こんにちは。ココです。
注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子との毎日から得た小さなヒントをお伝えしている当ブログへお越し頂き、ありがとうございます。
数回に渡ってお伝えしている、発達障害児・息子目線でのタブレット教材「スマイルゼミ」のメリット・デメリット。
今回はおまけ教科の「プログラミング」についてお話します。
新教科「プログラミング」
これからの小学生が新たに学ぶ教科となる「プログラミング」。
コンピューターにあまり詳しくない親御さんは「どうしたものか…」と心配されているかもしれませんね。私もこっち方面、詳しくはないのでちょっと心配だったのですが。
学校で実際に学習する内容を先生にお聞きしたり、色々情報収集してみましたが割と単純な内容、というのが私の意見です。
心配することはないようです。
息子のやっているタブレット教材「スマイルゼミ」では、夏休みや冬休みなどの長期休暇に「特別講座」として「プログラミング」が配信されます。
子供たち、特に男の子は「プログラミング」と聞くと「やってみたい!!」と飛びついてくることが多いようです。ゲームみたいな感覚なのでしょうね。
では、実際のプログラミングの画面を見てみましょう。
音楽+プログラミング
これは3年生の時、息子が初めてプログラミングの配信を受けたときのもの。
この時は「音楽」の教科とのMIXでした。
最初は全部タブレットが「ここにこの命令を入れる」「『ド』を選択」など、手取り足取り教えてくれます。
プログラミング講座を初めて見たときは難しそうに見えたようですが、タブレットが「この命令をここに付け足す」とちゃんと指示を出してくれるのでとってもカンタン、間違えることはありません。
様々な「命令」を組み合わせて、キャラクターが指示通りの「動作」をするまでを組み立てる…。本当にゲームみたいですね。
命令の組み立て(プログラミング)が終わって「実行」ボタンを押すと、小人がハンドベルを鳴らして曲を演奏してくれます。
間違えずに演奏できたら、小人が飛び上がって喜んで、完了。
ほとんどゲームそのもの。楽しいみたいです。
「実行」を押すと、命令通りの曲が流れます。
プログラミング教科のデメリット
しかしステージをどんどんクリアしていくと次第に難問になってきます。
最後はヒントなし、自分で命令を組み立てます。
音階が違っていたり休符を入れ忘れたりと、何度も「間違った命令の残念な曲」を完成させてはリトライを繰り返す息子。
なので最終ステージ辺りではいつも癇癪が起きてしまいます。ここがデメリット。
このプログラミング単元はステージが3つほどあるため、完了するまでに結構時間がかかります。5分ほどかかってやっと完成させても、たった1つミスがあるだけで全部不可。
30分以上四苦八苦して、結局完成に至らず癇癪を起こし、それを3年間繰り返していますね…。
プログラミングで必要なスキルは「忍耐力」。絶対そうだよ。
関心があるものにとことん打ち込むタイプの子はハマるだろうけど、飽きっぽいADHDは嫌になるかも…。
ちなみに学校でのプログラミングの内容を見せてもらいましたが、ほぼ同じ感じですね。
タブレット上で「右へ2つ進む」「左を向く」などの命令を組み合わせて画面上の車をゴールまで走らせる、というのが大体の学校でやる「プログラミング」です。実際にモーターがついた小さな車を走らせたりもするようです。
でもこの単元で、息子くんは苦手な楽譜が少し書けるようになったんだって。ピアノとか習っていないとなかなか難しい「楽譜の読み書き」。彼は休符とか音符の種類はここで覚えられたみたいだよ!
英語+プログラミング
スマイルゼミのプログラミング講座は、何かの教科と掛け合わせた構成になっています。複合教科なんですね。
これは英語とのMIX。
全て英語で話しています。ここではミルクを取って、ネコにあげてから旗のあるゴールまで行く、という順路のプログラムを組みます。
英語の発音も聞けて「go straight(真っ直ぐ進む)」「turn left(左を向く)」などの簡単な文も、何度もプログラムを組み立てることによって覚えてしまいます。
息子はこれが気に入って、おうちでお風呂に入る時間なども「小人でGo!」という遊びにして楽しんでいます
「stand up(ソファーから立ちあがる)」「go straight(進む)」「open the door(ドアを開ける)」「turn left(左を向く)」「goal!(ゴールだよ!)」
と指示しながらお風呂場へ進んで行く遊びです。
直ぐに指示を出してあげないと、ドアにぶち当たったままずっと足踏みをしてたりするので面白いです。
こうやって遊べるのもあと1年くらいかもなあ…なんて思うと、あー面倒くさい!さっさと入って!なんて気持ちも和らぎますね。
GO、GO!
スマイルゼミのプログラミングは毎回違う教科とのコラボですが、この英語バージョンだけは珍しく最後のステージまで辿り着いていました。
たまには上手くいくこともあるようですね。
まとめ
以上がプログラミング編「音楽」「英語」とのミックス内容です。
学校のプログラミング授業とほぼ同じ内容なので「プログラミングに慣れる」のには丁度いいかと思います。
メリットは「複合教科」になっていることで、プログラミングを通して英語や算数などの各教科を「実際に」「考えて」使ってみることだと思います。
机上で電流回路を書くだけよりも実際に手を使って実験する方がはるかに頭に残りやすいように、音符や計算などを組み入れながら小人を動かす、というゲームによって「生きた勉強」をできます。
デメリットは最終ステージあたりの難易度が高いことですね。
複雑な思考が必要になってきます。
完璧主義の息子は癇癪を起こしながら何度も再挑戦しますが、結局制覇できない時もあります。
これ(制覇できないこと)が許せず凄い剣幕で暴れた時期もありましたが、今は「最終ステージは無理な場合が多い」と諦めているらしく、制覇せずに終わってもそれほど怒らなくなりました。
それと3ステージくらいあるので、ミッションが終了するまで30分とか結構な時間がかかる、ということでしょうか。
息子は制覇するまで延々やろうとする傾向があるので、時間に余裕のある日しかできない、というのも息子的デメリットですね。
まあゲームみたいなものですから、やめられないのも当然かもしれませんが…。
さて、次回はプログラミング編「算数」「社会」「理科」とのMIXについてお伝えします。
本日も最後までお読みいただいてありがとうございました。