こんにちは。ココです。
注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ。
春休みに入りましたね!コロナ対策で室内遊び場が制限されたまま、花粉症で外遊びもあまりできない長期休暇。
今回はそんな制限の多い「春休みの過ごし方」の息子的計画をご紹介します。
コロナ規制が健在で遊べない
世の中だいぶコロナによる自粛が緩和されたように感じますが、こと休日の予定を立てるとなると、やっぱり元のようには遊べなくなってきたな…とまだまだ感じる今日この頃です。
時々汗ばむほどの陽気を感じると思えば、雨が降ったりして外で過ごす気分をくじかれてしまう春の三寒四温。
以前はこんな時よく室内遊び場を利用していましたが、コロナの影響でほとんど利用できなくなってしまいましたね。
息子はショッピングセンター内のちっちゃな子どもの遊び場なんかでも、小さい子の相手をしたりしてそれなりに遊べていたのですが。
一人っ子なので、お兄ちゃん!と慕われるのが非常に嬉しいようです。
小さい子相手だと劣等感を感じることがないので、とても柔和な顔をして相手をしてあげていますね。
それに小さい子のママにも「遊んでくれてありがとう!お兄ちゃんがいてくれたから楽しく遊べたよ」って喜んでもらえるんだ!
人の役に立ったんだ!って思うと、単純に嬉しいよね!
最近はそんなちょっとした遊び場も閉鎖されたままですね。
大きな室内遊び場だと人数制限が以前の3分の1になった上、終日予約でいっぱいだったりします。
外遊びもちょっと難あり
しかし「予約の要らない」(笑)公園も、この季節は息子の花粉症状が強く出るため、短時間しか利用できません。
2週間程度の休みの割にはどっさりと課題が渡された息子。4月からは最高学年だからなのでしょうか。今の小学生って、本当に宿題が多いですね…。
習い事もあるし、緊急ではないから春休みに行こう、と思っていた皮膚科やアレルギー科の病院にも行きたい。
そんなわけで今回の春休みは用事をこなすことをメインに過ごすことになりました。
春休みのゲーム時間は延長する?
普段息子は休日のみ1時間だけゲームをすることが許されています。
僕の最近のお気に入りは、ニンテンドーswitchのマインクラフトだよ!
高学年で下校時間も遅いので、習い事や宿題が終わると時間があまりないことから、平日はゲームができません。
そのため毎日ゲームが出来る春休みはとても嬉しいようです。
switchは1時間すると自動的に電源が切れるように設定してあるので、その後はいつものように読書を楽しむ息子です。
任天堂switchでゲームのプレイ時間を設定するやり方はこちら!
春休みなんだから、ゲームの時間を1時間じゃなくて2時間とかに延ばしてあげてもいいかな…ともちょっと思ったのですが、主人曰く、
「一度2時間にすると、春休みが終わっても2時間が当然になってかんしゃくの原因になるよ。1時間なら1時間。変動させないで貫いた方が本人も混乱しないよ」
とのこと。
うーん…まあ確かにそうですね。
春休みは2時間、学校が始まったら1時間。じゃあ祝日は?ゴールデンウイークは?となるし、変動制の約束事は守り続ける意思も揺らぎやすいです。
たくさんの条件を状況に合わせて取捨選択することが苦手な発達障害の子どもたちにとっては、一貫して「1時間!」の方が頭の中が混乱しないので、本人の精神的にも結局はラクなんですね。
家庭科実習でお小遣い!
長期休暇ですから、いくら読書の好きな息子でもさすがに毎日5冊以上読んでいると、時々飽きてきます。
そこで考えた時間の使い方は「家庭科実習でお小遣いを稼ごう!」。
息子のお小遣いはお手伝いをすると貰える報酬制なのですが、長期休暇だし6年生になることだし。
ここはお手伝いのレベルを上げてみようか?と息子と二人で話し合いました。
息子の普段のお手伝いは、ゴミ捨て、ペットボトルの処理(潰して指定された場所へ持って行き、在庫をキッチンに補充する)、お風呂掃除(浴槽のみ)、洗濯物の取り込みなど。各々10円の報酬です。
発達障害児は、なかなか生活スキルが身に付きません。
息子も11歳になったのに、未だに机を片付ける、洋服を畳む、忘れ物をチェックしてランドセルの中身を揃えるなどができません。
歯ブラシを持たせればくわえたままで歯を磨くことなく、いきなりうがい。
顔を洗えば腕をまくらないので、洋服がさっき着替えたのにびちゃびちゃ…。
鼻をかめば使用済みティッシュはテーブルにおいたまま。飲み薬の粉は、ぱふぁー…っと床に粉砂糖かけたみたいに落ちています。
この調子でいくと、最低限の家事スキルは18歳になってもおそらく身につかないでしょう。
発達障害の人の場合ライフスキルが身につく年齢差は激しくて、死ぬまで結局身につかない場合もある、という覚悟はしておいた方がいいですね、とお医者さんに言われたことがありますね。
そうかあ。
じゃあ「家庭科の実習」兼「家事スキルを長期スパン(10年目標!)で身につける」を目標に「お小遣い稼ぎ」を頑張りますかっ!
挑戦した家事スキルは?
いきなりあれもこれもは混乱してしまうので、まずは療育機関でやっている「食事後に自分の使った食器を洗って」「拭いて食器棚にしまう」から。2つ出来て20円です。
そして今回覚える家事スキルで白羽の矢が立ったものは「トイレ掃除」。
便器を洗剤で洗い、端切れとアルコールで便器と床、ペーパーホルダーや照明のスイッチまで拭く。
学校でもトイレ掃除はやっているので敷居は高くないのでは?と思い、「全部できて50円」で交渉したところ
やるっ!うわ、50円?!他のお手伝いも毎日やれば…え、春休みで2000円以上いけるねっ!
と早速タヌキの皮算用をしていました…。
彼の目標は1800円。マインクラフトの攻略本をゲットしたいようです。張り切ってますよ。
まとめ
一度にたくさんの仕事は覚えられないので、まずはトイレ掃除の手順を覚えてもらえばいいかな、と思って提案してみました。
掃除って、ある程度手順が決まっていてそれを繰り返していると、考えなくても身体が動いて短時間でできるようになるんですよね。
春休みが終わって一時やらなくなっても手順の経験があれば、いざ自分でやらなければいけなくなった時、それほどストレスを感じることなく出来るようになっているでしょう。
息子は料理が好きなので、調理実習としてドーナツを揚げたり味噌汁を作らせたりもしています。
長くて短い春休み。毎日何させたらいい?!というときに。「長期スパンで家事を覚えさせる」こと、お試し下さい。
親は後始末で余計手間がかかりますけどね…。
これも「家庭内療育」と割り切って頑張っています!(笑)
最後までお読みいただいてありがとうございました。