発達障害だって、頑張るもん!

発達障害だって、頑張るもん!

注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子を持つママ・ココです。子どもを通して学んだ発達障害児への対応、工夫、その他色々な情報をたくさんの人と共有できたらいいな、と思っています。

 

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【小さな小さな断捨離】 10円断捨離。どうですか?

黄緑色の背景に仲の良い親子

 

こんにちは。ココです。

注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ。

 

断捨離ブームはまだまだ続きますね。海外でもどんどん拡散していってるようです。両手に抱えたモノを手放すと、それだけで何だかスッキリ!

それが分かっているけどなかなかできない…。まだまだ断捨離途中の私がお楽しみも兼ねて始めた「10円断捨離」。ご紹介します。

 

● そもそも断捨離とは「ミニマリスト」を目指すものではないんですね。「必要ないもの」を削ぎ落してその人それぞれの「快適な生活を送れるようにするためのお片付け」。まずは「10円から」始めてみませんか?

 

 

モノを大量に抱えてしまうのは「育った環境」「今の心の状態」「発達障害」「災害経験」。様々な理由がある

 

「部屋の状態はその人の心の状態」。断捨離の番組などでよく耳にする言葉ですね。

これ、確かに一理はあるのですが。

 

実は「モノで溢れている部屋」にしてしまうのは「その人の心の中がごちゃごちゃしているから」だけではなく、片付いていない家庭で育ったという「環境」発達障害などの「モノを管理する能力が弱いという特性」災害や戦争でモノが手に入らず大変な思いをしたという「過去の経験」大切な人をなくして心に風穴が開いてしまったことからくる「喪失感を埋めるための無意識の行為」など、人によって様々な理由があるのです。

 

何でもかんでもどんどん捨てて、フローリングの床にテーブルと椅子のみ。服は5着を着回し。キッチンにある調理器具はキッチンばさみだけ。家電はエアコンとスマホの2つを駆使して乗り切る。厳冬時は部屋でダウンコートを着て頑張ろう!

 

そんなミニマリストに憧れて目指している人も多いでしょう。

中には家族の理解を得られず毎回バトルを繰り返しているうちにストレスから鬱病になってしまったり、何度言っても片付けられない発達障害の子どもを実家の両親に預けて自分だけで「働くミニマリスト」道を走り出したママもいます。

 

ミニマリストを目標にひたすら頑張るのも結構ですが、それが「どうしてもできない!」家族だっているんですね。そしてその理由はそれぞれ。

 

うさぎのアイコン







「断捨離を実践しているうちに、モノを捨てられない家族もそのうち捨てられるようになってきた」という「家族が影響を受けて」片付けに参加するようになることはよく聞きますが(実際我が家のパパもそうだったんだよ)、どうしても出来ない人もいるんだよ。そしてその根本的な原因が払拭されないと無理な場合もあるんだ。ということも心の片隅に覚えておいて欲しいな。

 

「環境」のパパ・「発達障害」の息子・「不安を埋めたい」私

 

我が家はいわゆる「汚部屋」ではありませんでしたが、とにかくモノが多い家でした。玄関には3人家族なのに常時10足ほど靴がひしめき、買い置き箱ティッシュは30箱。ミネラルウォーターはベッドの下に50本。

 

服が大好きなパパの靴下は50足。何でもかんでも落ちているものを拾ってくる息子の小石、松ぼっくり、何かの木片などのガラクタは玄関脇に段ボール3箱。

うさぎちゃん先生に日頃の息子の癇癪の癒しを求める私が買ってくる、うさぎのおやつやペレット・牧草・ケア製品はクローゼットの実に半分を占めていました。

 

モノが捨てられずモノで溢れている実家で育ったパパは、その「環境」から。

そもそも「モノの管理ができない」発達障害の息子はその「特性」から。

息子のことで常に不安や辛い気持ちを抱えていた私は「それらを埋めるために」。

 

「モノが多いな…」そう思いながらも大量のモノをまた段ボールに詰め、転勤・引っ越しを繰り返していました。

 

10円断捨離・始める

 

そんな私も「部屋をスッキリさせて視界をスッキリさせたら、息子も私もラクなんだろうな」そう思いながらたまに一念発起して断捨離を強行したりしていたのですが。

どうにもこうにもリバウンドします。

それはそうです。家族それぞれ、モノを溜めてしまう理由が違うのですから。

 

そこで、まずは母が読んでいた「1日に1つ捨てる」という主旨の本を読んで実践してみました。が、これもなかなか難しい。

私はかなりひどい偏頭痛持ちなので、頭痛がするときはもう捨てるものを考えることができないのです。息子のかんしゃくがひどい時もそう。

 

そこで「1つ捨てることができたら10円貯金する」のはどうかな?と思って始めてみました。

可愛くて捨てられなかった小さいジャムの空き瓶の中に、「穴が開いたパパの靴下を捨てたら10円」「とっておいた可愛い包装紙を1枚捨てたら10円」を入れていくのです。

 

ジャムの可愛い空き瓶

 

最初は捨てるモノのハードルをうんと下げて挑戦してみました。

 

波はあるものの、気分よくできる!

 

ハードルが低いとやる気スイッチをわざわざ入れなくても簡単。

学校からの溜まったプリント5枚で10円。ちょっと使いづらいヘアゴム1個で10円。そして2週間経った頃には空き瓶の中は14枚の10円玉でいっぱいになりました。

 

蓋が閉まらなくなったので10円玉10枚を100円硬貨に換金してジャム瓶に入れたら。何だか少し捨てるハードルが上がってきました。もう少し大きなもの(服や靴など)も捨てられるようになってきたのです。

 

モノを捨ててお金を貯める…。実際にはお財布からコインが空き瓶に移動しているだけなので儲かっているわけではないのですが、何だかコインがどんどんたまっていくと、単純に嬉しくなってきます。不思議ですね。

 

5個断捨離出来そうなものがあれば1日50円。頭痛が酷いときは0円の日もあります。そしてたまに売れそうなものをリサイクルショップに持って行った時は、売上金なんかも入れてみました。するとたかが「10円断捨離」でも、3ヶ月後には4000円に…。

 

息子も参戦!

 

そんな「10円断捨離」。がらくたをとにかく集めて保持したがる息子にも参加させてみました。

完全にサイズアウトした服でさえ絶対に捨てたがらない息子でしたが、「10円でママが買い取る」システムは喜んで参戦!

リサイクルショップに売れそうなものは、売れた金額の一部をバックしてあげるようにもしました。

 

考える女性のアイコン





子どものものは親が買ってあげているので、それを売った場合の売上金を子供に渡すのはどうかな…?と思い、売上金の金額の一部をバック、というかたちを取っています。

息子はコツコツためて、気に入ったゲームソフトを中古で買ったりしていますよ。

 

まとめ

 

人間ですから感情も体調も波があります。一気に片付けたい!と思っても家族がいれば自分のやりたいようにだけ突き進んでいくわけにはいきません。

それでも少しずつやりたいな…。

そう思ったら是非「10円断捨離」、試してみてください。

小さな空き瓶にたまっていく10円、それだけなのに何だかワクワクしてきますよ。

 

ちなみにたまった金額の一部を息子と二人で募金箱に入れてみました。

貯まったお金で新たなモノを買うよりも「誰かの役に立った」という気持ちになれた日は、予想以上に「幸せ」な気分を味わえましたよ。

 

本日も最後までお読みいただいてありがとうございました。

 

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