こんにちは。ココです。
注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ。
今日はママなら大好きな(?)、我が子のお〇りが「出ちゃう」悩みについて。知的・発達障害児あるあるな現象ですよね。
出てますよー
学校の送り迎えから通院、習い事、休日。息子と家以外にいることが多い我が家ですが、そのあちこちで以前からちょっとだけ気になっていたことがありました。
息子くんはどこにいても何だかズボンがずり落ち気味で、ひどいときにはお〇りの上部が見え隠れしていることもあるんだよ。
小さい時は胸の下からおへその下までぽっこーんと出ている、いわゆる「幼児体型」のせいでウエストでズボンが止まらないせいなのだと思っていました。
当時小学5年生。もういい加減、お〇りが見えてる子っていないから…っ。
原因は「出ているお腹」のせいじゃない?
息子はお通じがあまり良くなくて、いつもお腹が膨らんでいる状態なのですが(そうです。未だに幼児体型)。そう言えばコンサータを飲んでいて、薬の副作用で激やせしていた時も変わらずズボンが下がり気味でした。
ということは。ズボンが毎回ずり落ちているのはお腹のぽっこり具合だけではないんだなー…ということに随分経ってから気が付きました。
幼児のズボンは、ウエストゴムの幅が3センチくらいある太いものが多いですよね。股上も深くて、お〇りがすっぽりと入るような設計です。
息子は這いつくばって虫を観察したり泥をこねたりするような行為が多かったので、幼児の頃は股上のうんと深いズボンを探しては履かせていました。
もう小学校5年生。いい加減お〇りチラ見せは同級生女子にも許されないでしょっ?
ですがもう探そうにも、150センチ台のズボンなんて大きい子の部類ですから、股上が深いものどころか前回記事にした通りウエストゴム使用自体がなかなかありません。
ずり落ち防止のために工夫したズボンの記事はこちら!
上記の記事のようにウエスト部分を詰めたり、ベルト通し用のリボンを縫い付けてベルトでホールドさせよう!とするのですが。
伸縮ベルトをつけても、やっぱり何だかずれ落ちているのです。
どうしてだろう?
這いつくばって観察したり、狭い場所に無理矢理身体を押し込めて癇癪起こしたりしているような、おおよそ5年生ならやらないことばかり起こしてしまう、息子特有の行動のせいなのか??
もうお〇りが出ないようにするための策は尽きたのですけど…。
原因は「下着をズボンに入れる」習慣がないこと
ある日、昇降口にお迎えに行き、相変わらずなちょび出しお〇りを見ていたら、時々お世話になっている支援クラスの先生が通りかかりました。
そこで先生に最近の息子の様子をお聞きしたあと、ふとこのことをお話したんです。
「そう言えばそうですねー。支援クラスの子ども達ほぼ全員そうかも」
普通クラスでも1年生後半にはもういないのに不思議です。でも息子だけじゃなくてちょっと安心してしまいました。(…ん?「安心」の使用方法が間違っている…?)
どうしてでしょうねえ?なんて二人で話しているうちに、「やっぱり、インナーを中に入れないからかなあ?」という話に。
知的障害・発達障害児共に、インナーをズボンの中にちゃんと収める、という習慣がつかない子は多いのだそうです。
ああ、なるほど!
確かに!インナーをズボンにきちんと入れておくと、インナーが滑り止め効果となって落ちにくくなるんだね!
もう当たり前すぎて私達には分からなかったのですが、あとから参加した先生と5人でお話していて(その話をしていたら他の先生たちがどんどん集まって5人でうんうん考えていました)、それが一番大きな原因なのではないか、という満場一致の答えとなりました。
この習慣はなぜか身に付きにくい
そう。トイレのあと、着替え後。息子はいつもインナーを入れていないのです。
背中もお〇りもかなりの面積が見えているのに冬場は寒くないんだろうか…?と思うのですが、何度声をかけても一旦は入れるものの、また入れ忘れます。
知的・発達障害児共に、生活習慣がなかなか身につかない、という話はよく聞かれます。が、こういった些細なことも、やはり習慣化しにくいのでしょうね。
「インナーをズボンに入れる」という習慣は、何年言っても一向に身につく気配はなかったため、これ以降は気が付いたら私が「インナーを入れるとズボン落ちないからね」と言って入れてしまうことにしました。
いくら口を酸っぱく言っても、本人に羞恥心が芽生えるか、何か不都合があって相当困ったことにならない限りは出来ないのです。こればかりは仕方ないですね。
それでも毎日毎回繰り返し入れてあげることで、「背中とお〇りが出ていない快適な感覚」「ズボンがずり落ちにくいという事実」が分かってきて、そのうち自分で気付いてやれるようになるのではないかな、という淡い期待を持っています。
何年かかるかわかりませんが…。
ちなみに只今小学6年生の息子くん。今でも出来ていないんだよ。ただ、「出てるよ」というと「あ」と言って自分で入れるようにはなったかな。中学生になって制服のワイシャツみたいにびろびろ裾が長い服を着るようになったら、やっと出来るようになるのかもしれないね。
まとめ
何事も長期スパンで見ていく、という精神が息子を通してこうやって日々鍛え上げられています。
即効性や時短ばかりを気にする現代の私達に、この子たちはいい勉強をさせてくれているのかもしれませんね。
本日も最後までお読みいただいてありがとうございました。