発達障害だって、頑張るもん!

発達障害だって、頑張るもん!

注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子を持つママ・ココです。子どもを通して学んだ発達障害児への対応、工夫、その他色々な情報をたくさんの人と共有できたらいいな、と思っています。

 

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【疲れた脳をブラッシュアップ!】 「ぼーっとする時間」をつくる大切さを知ろう。

黄緑色の背景に自転車に乗る女性

 

こんにちは。ココです。

注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ

 

さて、今年最初の私の本職範囲・心理学のお話は「ぼーっとする」時間の大切さ。

 

● 「瞑想」や「ヨガ」なんて、結局続かない!そんなあなたでもできる「ぼーっとする」時間のススメ。発達障害児にも意識してぼーっとする時間を与えることは、特におすすめですよ!

 

 

瞑想って難しい!

 

「マインドフルネス」という言葉から特に人気が高まった「瞑想」。

あのApple社の創設者であるスティーブ・ジョブズが愛したことで知られる瞑想は、心身ともに様々な効果を与えてくれる行為ではありますが、やってみると実は「非常に難易度が高い」ものでもあります。

 

人間は煩悩の塊です。

まあ、それが「生きている」という証のようなものでもありますが(笑)、目を閉じて「1ミリたりとも何も考えずに」無心の境地になる、というのは本当に難しい。

 

眼鏡をかけた男の子のアイコン





やってみると分かるけど、「何も考えない、頭に思い浮かばせない」というのは、一般的な人なら10秒もできないんだ!ほんっとに難しい!

 

目をつぶればすぐに外から聞こえてくる音に反応し、「カラスだ」「救急車?」「外を歩いている人、うるさいな」「エアコンの音がする」なんて、「何かを」考えてしまいます。

 

他にも「今日は足元が寒いな」「あっつ…。エアコンの温度、1℃下げた方が良かったかな」「このソファー沈み込み過ぎだな。床で瞑想した方がいいかな?」「あー肩凝ってる。肩回したい~」なんて体感的なものも感じやすい。

 

そのあとは「今日は2時から会議だっけ」「ああ、来週から子供の長期休暇始まるんだった」「夕飯、今日はカレーにしようかな」

なんてつい思い浮かんで、いや、そんなこと考えちゃダメでしょ!瞑想してるんだってば!と思い出し、頭に浮かんでくるモノを払拭しようとするも、

「そもそも瞑想なんて続けられるのかな、私に」「なんの効果もないじゃん!もっとスッキリ!するもんじゃないの?」とまたまた煩悩が、もう次から次へと湧き出てくる…。

 

練習を重ねるごとにだんだんできるようにはなってくるのですが、私たちは僧侶ではありませんから、常に雑事に追われ、感情の渦に巻かれ、お腹も空くしやりたいこともたくさんあるし…。

ホント、難易度が高いのです、「一般人の瞑想」って(笑)。

 

瞑想する母と子ども

「ママ、何やってるの?」「メイソーやってるんだって。じっとしてるから色々イタズラできるよ!」「よしっ、やろう!私こっちくすぐってみるね!」「私はこっちっ!笑わせた方が勝ちね!」

 

ぼーっとする、ことならできる!

 

そんな「煩悩120%!」な私達にも頑張らずにできること。

それは「ぼーっとする」こと。

 

別に何か考えてもいいんです。

空を見上げて「あー、雲の流れがゆったりしてるなあ。気持ちいい青空だなー」なんてしばらく雲を目で追ってみる。

 

ベンチに座って「足疲れたなー。靴、ちょっとだけ脱いじゃおうかな」と靴から足を引き抜いてぼんやり自分の足元を眺める。

 

布団に入ってしばしあったかさを味わう。お風呂で深くゆっくりと息を吐く。

ペットを撫で撫でしながら可愛いなあ…なんて純粋に生き物の小さな命を愛でながらぼーっとする。

 

そんなちょっとした時間にぼーっとすることは、時間の無駄ではなく、実は多忙な現代を生きる私達には「重要な時間」であり、「リセット効果の高いサプリメント」になるのです。

 

ぼーっとする「効果」

 

情報社会で生きている私達の脳は、知らず知らずのうちに「情報疲労」を起こしています。

新しい知識を習得した後や考えの整理をするためには、脳に「いったん休息する」時間を与えることが必要。

 

情報の取り込みをちょっとお休みしてぼーっとすることで、脳は休息状態になります。

そうすることで神経細胞の活動パターンが再生・再構築され、新しく取り込んだ情報を整理・記憶し直します。

 

学力を定着させたい学齢期の子どもにとっても、これは重要な時間。

日々膨大な感情や情報にぐるんぐるん振り回されている発達障害児なら、なおさら必要な時間です。

 

瞑想する父と息子

脳に「余白」があると、かんしゃくや暴言だって減っていきます。イライラしてばかりの大人でも同じ。

ぼーっとすることで、空気中に負の感情が少しだけ蒸発していくのがわかります。

 

発達障害児には特に必要な時間

 

ぼーっとすることで脳は安定し、ストレスも軽減されます。

逆に、常に脳を酷使した時間を過ごしていると、注意力や記憶力が低下することが知られています。

 

これから受験を控えている子どもや、ADHD、自閉症スペクトラム等脳機能の発達が遅れがちな発達障害の子たちにとって、ぼーっとする時間は勉強する時間と共に「必要な時間」です。

 

発達障害の子ども達が時々ぼーっとしているところを見かけますが、それは彼らの脳が「疲れたなー。休んでいい?」というサインを送っているから。

 

そんなときは少し放っておいてあげてくださいね。

その時間に彼らのヒートアップした脳が中身を整理しています。

 

これは覚えるべきもの。これは必要のない記憶。

さっきの場所は「安全」。お昼に食べたものは「美味しかった。また食べてみたいと思う食品」。

 

そうやって無意識下で、彼らの脳は懸命に情報処理をしています。

発達障害の子が「緩やかに発達段階の階段を上ろうとする」のも、こういった時間。

是非日常に「ぼーっとする時間」を取り入れてあげてください。

 

眼鏡をかけた女性のアイコン





ただし「何もせずにいること」が条件。

疲れたからゲームをちょっとだけ。というのはぼーっとすることとは違います。

それらは逆に脳を「酷使している時間」となるので、注意しましょうね。

 

脳の老化防止にも

 

ぼーっとしている時間、脳は健気に働いています。

この時間があることで、私たちは疲れて途切れ途切れになった集中力や的確な判断力をリブートさせ、記憶力や想像力を低下させずにいることができます。

 

老化した脳は冷静な判断力を失い、忘れっぽくなり、人の話を最後まで聞く集中力を保てません。

脳の老化を防止するためにも、是非意識してぼーっとする時間を持ってみましょう。

 

うさぎのアイコン





隙間時間にスマホを見てしまう人は、「この時間も私は脳を酷使しているんだ」と認識することが、脳の老化を防ぐ第一歩かもしれないね!

 

まとめ

 

今日は「ぼーっとする時間」の大切さ、というお話をお伝えしました。

 

私たちはぼーっとしていることに、つい「時間を無駄にしてしまった!」という罪の意識を感じてしまいがちです。

でも実はそうではなく、ぼーっとする時間は脳にとって「とっても嬉しい時間」なのだということを知っておいてほしいな、と思います。

 

情報過多の時代を生きる私達に必要な栄養素でもある「ぼーっとする時間」。

今年は意識して、生活に取り込んでみてくださいね。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

*** お知らせ ***

 

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