こんにちは。ココです。
注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ。
今日は読書好きな発達障害児息子くんのおすすめ雑学本のご紹介です。
不思議な飛び地や境界線
筆者の本職はITエンジニア。紙の地図を見るのが小さい時から大好きで、その趣味の集大成でこの本を執筆したそう。
見開き1ページ目で「え、そうなの?!」という稀有な雑学の話が1行とその土地の見やすい地図。2ページ目で稀有な土地となった歴史やドラマを分かりやすく書いています。
どのページから読んでもいいような構成になっているので、興味のある所だけを拾い読みしてもいいし、仕事の合間のコーヒーブレイクに1ページ読み、なんてこともできる、とても気楽に手に取れる本だよ!
いざ、奇妙な国境へ!
この本には1行で興味をそそられる、という魔法があります。
僕が特に面白い!と思ったおススメのページのタイトルを紹介するね!
「公式の首都がゴーストタウンとなっている唯一の国。」(モントセラト島・プリマス)
「しばらくの間だけ島になる土地。」(アメリカ・エリス島)
「家の国籍は玄関の位置で決まる。」(ベルギー/オランダ・バールレ)
「1軒の家は、どちらの国にも属してないらしい。」(クロアティア/スロヴェニア・ブレゾヴィカ)
引用元:「奇妙な国境や境界の世界地図」 ゾラン・ニコリッチ・著 松田和也・訳
へえー。どれもなんか「ん?」って思うタイトルだね!息子くん、ひとつ紹介して!
いいよ!じゃあ「住民が世界からの孤絶を選んだ島。」ってのはどう?
「住民が世界からの孤絶を選んだ島。」(インド・北センチネル島)
厳然と存在しているにもかかわらず、公式には認められていないものもある。その実例が北センチネル島という小島を囲う国境線だ。完全に森に覆われ、100人から500人のセンチネル族が棲んでいる。彼らの言語は近くの島の住民にも全く解らない。
全般的な技術発展レベルに関しては、現在でも石器時代のレベルにある。世界とのあらゆる接触を固く拒む部族の島なのだ。
センチネル族は外部の者に対して極端な敵意を抱いている。彼らと接触しようとする過去の試みのほぼ全ては悲劇的な結末を迎えた。
A&N当局は2005年、もはやセンチネル族といかなる接触も試みるつもりはないことと、島に対するあらゆる接近を禁じる決定が下された。
これはひとつにはセンチネル族による訪問者に対する攻撃を防ぐためだが、同時にまた、訪問者が彼らに有害な病原菌などを伝染させることを防ぐためでもあった。こうして島の周囲5㎞が立入禁止区域とされた。
引用元:「奇妙な国境や境界の世界地図」 ゾラン・ニコリッチ・著 松田和也・訳
雑学本は「理科」と「社会」を強化する!
全体的に赤・黄色・薄いグレー・青のみの配色で、簡潔で見やすい地図。とても読みやすく、雑学好きな小学生にもおススメです。
レアな地名が多いので地理の勉強としてはどうかな~…??と思う所もありますが、面白さから興味を持って「地理って楽しいかも!」と思えるのが一番かな?なんて思います。
ちなみに息子はこんな雑学本が大好きなので、社会や理科など、雑学が大活躍する教科は得意中の得意教科になりました。
小学校低学年時は「こんな雑学なんて何の役にたつのかなあ??」なんて思っていたのですが、成長して知識が増えるにつれ、雑学とひょんなところで繋がり、記憶に定着していくようです。
用語の暗記が重要となる理科と社会には、背景にある歴史などの雑学が大いに役立つようですよ。
まとめ
発達障害児息子のおすすめ雑学本、いかがでしたか?
勉強の観点からだけではなく、「世界は広い。世界って面白い。知るって楽しい。生きてるってだから最高!」って思ってくれたら…。それは親として一番嬉しいことですよね。
たまには「奇妙な」世界へトリップして、「役に立たないけど面白い」雑学に触れる時間を楽しんでみませんか?
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。