
こんにちは。ココです。
注意欠如多動症(ADHD)で自閉スペクトラム症な息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ。
小学校高学年から中学校卒業までの5年間、支援級に在籍していた発達障害児息子。
集中力の続かないADHD、さらにかんしゃく爆発頻度の高い自閉スペクトラム症で、書字困難なため書いて覚えることの難しい軽度学習障害のある彼が進学したのは、高等専門学校(高専)でした。
今回は息子が入学した際にかかった金額をもとに、「高専入学に必要な費用」を分かりやすく解説します。
- 国立だから「安い」?
- 受験~入学までにかかる費用
- 入学後にかかる費用(授業料)
- スマホは1年生から「必須」という現実
- パソコンも「いずれ必須」になる
- 初年度に実際いくらかかったのか(合計)
- 「国立だから安い」は半分正解、半分誤解
- まとめ
国立だから「安い」?
「高専は国立だから安い」。 これは多くの保護者が一度は思うことではないでしょうか。
高専のオープンキャンパスに参加するまで、実はその高専が「国立」だということも知らなかった私。
「え、国立だったんだ!じゃあ授業料は公立よりも安いのでは??」なんて思っていました。

2026年4月現在では、全国の高専は国立51校・公立3校・私立4校の計58校あるよ!
この記事では、現役高専生の僕が入学した国立高専の例を紹介するね!
公立・私立の場合は、それぞれの高専を調べてみてね!
しかし実際に入学準備をしてみると、「公立高校の2倍以上の初期費用がかかる」という現実に驚きました。
この記事では、実際にかかった費用を、できるだけ具体的にまとめていきます。
高専を希望されるお子さんがいらっしゃるご家庭の、「費用面」を考えたり準備したりするときの参考にしてくださいね。

受験~入学までにかかる費用
これは息子の高専の場合ですが、だいたい国立高専はこんな感じなので、ざっと参考に見ていただければいいかな、と思います。
● 受験料:16,500円(学力試験の場合)
● 入学金:84,600円
● 教科書代:約40,000円
● 体育用品、実験用具などの諸用具:約20,000円
● 制服代:約90,000円
以下の章でひとつずつご説明していきますね。
受験料
高専はWeb出願もありますが、それでも受験料の金額は変わりありません。
一般的な公立高校は3,000円~5,000円前後なので、仮に5,000円と見積もっても3倍以上の金額がかかりますね。
国立高専は、すべて「独立行政法人 国立高等専門学校機構(NIT)」という大学法人と同じ仕組みで運営されています。
そのため、受験料や入学金、授業料は国立大学と同じ基準で決められているようです。
ちなみに国立大学の受験料は約17,000円。ほぼ同額ですね。
入学金
国立高専の入学金は全国一律84,600円で、国立大学の入学金(282,000円)と比べると約3分の1以下です。
高専は「高等教育機関」ではありますが、前半3年間が高校相当であるため、大学より低い金額に設定されています。
しかし、一般的な公立高校の入学金(5,000円~10,000円)と比較すれば、8~15倍。
「え、こんなにするのっ?!」という言葉が出てしまったのは、言うまでもありません…。
国立高専には、国立大学と同じ「入学料免除制度」があるので、家計状況によっては、入学金84,600円が全額または半額免除される場合があります。
ただし、申請は入学後で、審査基準は厳しめです。
ひとり親家庭・生活保護世帯・住民税非課税世帯や失業、病気等で家計急変があった家庭は対象になりやすい傾向があるようです。

学ぶことを諦めないでね!
教科書代
公立高校の1年生の教科書代は、文科省のデータでは平均1万円前後です。
一方、高専の教科書代は息子の場合約4万円と、公立高校の3〜4倍でした。
入学した学科によっても違いはありましたが、それほど大差のない金額でした。いや、高っ…。。。。
高専の教科書代が高いのは、1年生から専門科目が始まり、大学レベルの専門書や実験書を複数購入する必要があるためのようですね。
体育用品・実験用具などの諸費用
息子は化学科だったので、白衣や実験用ゴーグル、実験ノートなどの諸用具でも20,000円ほどかかりました。
電子科や機械科は作業着が必要だったり、製図用品が必要だったりするので、ここは「学科ごとで大きく違う」ところですね。
制服代
全国58校の高専のうち、制服があるのは30校、ないのは28校で、ほぼ半々です(2026年現在)。
東日本は私服の高専が多く、西日本は制服のある高専が多いという地域差もあるようです。
制服がある場合でも、1〜3年生までの着用が一般的で、4年生以降は私服になる学校がほとんどです。
ただ、高専は外部発表や企業訪問が多いので、制服があると便利だという話も聞きますね。
特に発達特性のある子には、毎朝の服装を悩まなくていいのは大きなメリットになるとも思っています。
しかし、9万円は高い…よねえ??
入学式に出席した、私たち夫婦の服を2人分足した値段にもならなかったですわ…。

