成長。全然無理。
ダメです。気力体力オーバーヒート。「一時置きカゴ」満員御礼。JRの方、背中で押してドア閉めて下さい、お願いします…。
自分の能力を再検討する
私はどうも「書類の整理」が苦手らしいです。
書いてある文字を読んで、理解し、要不要を決断し、取っておくものはファイルにしまう。私はこの中の「文字を読んで決断」するのに非常に時間がかかります。
息子の成長に関する記録あれこれ。いつまで必要とするんだっけ?ん?でも後で「そういえば幼稚園の頃はどうでした?」って聞かれても…怒涛の日々で正直記憶が曖昧。
…だめだな、一応とっておこう。
洗濯機の保証書。1年か…。今年は2022年だから…過ぎてるな。
あ、でも電気屋で延長保証にも入ったような…??延長保証書、あれ、ない。どこ?でも確かあったような…。じゃあ延長保証書出てくるまではここに置いておいて。
市の助成検診案内。年1回の健診でやってるから要らないかな?
…あれ、乳がんは触診だっけ。市のマンモグラフィーは助成してくれるんだ。じゃあこっちがいいかな?でも2回行くのは…うーん…。まあ、あとで考えよう。じゃあこれは保留。
こんな調子で気が付くと1時間経過。
…ってこんなことしてる場合じゃない!今日は習い事の日だった!夕飯準備しとかなきゃ!え?学校にお迎えまであと20分?!うそ、急げー!!
常時こんな調子。
そんなわけで数枚を処理した上に、更に毎日毎日数枚ずつ書類が山になっていき、崩れそうになったある日に気合を入れて取り掛かるも、全部の書類を整理し終わるまで丸数日…。
私にとって「一時置きかご」という整理術は向かないんだな。20年以上経ってようやくそれを悟りました。
ちなみに収納アドバイザーの方の多くはこの「一時置きかご」を採択しないそうですよ。約7割の確率で私と同じ負のスパイラルにハマる人が多いからだそうです。
自分の能力を客観的に判断することって、大事なんだね!「できること」より「自分には無理があるやり方」を見つけて捨てていく。その方がシンプルに「自分に合ったやり方」を見つけていけるのかもしれないね。
まとめ
そんなわけで20年以上続けていた「一時置きカゴ」という整理方法を手放しました。
今は単純にその日出た書類はコタツの上に置いています。
常に目に留まるので、息子がのたくた着替えている間(8分くらいかかっていますね…。パンツに片足通してはほげ~…。もう一方通してはぼけら~…としているので)やお迎えまでの5分間など、隙間時間に「気が向いたら」(集中力がないと判断が遅くなるので)目を通して要不要と分けています。
その日出来るのは1枚しかなかったりしますが、カゴに入れてしまって見えなくなるよりも格段に処理時間が少なくなりました。
本や雑誌に載っているやり方はとても新鮮で合理的。「このやり方ならできるかも!」とつい夢見てしまいます。
しかしプロが教える「やり方」がすべて「自分に合っているやり方」とは限りません。
時にはそのやり方を捨ててしまう。そして「本当に」自分が「これなら無理なく出来しそう」というやり方に方向転換していく。そんな「自分のやり方を再検討する」ことも必要なんだなー。
そう思いながら、見た目美しくはないけれど、でも確実に整理できる「コタツに直置き」方法でちょこちょこと書類を整理している毎日です。
今回はママのダメさ加減をご披露した記事になったねー。
ははは…。
本日も最後までお読みいただいてありがとうございました。