発達障害だって、頑張るもん!

発達障害だって、頑張るもん!

注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子を持つママ・ココです。子どもを通して学んだ発達障害児への対応、工夫、その他色々な情報をたくさんの人と共有できたらいいな、と思っています。

 

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【頭痛薬が効かない!】 これって「薬物乱用頭痛」かな?と思ったら・後編

グレーの背景に頭痛でうなだれる女性

 

こんにちは。ココです。

注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ。

 

今日は前回に引き続き、「薬物乱用頭痛」について。もし「薬物乱用頭痛」なら、じゃあどうしたらいいのかな?というお話。

 

●いくつかの対策をご紹介します。ご自身にあった対策方法を試してみてくださいね!

 

 

片頭痛は年齢にも左右される

 

一般的に、片頭痛は年齢によってその症状に強弱、頻度が変化していくようです。

 

coco-disorder.com

 

20代後半から30代までは片頭痛の痛みが強くあらわれるようになります。そして40代からは多少ですが、その痛みの強さは落ち着き始めます。

 

しかし片頭痛の発作の頻度は40代後半から50代にかけてどんどん増加していくようです。

 

また、頭痛発作の持続時間(頭痛が起きてから頭痛がおさまるまるまでの時間)は、年齢に比例して長くなってくるようです。

20代ではその日でおさまったものが、30代では翌日まで、40代になると2、3日続く、という人が多くなってきます。

 

これはあくまで個人差があるので一概には言えませんが、統計をとるとこのような結果になります。

 

眼鏡をかけた女性のアイコン





私の場合は年齢が上がるのと比例するように、片頭痛の痛みも強くなってきています。頻度も20代の頃は月に4回程度でしたが(それ以外は筋収縮性頭痛)、今は平均すると月7回。多い時は月に10回を越えます。

頭痛発作の持続時間も、20代では数時間でおさまったものが、50代になったら通常では3日持続、長いと1週間も痛みに苦しむようになりました。

 

しかしながら、60代では70~80%の人が片頭痛の頻度・痛みの強さが少しずつ減っていくことに。70代になっても片頭痛が残っている人は、ごくわずか、なのだそう。

 

眼鏡をかけた男の子のアイコン





おばあちゃんは70代半ばだけど、まだ片頭痛があるんだって。だからママは「私ももしかしてその『ごくわずかの片頭痛持ち』に分類される確率が…」って嘆いているよ~。

 

加齢によって片頭痛が改善していく理由は定かではありません。一説には動脈硬化が進行して血管が硬くなり、押し広げられにくくなっているからではないかと言われています。

ほかに、血管を拡張させる脳からの「指令」の出方が、老化とともに鈍くなっていくからではないかとする考えもあります。

 

引用元:「頭痛薬が効かない頭痛になったとき読む本」 寺本 純・著

 

薬物乱用頭痛の対応策

 

前回で「私って薬物乱用頭痛だったんだ…」と分かったからといって、そう簡単に頭痛薬をやめるわけにはいきませんよね。

多くの人は医師に「服用中止」とされても、その埋め合わせに市販の鎮痛薬をたくさん飲んだり、他の病院でまた処方してもらう、というのが実情なのだそうです。

 

その片頭痛に耐えられないから鎮痛剤・抑制剤を飲んでいたのに、「薬物乱用頭痛だから服用中止」と言われて耐えられる人は、よほど意志が強いか、今までの服用法が不適切だっただけなのか、どちらかだ、と寺本医師はお話しています。

 

じゃあどうしたらいいんだろう…。今回はそんな方(私を含め)への対応策を。

 

頭痛がする女性

 

  1.誘発条件を回避する

片頭痛を誘発する条件を、なるべく回避するように努めます。

 

アルコール、チョコレート、赤ワインなど、血管を拡張させやすい飲食を減らしていくようにする。

お風呂やサウナは長時間にしない。

コンサートや観劇など、大ボリュームの閉ざされた空間に長時間いるイベントへの回数を減らす。

デパートでは匂いのきつ過ぎる香水売り場を迂回して歩く、など。

 

私は映画は「絶対観たいもの」を年に1回くらいにして、レンタルやテレビで鑑賞するようにしたり、温泉は露天風呂メインに、香りはアロマオイルの純度が高いもの(合成品ではない香り)をたまに使用する程度、などに気を付けるようにしています。

 

アルコールはワインなら白を選ぶ、ノンアルコールで「ビールを飲んだ気分に」なるようにする、なども頑張っていますよ!

 

眼鏡をかけた女性のアイコン





だから「今日は頭痛がなさそう!」という感じのときにたまに飲む「生ビール」は、すっごく美味しく感じられます!!これはこれで、人生の幸福度を感じられるいい機会なのかもしれません。

 

眼鏡をかけた男の子のアイコン





「人生の幸福度」レベル低っ!

 

  2.予防薬を使ってみる

予防薬は様々あるのですが、基本的に毎日飲み続けなければならないうえに、効果が薄れてくれば一度休薬して、新たに別の予防薬を試みる必要があることがほとんどです。

 

多くは半年から1年後には薬に慣れてしまうことがあるようなので、おすすめはできないかな…と思いますが。気になる方は是非頭痛外来で相談してみてください。

 

  3.ビタミン剤を試す

ビタミンB2、CoQ10、ビタミンB12などで、頭痛が全くなくなるわけではないけれど、痛みが「耐えられるような」感じの痛みに変化したりする方の比率が高いそうです。

 

ただし、少量では全く効かないので(ビタミンB2であれば一日12錠くらい)、頭痛外来で相談して処方してもらうといいかもしれません。

ビタミンB2であれば保険適用外でも1錠10円ですし、副作用はゼロで安全性はピカイチです。

 

眼鏡をかけた女性のアイコン





これから新規で頭痛外来の病院を探す予定なのですが、そのときのお医者さんが話しやすそうな方であれば、ビタミンB2を処方してもらえるように相談してみよう!と思っています。

 

  4.鎮痛薬への移行を考える

50代になると、30~40代では効果が出にくかった鎮痛薬も効きやすくなってくるようです。

 

片頭痛抑制薬のエルゴタミン、トリプタンよりは幾ばくか慢性片頭痛の程度を悪化させる可能性が低くなるので、50代に突入したら試してみるといいかな、と思います。

 

まとめ

 

いかがでしたか?最近はボツリヌス注射という新たな手法も出てきましたが、保険適用外で高額な上に、3ヵ月ごとに注射をしなければならないので、あまり普及してはいないようですね。

 

「叶うことなら頭痛のない人生を送りたい!」と、億万長者になることよりも先に神様に願っちゃう私(笑)。

頭痛に左右されない生活を送りたいですね。

 

うさぎのアイコン





あと、息子くんのかんしゃくに左右されない生活もっ!

 

眼鏡をかけた女性のアイコン







生きているうちに叶うといいなー。。。。

 

このトピックは「頭痛の名医」でテレビや雑誌でも大活躍の寺本 純さんの著書を元にしています。詳しく知りたい!という方は是非書籍で。

 

 

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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