発達障害だって、頑張るもん!

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注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子を持つママ・ココです。子どもを通して学んだ発達障害児への対応、工夫、その他色々な情報をたくさんの人と共有できたらいいな、と思っています。

 

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【発達障害のお薬・ストラテラ】 ストラテラはどう??

緑色の背景に原っぱを走る女の子

 

こんにちは。ココです。

注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ。

 

今回はエビリファイから変更になった薬、ストラテラを服用した時の息子の様子です。

 

● ストラテラの効果は?自傷行為・暴言は目に見えて減ったものの、多動・衝動性は特に改善されませんでした。

 

 

ストラテラは服用に段階がある

 

さて。息子のストラテラ初めての処方は、5㎎のカプセルでした。朝1回の服用です。

 

少し難しい話になりますが、ストラテラの有効成分は「アトモキセチン」です。

これはノルアドレナリンという神経伝達物質の再取り込みを阻害する薬の1つです。

劇薬扱いにはなりますが、中枢神経系を刺激するメチルフェニデート(コンサータ)とは違い、中枢神経を刺激をしない薬のために、乱用性がないことが大きな特徴となります。

 

このストラテラ、少し特徴的な薬で、服用量を3段階に分けて増量していきます

 

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ワン・ツー・スリーってね。段階があるんだって。

 

体重に対して容量が変わってくるのですが、最初の1段階目では息子の場合5㎎。その後様子をみて、第2段階として一週間後8㎎。

更に第3段階として増量し、適切な維持量に、としていきます。

 

息子の場合は、第1段階の5㎎を1週間、第2段階の8㎎を1ヶ月半ほど続けました。

 

ストラテラの効果は6週間後からしか表れない

 

このストラテラ、効果がはっきりと分かるようになるのは6~8週間後と言われています。

毎日自傷行為だの生きても何の意味もないだのと大癇癪を起している息子を見ている私や学校の先生たちにとっては、「…長い…」って感じですが、仕方ありません。

 

うさぎのアイコン





でね、もう最初にお話しちゃうけど。息子くんの場合、効果はあまりなかったんだよ。

 

ただ、前回まで服用していたエビリファイと比べ、奇声を上げて人が変わってしまったかのような大爆発的癇癪はなくなりました。

しかし、規模が小さくなったものの癇癪自体の頻度は多くなり、何かに怒っていることが多かったです。

 

エビリファイが合わなかったことを再確認した結果に

 

学校での多動性はより強くなったように思いましたが、「SINEEEE!」「KOROOOSIIIてやる!」などの暴言や自傷行為は、目にみえて減っていきました。

 

その分多動性は一気に解禁!されたかのように逆に激しくなっていったので、ストラテラは、一定量に増えるまで(維持量に達するまで)こんな風なのか??と学校の先生たちと毎日のように放課後、ぐったりしながら話していましたね。

 

それでもエビリファイを飲んでいたときのように常時イライラして、些細なことで激しい癇癪や自傷行為を起こすことはなくなったので、まあそれだけは救いでした。

イライラしない時間は、友達と楽しそうに遊んでいる光景を見られるのだそうです。

 

こうして見ると、明らかにエビリファイは息子には合わなかったんだなあ、ということが分かります。

先生たちもみんな、同じ意見でしたね。

 

エビリファイで自傷行為や暴言が悪化したケースは聞いた事がない、と主治医は仰っていましたが、息子の場合はエビリファイが爆発の威力を増大させていたようにしか私には見えませんでした。本人もこの頃が一番辛かった、と後で言っていました。

 

眼鏡をかけた男の子のアイコン





まるで「感情のコントローラー」が宙に浮いていて、勝手に怒るボタンをガンガン押しまくっている感じだったよ。自分でも「何に怒ったのか」理由がわからないことも結構あったんだ。

怒って、爆発して、そんな自分を許せなくてまた怒って、自傷…。これを2時間ごとに繰り返している感じだったよ。

 

まとめ

 

そんなわけでストラテラは、ADHDの特徴的な症状である多動性・衝動性を改善する薬ではあるものの、息子の場合改善されたような様子が全く見られなかったため、その後中止となりました。

 

紆余曲折な息子のお薬体験。まだまだ続きます。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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