発達障害だって、頑張るもん!

発達障害だって、頑張るもん!

注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子を持つママ・ココです。子どもを通して学んだ発達障害児への対応、工夫、その他色々な情報をたくさんの人と共有できたらいいな、と思っています。

 

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【マスクの苦手対策】 苦手ポイントを工夫してストレスを減らそう

クリーム色の背景。自宅でパソコンに向かうマスクをつけた男の子

 

こんにちは。ココです。

注意欠陥多動性障害当(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子との毎日から得たヒントをお伝えしている当ブログへお越し頂いて、ありがとうございます。

 

マスクは市場に戻ってきましたが、値段は元のようにはもう下がらないですね。

今日はそんな「マスク」のお話。

 

● マスクってかんしゃくスイッチいっぱい。それでも付けなきゃならない息子への対策は「大人用マスクの使用」。

 

 

マスクはかんしゃく誘発ポイント!

 

コロナじゃなくても、小学生は給食当番でマスクを使用する機会がありますね。

 

息子は自傷行為が出てきた頃から給食当番を外れるようになり(給食どころじゃなかったので…)、そのままかれこれ3年は経過しています…。

 

眼鏡をかけた男の子のアイコン







5年生になってからは時々参加できるようになったよ!

ママは3年半振りに給食着を洗える!って喜んでたよ!(笑)

 

給食当番をやっていた低学年の頃はちゃんとマスクをつけていたのですが、それからマスクを付けるという機会があまりなくなったためか、ここまで徹底した「マスク強制社会」になるまでの移行期間は、本当にマスクを嫌がってかんしゃくを起こしていました。

 

色とりどりの瓶とマスクをした犬

 

マスクが嫌で怒りだす子って結構いるんじゃないかと思っていたのですが、本当にいないものなんですね。

周りでも聞いたことないです。

 

むしろ「え?付けるの嫌がる??なんで??」と疑問に思われたりして。

支援の必要な子供たちも、みーんな、普通に付けています。

 

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 …いや、なんで付けるの嫌がらないの??

こっちがお聞きしたい…。

 

 息子のマスク嫌い・その原因

 

我が家の息子は花粉、ハウスダスト、ダニのアレルギー性鼻炎です。

特に花粉は本当に様々な種類に反応し、スギ・ヒノキのみならずヨモギ、イネ科全般(田んぼの稲もね!)、タンポポ、ユリ、ひまわり、サザンカ…。

もう一年中何かの植物に反応しています。

 

しかもかなり重度。なので薬を飲んでも鼻水は完全には抑えられず、ティッシュを財布が泣きたくなるほどの量、使用します。

 

眼鏡をかけた男の子のアイコン





しょっちゅう鼻をかむから、保湿ティッシュじゃないと鼻の下が痛くなるんだ。

その保湿ティッシュも2日で1箱使っちゃうよ!

 

そのため、マスクをしていると鼻水でマスクがびちょびちょになり、気持ち悪くて嫌!なのだそう。

 

まあ、気持ちは分からなくもない…。

鼻をかもう、と思ってティッシュに手を伸ばしている間にだらだらー、って落ちてくるくらい、彼の鼻水が落下する速度は速いですから。

  

学校ではマスクをしながら喋らなければならないので、(喋る時にわずかに飛ぶ唾液で)マスクが臭くなることも嫌な要因。

 

外国の学校での廊下で向かい合わせに立つマスクをした男の子と女の子

 

あとは「ゴム」ですね。

通常なら何も装着しない「顔」にマスクのゴムが登校から下校時までずーっと装着されているわけです。

耳が引っ張られる感じがとても痛い!のではないけれど「痛い気がする」と。

 

理由は十二分に分かるだけに切ないです。

私も長時間するマスクの匂いや、耳が引っ張られる感がするゴムは嫌いです。

 

苦笑いの女性のアイコン





マスク、私も嫌い…。

 

でもそうは言ってられなくなりました。世界中が緊急事態です。

かんしゃく起こすから…と息子だけマスクをしないわけにはいきません。

 

しかし、こうやって苦悩していた時期は手元にあるマスクはわずかだったので、何日も再利用しなければならないし、本当に頭を悩ませました。

布マスクは使い捨てマスクより厚くて嫌だ!というしね…。

 

「大人用マスク」が問題解決!

