こんにちは。ココです。
注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ。
気温も30度を超える夏日が続くようになってきました。
それなのに、こだわりが多い高校生自閉症息子のお弁当は「何でもいい」わけではありません。
そんな彼が最近好んで持って行っているお弁当を今日はご紹介します!
ランチジャーへの憧れ
今年春から高校生になった息子。温かいごはんが毎日食べられる給食を卒業し、現在はお弁当の学校生活です。
自閉症スペクトラムあるあるで、お弁当にもこだわりがある息子。息子のこだわりは「ごはんが冷えたお弁当は食べたくない」こと。
「給食はいつもあったかいごはんとおかずが食べられたからよかったのに」
この言葉を「給食は有難かったね」という感謝の言葉として取らず、「毎日お弁当を作る私に言うセリフか、それ?」と怒りを覚える言葉として取る人は、きっと私だけではないはず…。
そんな息子、保温ジャーのお弁当箱が欲しい。と言い出しました。
私には、特殊免許を持って、あちこちの道路へ仕事に行く旦那様がいるお友達がいるのですが。彼は保温ジャーのお弁当箱を持って行ってるんだそうです。
猛吹雪の中の除雪作業、炎天下の下の舗装…。道路工事に従事する方は、そんな過酷なお仕事の中での唯一の楽しみ、お弁当時間を少しでも「幸せな時間」として楽しめるように、保温保冷ランチジャー所有率が多いそうです。
そのお友達の息子さんも、高校時代はお父さんと同じメーカーの保温ランチジャーを持って行っていたそう。
娘さんは現役高校生ですが、冬は小さめの保温ジャーにスープを、夏には冷たいクラッシュゼリーを持っていくとのこと。
そんな話を聞いてから、息子はずっと「いいなあ…」と思っていたようです。
そこで、「冷たい麺をもっていきたい」という息子の希望に沿ったランチジャーを探してみました。
息子の学校では、こんな風に輪になってお弁当を食べる子はほぼいないそうです。コロナ以降、給食を「前を向いて隣と机を離し、黙食」が定着している世代。今でもそれが「通常スタイル」になっている子ども達。
そんな話を聞くと、切なくなってきますね…。
どんぶりランチジャー!
色んなお店をのぞきながら「こんな感じ」という大体の希望をまとめたら、どんぶり型がいいかも、となりました。
「おかずはほぼ要らない。何段もあると出し入れが面倒。重過ぎると持ちたくなくなる。可愛いのは嫌」
ぐだぐだうるさい息子の文句を面倒くさいな…、とため息をつきながら(笑)、買ってみたのはパール金属の「どんぶりランチジャー」。
上部におかず入れがついた2段構造。真空2重構造で保冷保温オッケー。電子レンジにも対応しています。
丁寧に扱うことのできない息子なので、象印やサーモスなどのちゃんとしたメーカーのちゃんとしたお値段のものは買う勇気もなく…(しかも自転車通学。かごの中でがっちゃんがっちゃんやって、速攻壊しそう…)。
そんなわけで、お手頃価格であるこの商品を買ってみました。
そして、ざるそばなどの「つけだれ」用としては同じくホームレーベルの「フードマグ」を。
こちらは本来はスープジャーとしての商品。冬になったらこれにシチューやお味噌汁を入れていきたい!のだそう。
これにバナナとかキャベツ詰めて、うさぎちゃん先生も学校行きたいな!
使ってみました
どんぶりランチジャーは770mlの小さいサイズもあって、そっちは女の子のお食事量に合っているかな、という感じ。
画像引用元:パール金属(株)ホームページ
https://www.p-life-house.jp/goods_HB-4906.html
息子は大きめの1060mlを購入し、早速ざるそばやぶっかけうどんを持って登校しています。
前日、乾麺のそばを茹でて冷蔵庫で保冷。おかず入れには、業務スーパーで買った海鮮かきあげを。前日から冷蔵庫に入れておけば、自然解凍で十分。この間は長ねぎもあったら綺麗だよね、と思って入れてあげたら、「要らない」と残って帰ってきました。ムカッ。
こっちは「つけ麺」バージョンでしたが、これは撃沈…。
「つけ麺を持っていきたい」というので、用意したつけ麺弁当。「なんかつけ麺はお弁当で食べると美味しくなかった」と、このお弁当はチャーシューだけ食べて全部残してきました。自分で「食べたい」ってリクエストしたくせに…。
持っていくときは保冷バッグにどんぶりランチジャー、フードマグ(ざるそばなどのつけだれが入っている)、凍らせたペットボトルのウーロン茶にタオルを巻いたものを保冷剤として入れて持たせています。
凍らせたペットボトルは、タオルを巻いて輪ゴムで止めておくとかなりの時間凍っているので保冷剤としては安心!
100円ショップの薄っぺらい保冷剤では、30度越えの日のお弁当は心配ですから…。
お弁当を食べ終わったら、まだ半分凍っているペットボトルのウーロン茶も、めっちゃ冷たい状態で飲めます!お昼の時点では、もう水筒の麦茶は飲み切ってなくなっていますからね。
また、ペットボトルに巻いていた冷たいタオルはお手拭き代わりになります。
誰もいなければ顔や首回りを拭いても気持ちよさそう!…オヤジっぽく見えるから、教室ではやらないけどね。
ママは誰もいない車内とかでは首に当てちゃう…。気持ちいいよ~。
・・・・・。
どんぶりランチジャー、フードマグ(ざるそばのつけつゆ)、割りばし、七味唐辛子、凍らせたペットボトルのウーロン茶を保冷バッグに詰めて。
ペットボトルは、一度開封して少し中身を出してから冷凍すると、ペットボトルの膨張が防げます。一度開封しておくと、握力のない息子が開けやすくなるので、そのためでもあります。
これでお昼までは十分に冷たく頂けるそうです。洗うのも簡単、おすすめですよ!
まとめ
今日は真夏の高校生・発達障害児息子のこだわり満載??のお弁当をご紹介しました。
いやいやホント、自閉症スペクトラム、こだわりが多くて大変です(泣)。
まあ、毎日学食行かれて散財されるよりはいいかも…??
何はともあれ、真夏の登下校、発達障害児のみんな、頑張ってね!!
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。