こんにちは。ココです。
注意欠陥多動性障害(ADHD)で自閉症スペクトラムな息子の行動と会話から何かのヒントを綴っていく当ブログへようこそ。
今日はコンサータから変更になった薬、「エビリファイ」のその後の様子です。刻々と変化する息子の様子に、どうしたらよいのか分からなくなっていた時期のお話。
異様な居眠りを繰り返す
さて前回記事にしたように、エビリファイを服用したあとの息子は相変わらず人形のようでした。しかも麻酔を打ったのか?というほど異様な居眠りを日中繰り返していました。
その眠気は半端ではありません。
両肩を激しく揺さぶっても、叩いても全く反応しません。1時間は寝たからもういいだろう、と思って「本屋に着いたよ!」と叫んでバシバシ背中を叩いても、瞼を指でこじ開けても、本当に無反応でした。
これにはさすがのパパもびっくりしていました。
なにせ「本屋」は、本好きの息子にとってはプチテーマパークのようなもの。
「今日は宿題を癇癪起こさずに出来たから、本屋に連れていってもいいよ?」と言うと「いゃったああー!!\(^o^)/」と小躍りするほど喜ぶ場所です。
今までどんなに遊び疲れて昼寝していても「本屋に着いた」というセリフで起きないことは、一度たりともなかったのに。
しかも、どことなく異質な寝顔なのです。
半目をむいて、口をぱかっ、と開けて、口端からよだれが垂れていて…。
自分の子供なのに痴呆の老人を見ているようでした。
「別人」のようだった息子
この様子があまりにも怖くて、ちょっと記憶が曖昧なのですが、エビリファイを2日ほど飲ませなかったような気がします。
気がつくと寝落ちしていたので食後飲ませられなかったんですね。それが2日続いてしまったんだと思います。
あえて起こして飲ませなかったのは、癇癪を起こして爆発している息子よりも、人形みたいにだらん、としている彼を見ているのが辛すぎたのかもしれません。
その時の息子は、まさに「別人」でした。
エビリファイ、減量へ
エビリファイを服用して一週間後、この様子をお医者さんに伝えました。
お医者さんは「そうかあ。体重的にも1㎎で良かったんだけど、強く効き過ぎたのかな。じゃあ量を減らしてみよう」
ということで、エビリファイを1㎎から0.5㎎へと減量することになりました。
ところが。人形のような不気味さも異様な眠気もなくなったものの。1週間に1度程度だった自傷行為が、なんと3日ごとになっていったのです。
まとめ
発達障害においてもその他の精神性の病気や身体の病気においても、「効果が見られる薬」と「その人には合わない薬」というものがあって、息子のように「合っているように感じたけど、やはりダメだった」と薬を変更して様子を見たり、薬そのものをやめようと決断したりすることもあるでしょう。
そのため、エビリファイの服用を考えておられる方、知識として知っておきたい方の参考のひとつとして、これから数回に渡ってエビリファイを服用した時の息子の様子をお伝えしていこうと思っています。
僕の経験が誰かの参考になってくれたら、その時大変だった記憶も報われるよ!
うん。「誰かの役に立っているかも」って思うと、何だか嬉しくなってくるよね。
発達障害における薬の服用に際しては非難されることが非常に多いため、なかなか口コミが書けない分野でもあります。でも、悩んでいる誰かの参考になってくれたらいいな。そう思って記事にしてみました。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。