入学後にかかる費用(授業料)
さて、入学後にかかる費用は、というと…。
● 授業料:年間 250,000円(国立大学と同じ基準)
ただし、1~3年生は「高等学校就学支援金」の対象で、 月1万円が助成されるため、実質負担は年間約13万円になります。(2026年4月現在)

実はその後5月に書類が送付されてきて、今年からは全額助成されるようになったんだって!
3年生までの期間限定だけど、この物価高、多くの家庭が助かるようになったね!
4・5年生になると助成がなくなり、大学並みの授業料負担になります。
スマホは1年生から「必須」という現実
高専では、入学直後から スマホが実質必須になります。
学校からの連絡は全てClassroom、Teams、メール等のオンラインとなります。
学校側・先生からの連絡も、課題のダウンロード、課題提出、個別呼び出しもオンライン。
授業中に参考サイトに飛んで「見ながら授業」もあるそうです。
クラス内では主にLINEのグループで行事連絡、投票なども行っています。
つまり、 スマホがないと授業や課題・行事参加に支障が出るレベルです。
そのため中学では不要だった子も、高専では「学習ツール」として必須になりま
す。
我が家では中学卒業までは持たせていなかったので、スマホ代や通信料なども出費となりました。
アンドロイド機種のため高額ではなかったのですが、iPhoneだったらもっとかかりますね。
ちなみに息子のクラス内では、iPhoneとアンドロイドは半々の所持率だそうです。

パソコンも「いずれ必須」になる
高専は専門科目が多く、 レポート作成・プログラミング・CAD・実験データ処理など、 パソコンを使う授業がどんどん増えていきます。
学校のパソコンだけでは足りず、 ほとんどの学生が自分専用のノートPC を持つようになります。
息子は家で使っていたノートパソコンを使用していますが、そろそろ限界なので彼専用のパソコンを買わないとな…と思っています。
ちなみにクラスの半数の子は、自分専用のパソコンを毎日持ち歩いているそうです。
情報系・電気系・機械系は、 スペック不足だと授業に支障が出るため、ここは注意が必要ですね。
入学後、情報系教科担当の先生から「だいたいこれくらいは必要」という指示があるので、それを参考にご購入されるといいかな、と思います。
初年度に実際いくらかかったのか(合計)
これらの数字を、初年度だけでまとめると、息子の場合はこうなりました。
● 受験料:16,500円(学力試験)
● 入学金:84,600円
● 教科書代:約40,000円
● 靴・実験用具・体育用品などの諸用具:約20,000円
● 制服代:約90,000円
● 授業料(助成後):約130,000円
合計 約381,100円
ここに、スマホ代、パソコン代、通学用品、定期券代などを含めると、 40〜60万円になる家庭が多いのが現実です。
「国立だから安い」は半分正解、半分誤解
確かに、大学進学まで見据えると高専はコスパが良いです。
しかし、入学時の初期費用だけを見ると、公立高校の2倍以上。
公立高校の初期費用は平均15〜20万円程度なので、 高専の初期費用はかなり高めです。
費用は確かに高い。
でも、実際に通い始めた息子にとって、専門分野に早くから触れられ、同じ興味を持つ仲間がたくさん集まる高専は、とても居心地が良いそうです。

勉強とレポートはめっちゃ大変!だけどね…。でも頑張ってるよ!
まとめ
高専は「安い学校」ではありません。 でも「将来の選択肢が広がる学校」です。
費用のリアルはなかなか語られない話なので、今回は息子の高専を基にして記事を書いてみました。
これから進路を検討するお子さんを持つ保護者の皆様に、参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

