
こんにちは。ココです。
注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ。
小学校高学年から中学校卒業までの5年間、支援級に在籍していた発達障害児息子も、この春から高校生になりました。
集中力の続かないADHD、さらにかんしゃく爆発頻度の高い自閉症スペクトラムで、書字困難なため書いて覚えることの難しい軽度学習障害のある息子。
そんな彼がどう対策をして合格までこぎつけたのかを、実例としてご紹介していく第4弾は、支援級在籍だった息子が決めた「受験校選択」の仕方のお話。
受験校の倍率は「水物」
普通級とは違って支援級在籍となると、どうしてもおざなりな指導になりがちな「高校受験」。
息子のように塾にも行かない、地元民でもない(転勤族です)場合は、高校に関する情報が圧倒的に足りません。
今はネット情報で検索することもできますが、情報は虚実取り混ぜたものが多いので、全面的に信用しない方がいいでしょうね。ネット上の偏差値もまた然り、です。
大手の塾数社で偏差値や倍率をアップしたりしていますが、実際は「その年度になってみないと」分からないもの。
息子の第一希望校の希望学科の倍率は「頑張れば何とかなるかも」という数値でしたが。1月末に蓋を開けてみたら、例年より何倍も高い倍率に…。
こればかりは「水物」。変わりやすく、ひと昔前とは違って予想がしにくい昨今の高校受験。
定型発達児のように勉学を強化していくだけ、というのが難しい発達障害児ですから、それ以外の角度での対処を考えていきましょう。

事前対策は大事!偏差値や学校名だけではなく、見学会などに行って雰囲気を見てくるのもいいですね。
受験教科と出題傾向の情報を集める
公立高校は基本的に5教科総合得点から合否を決めますが、学校によっては非公式ながら独自の合否判定をするところもあります。
例えば5教科の入学試験はあるけれども、ほぼ数学と英語のみで合否を決定する学校。
数学4、英語3、国社理は1ずつの割合で決める学校。
5教科全て最後の大問7、8だけを採点する学校。
当日学力試験は2割で、8割は内申点、という学校。
こんな採点方式は別に都市部だけではなく、地方の公立高校でも割と聞きますね。(今現在住んでいるところもありました。)
偏差値や都道府県の合格判定模試は5教科総合得点から算出するため、上記のような採点方法をされる学校を受験する場合は、偏差値などはほぼ当てにならないわけで…。

公立高校であっても、実はこういう合否判定らしいよ…みたいな情報は知っておくべきなんだね!
情報は地元の塾が一番ですが、地元勤務の長い学校の先生もよくご存知です。
公立中学校の場合、その地域外の学校勤務が多かった先生は新しい情報が少ないため、何人かの先生にお聞きするといいかもしれません。
支援級の先生方は受験情報に詳しくなかったりするので(進路指導にの必要が少ないから)、普通級担任の先生や学年主任・教頭先生でもいいかもしれませんね。
普通級在籍なら、強力な情報はママ友から。支援級在籍だと、これがほぼ望めないので苦労しますが…。
息子は支援級在籍・中学3年で転勤という、情報もママ友達もいない状態だったので大変でした。
そのため私は公立高校情報は中学校の先生から、私立高校・高専は合同説明会などに赴いて直接聞いてきました。

あの学校は医学部目指す子推し、この学校は大学受験のために外部から強力な塾講師を呼ぶから進学は結構いい、など、地元情報は美容院で美容師さんから、整骨院の先生から、病院の受付の女性から…などあちこちでお聞きしていました。
私立は出題方法によって受験先を決める
滑り止めとして私立高校を受験する予定だった息子。息子の場合は受験科目と出題方法で受験する高校を絞りました。
まずは「受験科目」。数学と英語2教科のみの受験校よりも、国数英3教科で受験する学校を選択。
息子は数学・英語はそれほどでもないので、割合いける国語が受験科目に入っているところを選びました。
次に「出題方法」。片方は英語のヒアリング問題はなく、英作文の記述式が多い学校。もう片方は長文読解が多い学校でした。
息子はヒアリングで点数を稼ぐタイプだったので、ヒアリング無しは却下。
英作文も単純ミスが多い(3人称単数を忘れる、過去形にするのを忘れるなど)ため、和訳問題の多い長文読解重視の学校に決定しました。
数学はどちらも同じような出題傾向だったので、ここでは英語の出題方式が息子の得意分野かどうか?で決めましたね。
公立は合否判定の内容で決める
公立高校は、5教科総合得点で合否判定をする普通高校を選択しました。
その高校は内申点が4割、ということでしたが(色々問題のある発達障害児なので、内申点は芳しくない…)、得意科目の理科・社会を武器に受験できるところを選択した、という感じです。
高専は息子の第一希望校だったので、受験内容を考えるまでもなく、近くの高専1択。とまあ、こんな感じで受験校を選択した息子でした。

受験生とは思えない受験勉強時間だったので(集中力が続かないので、長くは勉強できないため)、親の方がハラハラしていました。みんな受験生の親は、「自分が受験した時よりストレス満載だった!!」って思うんでしょうね(笑)。
まとめ
結果的には一番最初の受験だった私立は合格。次の受験だった第一志望校である高専が合格したことで公立高校の受験は辞退したため、公立高校受験結果は分からなかったのですが。
こんな風におおよその受験科目と出題傾向をリサーチして、支援学級から高校受験をしました。
普通級在籍で受験するご家庭においては、ごく当たり前の受験対策。
しかし毎日がジェットコースターな発達障害児を育てている親御さんは、そんな「ごく当たり前の」受験対策って、考える余裕すらないんですよ。
支援級在籍であっても、中学校卒業後進学する子は年々増えています。
ハードな毎日を送らざるを得ない発達障害・グレーゾーンのお子さんに、進学する希望があるのなら。「情報を集めて対策を練ってあげる」ことは、とても大きな手助けとなります。
支援級在籍であっても、どうか諦めないで。

学校一番の問題児だった僕だけど、今はあの頃大好きだった理科の実験を専攻する学科に進めたよ!
ちょっとずつしか勉強できなくても、コツコツ毎日やっていたら滑り込みセーフ!ってこともあるから、絶対諦めないでね!
僕からのアドバイスは「あきらめないこと」。発達障害だからって、あきらめちゃダメだよ!
これから進路を考えられる発達障害児の親御さん・本人にとって、この息子の実例がひとつのやり方として参考になれば幸いです。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
