こんにちは。ココです。
注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ。
今お付き合いしている女性が「結婚しても、片頭痛持ちだから家事とかできない日があるかも…」って言うけど、片頭痛って実際はどう辛いの?
そんなお仕事仲間の素朴な疑問を投げかけられた私。
今日は私も結構な頻度でなってしまう「片頭痛」の詳しい特徴のお話を。
片頭痛の特徴とは?
「片側が痛む」ということだけで「私は片頭痛だ」という方も意外と多い、解釈の間違いがある片頭痛。しかしよくよく見てみると「実は違ってた…」ということも。
CTスキャンやMRIなどの画像検査や血液検査の数値では捉えることはできず、それなのに日常や仕事に支障をきたし、尚且つ毎月繰り返される痛みに振り回されている方が多い、つら~いもの。それが片頭痛です。
それでは、ここで片頭痛の主な特徴を洗い出してみましょう。
1. 発作性の頭痛である
2. 脈拍に合わせるような痛みがある
3. 痛みに左右差がある
4. 吐き気や嘔吐を伴うことがある
5. 頭痛時は刺激に敏感に反応する
6. 頭痛発作の前に前ぶれがあることがある
7. 血管拡張条件で誘発されやすい
8. 遺伝的傾向がある
9. 若年時に発症
どうでしょうか?
「こんなに特徴があるの?!じゃあ私の頭痛って、片頭痛ではない??」
そう感じたら、以下の詳しい特徴をチェックしてみましょう。
同僚やパートナー、お友達も片頭痛っていうけど…、なんて方、是非ご一読を。
1.発作性の頭痛である
個人差はあるものの、ひとつの特徴としては「発作性の頭痛」であることです。
発作の頻度は年に数回から月に2、3回、週に4回など様々ですが、痛みのある日とない日がハッキリ区別されます。
本当に何かの「発作」みたいですね。
私自身は季節によっても変わりますが、平均すると月7回、そのうち2回ほどは2日~1週間痛み続ける片頭痛があります。このときはもう薬は効きません。数日間我慢するのみ…。
残り5回ほどは薬で落ち着くことができています。
2.脈拍に合わせるような痛みがある
片頭痛は頭部の動脈が広がることで発生するために、頭痛の出始めは脈拍に合わせてズキンズキンと痛みます。
痛みのピークが過ぎてしまうと、だんだんはっきりしなくなってくるのも特徴。
血管の拡張が強すぎる場合などは脈動感がハッキリしないこともあるそうですが、私もそんな感じではっきりとは感じられません。
ずーっとぐわわあ~ん、ぐわわあ~んって感じに終日痛みが続きますね。
片頭痛は女性が圧倒的に多いのですが、男性で片頭痛に悩む方もいらっしゃいます。
3.痛みに左右差がある
右側ばかり痛む、という人もいれば、いつもは右だけどたまに左も痛む、両方とも痛いけど左右差がある、という場合が多いそうです。
私は片側だけだったり、両方痛んだり、その時によって色々ですが、言われてみると確かに左右の痛みの強弱は違います。
4.吐き気や嘔吐を伴うことがある
吐き気や嘔吐を伴う症状は、日本人などアジア系の場合は強く現れる人が少ないそうです。
私も毎回、というわけではありませんが、ひどい時は1週間も嘔吐し続けます。
母も曾祖母も片頭痛持ちでしたが、彼女らは私のように嘔吐はなかったようですね。
その原因は、片頭痛の発作中に胃腸のぜん動運動に乱れが出ること。胃腸の弱い人も多いのはそのせいかもしれませんね。
5.頭痛時は刺激に敏感に反応する
普段は全然平気でも、頭痛時は音・光・臭い・温度などの刺激に敏感に反応するようになる人も多いです。
また、頭痛がしていない時でも、このような刺激があることで頭痛が誘発されることも。
これは欧米人に多く、日本人には少ない、と言われているようですが、私は誘発されやすいです。
コンサート会場や映画など大ボリュームの音、強い光が点滅を繰り返すイベント会場、煙草や強い香水の臭い、サウナなど高温高多湿空間などがそう。
痛くなかった頭が痛くなっちゃうので、こんな刺激には極力近づかないように気を付けています。
6.頭痛発作の前に前ぶれがあることがある
片頭痛が起きる前に、何らかの前ぶれ症状が現れることがあります。
前ぶれ症状は人によって様々で、生あくびが出たり、首筋が張ってくるような感覚があったり、チカチカした光が見えたりする「閃輝暗点(せんきあんてん)」があったりします。もちろん、前ぶれ症状がない人も。
ママは片頭痛の前に何度も何度も生あくびをしていることがあるよ。全然前ぶれ症状がなかったのに、だんだん痛み出したりすることもあるみたい。
7.血管拡張条件で誘発されやすい
頭部の血管を拡張させるような条件とは、飲酒、発熱、酷暑、休日(緊張からの解放)、月経時、入浴などがありますね。
チョコレートや赤ワインなども片頭痛を誘発する飲食物の筆頭に挙げられます。
私はチョコレートが大好きなので、たくさん食べないように、美味しいものを少量食べるようにしています。
大好きなモノは発達障害児息子を育児している毎日の「ココロの栄養」ですからね(笑)!
8.遺伝的傾向がある
遺伝的な傾向も多い、ということは昔から言われていますが、その通り。
祖母と孫には片頭痛があるのに母親にはその症状がない、という隔世遺伝みたいな場合もあります。
私の曾祖母と母は片頭痛持ちででしたが、真ん中である祖母には頭痛がありませんでした。これも隔世遺伝ですね。
母親が片頭痛持ちであると、約半数の割合で子どもも片頭痛持ちとなるようですが、父親が片頭痛持ちである場合は、子どもに遺伝する確率は20%程度だそうです。
9.若年時に発症
発症年齢は10代後半から20代で始まるのが特徴です。
子どもの時に発症する人もいくらかいるようですが、若い時は頭痛がなかったのに30代後半から片頭痛が始まった、ということはありません。
若年時からの頭痛がない場合は、片頭痛ではない、と考えてよいようです。
ママは小学校高学年頃から頭痛薬を飲み始めていたんだって。ちょっと早い発症だったね。
まとめ
いかがでしたか?こうしてみると結構色々な特徴があるんですね。
ちなみに妊娠・授乳中には80%の人は片頭痛が軽くなったり、頻度が少なったりするようです。
私は全然ダメでしたが(残り20%か…。ちっ…!(笑))。
今日は周りを見渡すと1人2人は必ずいそうな(笑)「片頭痛」について、その特徴をお伝えしました。
次回はそんな辛い片頭痛をねじ伏せながら仕事や育児に奮闘する方が陥りやすい、「薬物乱用頭痛」についてお伝えしたいと思います。
このトピックは「頭痛の名医」でテレビや雑誌でも大活躍の寺本 純さんの著書を元にしています。詳しく知りたい!という方は是非書籍で。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。