 

さて、いよいよ緊急事態宣言が発令され、ほんのちょっとの場所でもマスクをしなければならない状況になった頃、パパが会社から支給されたと言って大人用マスクを持ち帰ってきました。

 

水色の不繊維マスクと体温計

 

淡い色がついていたマスクだったため(この頃はまだ白いマスクしか市場に出ていませんでした)、息子はめずらしがってつけたい!と早速つけてみます。すると…。

 

「痛くない!これ、苦しくない!」

 

大人用、それも男性用の大きめサイズだからでしょう。

ゴムも「伸びて耳にフィット」しているのではなく、「ちょこんとかかっている状態」。マスク自体もやたらゆったり感満載です。

 

困った顔の女性のアイコン







いや…、でもめっちゃオーバーサイズなんですけど…。それってマスクとしての効果を果たしているの…?

 

それを見ていたパパ。

「いやでも鼻のゴムの所こうやってさ(鼻にフィットさせる)、プリーツで顎の下包むようにして…。んん?いけるんじゃない??…おおー、外科医みたいだな!世界に誇る名医だ!」

 

「名医」のおだてに有頂天になった息子。「これだったらやるよ!」と高らかに宣言をしました。

 

…まあオーバーサイズでも、こんな事態の中、マスクをつけないで通すよりは「とりあえず」いいかな…。

毎日毎瞬かんしゃく起こされることを考えればね…。

 

アロマオイルで臭いを緩和

 

そんなわけで大人用のオーバーサイズのマスクならやるようになった息子。

使ったマスクは臭い対策として、アロマオイルを使用してみました。

 

マスクは鼻に直接かかるので、アロマオイルはリボンに1滴含ませてフックに結び、少しマスクと距離を置いてかけます。

 

白いドアにかけられた不繊維のマスクと青いリボン

外出するときに忘れいよう玄関ドアに設置。

リボンはマスクに直接触れないので、うっすらとしか香りません。

 

唾液の臭いって強すぎてとれることはないのですが、アロマの香りで少しは中和されるようです。

 

その後「マスク交換シート」が手に入ったので、これも活躍。

ハンカチでも作ってみました。

 

白い背景にガーゼハンカチで作ったマスクと不繊維のマスク交換シート

ハンカチは裏がガーゼになっているので、肌当たりは気持ちいいようです。フィットしないのが難点ですが、授業中とか動かない状態の時はこれに付け替えたりもするようです。

 

残った「キッズサイズ」マスクの活用法

 

そして残ったキッズサイズのマスクは、私が使用…。( ̄▽ ̄)

 

大人にはゴムも短くて耳が痛くなるので、付け外しできる金具がついたブレスレットをゴムに通して使用しています。(でも意外に鼻・顎まで届く大きさでした。横幅が短いだけなのかな??)

片耳にゴムをかけたら、後ろでブレスレットをもう片方のゴムに通して、後頭部で金具をぱちん、と付けます。

  

黄緑の背景に不繊維のマスクと透明な水晶のブレスレット

これは透明な水晶のブレスレットですが、

カラフルなビーズやパワーストーンでも素敵ですね!

 

市販されているマスクアクセサリーみたいに美しくはないですが、ちょっとした髪飾りみたいで意外に可愛いですよ。

 

 

後ろの髪をちょっとだけ取って、ブレスレットの金具の部分を隠すようにするといい感じです。

 

まとめ

 

そんなわけでマスク嫌いな息子は何とかこの方法で登校しています。

布で作ったマスクなど(仕方なく)数点を常時持参して交換していますが、大人用オーバーサイズのマスクが一番ゆったりとしていていいようです。

 

「マスクしたくない」ってお子さんはあまり聞かないけど、世の中には絶対いるよ!と思ったので、ちょっと書いてみました。

 

苦笑いの女性のアイコン





いやあ発達障害児の育児って、ちっちゃなところが全部大変!

 

毎日毎日、試行錯誤の日々です。

 

定型発達の子には全く!(ホントにね…)意味のない小さな小さな情報ですが、こうやってちっちゃなことでも情報をみんなで共有して、ひとつでも笑顔が増えてくれたらいいな。

毎日そう願いつつ、今日も発達障害息子と共に、頑張ります!(*^-^*)

 

追記

 

マスク生活一年間を過ごしたら少し成長してきたのか、息子は布マスクも平気になってきました。

買ってみては「これ嫌だ」と却下されていく商品のうち、見事息子から「合格!」の声を勝ち取ったのは、ユニクロのエアリズムマスク。

 

www.uniqlo.com

 

3枚組で990円。躊躇しないで買える値段設定ですね。

息子は黒のカラーを愛用しています。

 

再び穏やかな世界が戻ってきますようにと願ってやみません。

 

 最後までお読みいただいてありがとうございました。

 

coco-disorder.com

 

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